あさが来た 131話 忠興が女子大に土地提供

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2016年3月4日(金)放送
第22週 第131話 「」

『あさが来た』第22週 第131話 「自慢の娘」あらすじと見どころ解説

忠興は、はつと新次郎を自室に呼ぶとはつに詫びました。維新で窮地に陥った山王寺屋を救うことが出来ず苦労をかけてしまったことを。しかし、はつは忠興に言いました。自分は山王寺屋に嫁いで幸せになることが出来た。悔やむことなど全くないと。

一方忠興は、学問をしたがっていたあさの芽を摘んでしまったこと悔やんでいると新次郎に告げました。自分は父・忠政のようにあさの才能を見抜くことが出来なかったと。そして、あさの才能を見抜き伸ばしてくれた新次郎に心からの礼を述べました。

その日の夕方、大隈邸から戻ったあさを忠興が自室に呼び告げました。今井家の目白の別荘の土地を女子大学校に寄付させて欲しい。これは自慢の娘の才能を見抜くことが出来ず、その芽を摘んでしまったことへの償いなのだと。

今井家の土地を受け取って欲しい。そして、学問することを望む女性が心ゆくまで学ぶことが出来る日本一の女子大学校を作ってもらいたい。父・忠興の言葉を胸に大阪に帰って来たあさは、女子大学校設立に向けて決意を新たにするのでした。

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はつを山王寺屋に嫁がせたことを、山王寺屋が倒産した頃より忠興はずっと悔やみ続けていました。

この度、やっとそのことをはつに詫びる機会を得た忠興でしたが、はつの答えは忠興には意外なものでした。

『あさが来た』第22週 第131話 「自慢の娘」
 事前発表あらすじのレビューと解説

山王寺屋に嫁いだことを自分はまったく後悔していない。

はつはきっと清々しい表情を見せながらそのことを忠興に告げるのでしょう。

誠心から出た嘘偽りのないはつの言葉に、忠興はやっと救われるのかも知れません。

一方で、新次郎には心からの感謝を伝え、今井家の土地をあさの夢に提供。

あたかも人生の総決算をするかのような今回の忠興の言動の数々。忠興の最期も近いのでしょうか。

実際の時間では半年ほど前のことにも関わらず、忠興が「こらっ!あさっ!」と威勢の良い怒鳴り声を張り上げていた頃が遠い昔のことのように感じられるから不思議です。

『あさが来た』第22週 第131話 「自慢の娘」
 朝ドラ観賞後の感想

忠興お父はんが維新後に読み違えて失敗したこと

正吉さんがサトシ=松造の父が営んでいた両替屋を救えなかったことを生涯悔やんでいたように、忠興お父はんもまた山王寺屋をを救えなかったこと。そしてその山王寺屋に大事な娘を嫁がせてしまったことを悔やみ続けていたようです。

そして、正吉さんが亡くなる直前にサトシ=松造との再会を果たし謝罪の言葉を口に出来たことで、この世に思い残すことなく亡くなりました。(千代ちゃんの成長した姿を見ることが出来なかったことが心残りだったとは思いますが)

忠興お父はんもまた、はつちゃんの言葉や明るい養之助くんの姿を見て心の重荷を一つ降ろせたに違いない。

ところで、上に記したはつちゃんに関する後悔をほのめかす忠興お父はんの言動は、山王寺屋の倒産直後のタイミングからこれまで幾度か描かれてきたかと思います。

しかし、あさちゃんに関する後悔は意外なものでした。

オナゴということにこだわらず学問させてやればもっと偉い女になったかも知れない。親父(忠政おじいちゃん)の様に才能を見抜けなかった。芽を摘んでしまった。

そこまで深く思い詰めていたとは。

その後悔の念も、ようやく浄化することが出来ました。「自慢の娘」とあさちゃんに対する最大級の愛情表現をすることも出来ました。

忠興お父はん、これで思い残すことはすべて清算されたのでしょうか。清算がついて澄み切った心持になった忠興お父はんを祝福したい反面、清算されたという事実は悲しい別れのフラグでもあります。

よのさんではないですが、寂しくなります。

梨江お母はんの最期

菊さんも、なかなか受け入れることが出来ずにいた自分の半生を最期にやっと受け入れるだけでなく心から感謝し、浄化された心が亡くなりました。

ところで、忠興お父はん同様に梨江お母はんにとっても幼いあさちゃんの芽を摘んでしまったことが悔やまれていたのかも知れません。

思い返せば山王寺屋の倒産直後に、梨江お母はんも同じような言葉を口にしていたような気がしています。

維新直後の加野屋と山王寺屋の明暗を目にした梨江お母ちゃんが以下のような意味のことを言いました。嫁として家を守るのに、時にはあさのような生き方が必要だと。

しかし悔やむというのは、あさちゃんを「自慢の娘」と思う心の裏返し。

生涯を連れ添った夫とともに「自慢の娘」という思いを共有し、芽を摘んでしまったことへの償いも亡くなる直前に夫と話し合うことが出来ました。

梨江お母はんの最期が描かれなかったことが前回は残念に思いました。しかし梨江お母はんの最期の場面を劇中から省略することで、かえって梨江お母はんの気持ちが伝わってきたような気がします。

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14 Responses to “あさが来た 131話 忠興が女子大に土地提供”

  1. こはる より:

    登場人物のすべてが丁寧にえがかれるなか、ひとりだけ気になる人がいます。正吉さんとよのさんの、できのいい、夭逝された長男さん。
    誰かが語ってくれるでしょうか。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      そういえば、新次郎さんが涙ながらにあれほど大絶賛していたお兄ちゃんに関わらず・・・ですね。

      • こはる より:

        千代ちゃんのお相手に対して、よのさんが、
        はよういってしまったあの子の再来のようやなあ、なあ、おとうちゃん

        とひとこと、を期待。

        • 朝蔵(あさぞう) より:

          コメントありがとうございます。
          いいですね!そのひとこと。
          劇中で一番需要な家の長男でありながら、一番扱いが手薄でしたからね。

  2. よるは去った より:

    忠興父ちゃんの「ええ娘やったでえ。」以降のセリフ。呑みながら録画を見ながら一言一言、がらにもなく泣き上戸になりながら堪能させていただきました。大学設立の為の土地提供。何て素晴らしい父から娘への贈り物なんでしょう。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      本当にお父はんには泣かされました。そして「ええ娘」「自慢の娘」に続いて、おなじみの「こら!あさ!」にまで泣かされるとは思いもよりませんでした。

  3. tonton より:

    おそらく今日の弱々しい「こら~あさ~」が最後のこらあさに
    なるかと思うと寂しくなりました(涙)。
    そして大阪に戻ってきた途端、よのさんまで気が弱くなり
    やな予感。

    もうすぐステラ予告にアップされると思いますが24週サブタイが
    「おばあちゃんの大仕事」
    忠興に加えて、よのさんも退場だそうです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      よのさんも退場ですか!寂しくなります。

  4. えびすこ より:

    あさの親世代の人たちがかなりの高齢になっているのを実感する22週目です。忠興以外の人たちは年の割に白髪が目立たないのが少し気にはなりますが…。
    あさが初めて東京へ来た時に会った福沢諭吉も22週目の年月で見るとあと数年でこの世を去るんですね。武田さんはもう1回番組に出ますかね?

    ところであさが来たは明日でついにクランクアップのようです。
    そうなると来週にも今秋からの「べっぴんさん」のヒロイン発表が。
    そういえば、波瑠さんがあさが来たのヒロインに決まったのは、マッサンのクランクアップ後でしたっけ?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      福沢諭吉の再登板、是非ともお願いしたいところですね。あさちゃんは今のところ、牛鍋屋で遭遇したあの御仁が誰かをわかっていないので、正体が判明する形で・・・

      ところで、波瑠さんのヒロイン発表は『マッサン』クランクアップ後。3月の中旬頃のタイミングでした。『べっぴんさん』ヒロイン、そろそろ発表かもですね。

  5. カッチ より:

    千代のあさに対する態度が変わってきましたね。大隈邸にもついていくし、そこでのあさに対する目が優しくなってきてましたね。でも、いつも口をとがらしてた千代ちゃんも好きですけど。今井のお父さん、ずいぶん弱りましたね。あさの能力を見抜けなかったと後悔してましたね。でも、新次郎に助けられましたね。ところで、ふゆがまた出てくるのは昨日ヤフーニュースで見ました。こんどは娘役なので、どんな演技をしてくれるか楽しみです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      お母ちゃんへの屈折した思いがなくなるほどに千代ちゃん本来の優しさが出てきて、最近は千代ちゃんを見ているのが楽しくて仕方ありません。千代ちゃんはこれから女学校卒業、そして縁談などが描かれますが、彼女のエピソードが楽しみになってきましたね。

  6. atsu より:

    涙腺決壊!昨日はつくばいに赤い花が落ちて梨絵の死を告げられたときも、あの洋装の格好良かった忠興の病みやつれた様子にもこらえていたのですが、今日の「お母はんと相談して今井の別荘をあさの大学校に寄付することに決めた」という忠興のセリフで、どうしようもなくなりました。老いて共に病床にある忠興と梨絵にとって、あさを話題にすることがどんなに楽しいことだったか。小さい頃のことや嫁入り後の思い出話、加野屋の発展。そして、学問好きだったあさが大学校をつくるのを応援しようと話しあう。菊にせよ忠興にせよ、自分のしてきたことは無駄ではなかった、自分の残したものを引き継いでくれる人がいると確認できたというのは幸せですよね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > お母はんと相談して今井の別荘を・・・

      同じく僕もここで決壊しました(笑)

      前回で、梨江お母はんにお目にかかれなかったことをちょっとばかり残念に思っていたのですが、梨江お母はんの最期が描かれなかったことで「お母はんと相談して・・・」が効いたのだと思います。本当にどこまでも心憎い脚本です。

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