あさが来た 151話 はつと養之助が大阪訪問

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2016年3月28日(月)放送
第26週 第151話 「柔らかい心」

『あさが来た』第26週 第151話 「柔らかい心」あらすじと見どころ解説

新次郎は千代と啓介の間に生まれた娘を多津子と名付けました。その一方で新次郎は、あさの頼みを聞き入れ医師に身体の具合を診てもらいました。自分がぽっくりいくことがあったとしても笑って受けとめてくれ。新次郎の軽口があさを笑わせます。

そんな中、藍之助に会うためにはつが養之助を連れて和歌山から訪ねて来ました。その頃、藍之助は故郷のみかん畑の力になろうと、加野銀行でなく加野商店で商売の修行を積んでいました。藍之助は倉掛とともに東京に店を出すつもりでいたのです。

一方であさは落ち込んでいました。女子大学校の一部の学生が校内であさの悪口を言いふらしていることを宜から聞かされ、あさはすっかり気落ちしてしまったのです。陰で悪口を言うような学生の存在にあさは深く落胆したのです。

はつと藍之助が和歌山に帰った数日後、医師の大塚が新次郎の病状を伝えに白岡家にやって来ました。新次郎の病気は思いの外重く、余命はわずかだと大塚は新次郎とあさに告げました。その現実を受け止めきれないあさでした。

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いよいよ最終週を迎えてしまいました。

前週に描かれた新次郎の身体の異変が引き続き登場します。

『あさが来た』第26週 第151話 「柔らかい心」
 事前発表あらすじのレビューと解説

あさの懇願により、新次郎が病院で検査を受けるところから今週は始まります。

「ぽっくりいくことがあったとしても、ビックリポンやと笑てくれな」

新次郎らしい軽口を聞かされて、それほど具合が悪いわけでもなようだと安心するあさでしたが・・・

その直後、家族を全員集め、亀助やうめまでも入れて記念写真を撮影する場面があるらしいのですが、このタイミングこの状況での記念写真が悲しい予感を増幅させます。

そんな中、はつが大阪にやって来ます。最終週に姿を見せてくれる粋な計らいが嬉しい登場です。

『あさが来た』第26週 第151話 「柔らかい心」
 朝ドラ観賞後の感想

フラグがフラグでなくなる

ついに最終週です。そして前週の月曜日から土曜日を通して立ち続けた新次郎さんの別れのフラグが、今回ついにフラグではなくなってしまいました。

養之助くんが言いました。お母ちゃんは気丈にしているがどこか元気がない。はつちゃん自身も自ら告白します。旦那様が亡くなって半年経っても夫不在に慣れることが出来ない。つい、旦那様と呼びかけてしまうと。

はつちゃんを通して、伴侶に先立たれることの辛さをこれでもかというくらい語ったところで主治医の先生の登場です。

新次郎さんが点てたお茶を頂き終わるや否や真剣になる医師の目つき、その間の取り方の怖さ。宣告の瞬間を大胆に省略し、諦念の微笑をたたえる新次郎さんの寂しそうな姿。そして医師にすがるあさちゃんの必死の形相。

宣告の瞬間を省き、医師、新次郎さん、そしてあさちゃんの表情だけで全てを語り尽くしてしまう演出が繊細です。

前週は、あさちゃんが新次郎さんの立ち居振る舞いに違和感を感じる「フラグ」にとどまりましたが、今週はついに違和感が違和感でなくなり、フラグがフラグでなくなりました。

あさちゃんが新次郎さんと過ごすことが出来るかけがえのない時間の始まりです。そして『あさが来た』をリアルタイムで楽しめるかけがえのない時間も始まりました。

追記:その他いろいろ

・への字口のあさちゃんの肖像写真が笑えます。重く悲しい回の中にも笑いを忘れない配慮に感激です。

・新次郎さんの動きが緩慢になりました。特に足腰が重そうなところが最晩年の正吉さんにそっくりなのには驚きました。

・医師が去り際にあさちゃんに言った言葉「ええ時間を過ごしてください」が、優しいようでいて残酷です。間もなく終わりということの裏返し表現ですからね。

・おなごの敵はおなごというのは太古の昔からの常。うめさんの口からこんな言葉が出てくるとは!うめさんも若い頃は敵と闘っていたのでしょうか。

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28 Responses to “あさが来た 151話 はつと養之助が大阪訪問”

  1. anne より:

    私の祖母は明治生まれ、勿論祖父も明治の生まれ。私が10歳の時にその祖父が亡くなったのですが、裏でこっそり号泣している祖母を見て凄く怖かったのを覚えています。祖母は人前で泣いたりしない気丈な人だったからです…今朝の朝が来たを見て、ふとそんな昔を思い出しました。

    先々週あたりから、ドラマが始まると切なくなって笑う場面でも悲しくなります。
    そんなことも後少しなんですね(;_;)

    朝蔵さんの感想でも泣かされる毎日です。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      最終週となる『あさが来た』はリアルで死別の辛さを身をもって体験している人にはあまりにもつらすぎる週ですね。

      はつちゃんが、白蛇はんと初めて会った時に別れの辛さを感じることになるとは思いもよらなかったと言ってましたが、同じように『あさが来た』が始まった頃に最終週がこれほどつらくなるとは思いもよりませんでした。

  2. まゆ より:

    あさちゃんの新次郎さんへの愛が本当に深いものだったと実感しました。
    私は小5で父を亡くしました。
    その時の火葬場での母の半狂乱に父の名を呼ぶ姿が今も忘れられません。
    母が泣いたのを初めて見た日でした。

    愛が深ければ深いほど、悲しみも深いんですよね。

    あさちゃんがどう乗り越えてくれるのか、最終回までドキドキです。

    先日まで体調を崩していた娘は、新次郎さんの薬を見て一言

    「新次郎さんもインフルエンザなの?」

    インフルエンザなら治るのにね、と少し切なくなりした。
    まだ生と死の違いが分からないであろう娘にどう伝えたものか、頭を悩ませています。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      まゆさんほどではありませんが、僕も早くに母を亡くしたのでまゆさんの体験を涙目になりながら拝見しました。お嬢さんも今はまだ生と死を区別するのは難しいかも知れませんが、理解力に秀でた最強のお嬢さんのこと、大切な人をなくす悲しさはよくわかるのではないでしょうか。

  3. ア※ラッキー より:

    初めまして。朝ドラ大好きなおばさんです。ず~っと朝蔵さんや皆さんの書き込みを見て、納得したり、関心したりしていましたが、もう、今日の放送をみて我慢しきれず、参加させていただきます。
    それは、今日の最後に新次郎さんの話された、「電車にひかれて(以下略)」って、志賀直哉のことじゃないでしようか?確か、<城の崎にて>の冒頭に書いてあったような。

    しかし、今日の時点で半泣き状態。五代さまより大号泣しそうです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      初コメント頂戴しましてありがとうございます。
      前週で連日にわたって別れのフラグを立てたので、フラグがフラグでなくなってしまった今週は今日から木曜日まで毎日が半泣きになるかも知れません。最後はみんなで一緒に半泣きでなく全泣きましょう(涙)

  4. 三毛猫コフィ より:

    歳がばれますね(笑)。 私も7月6日生まれで7月7日で届けてます。
    父が覚えやすいからって。 名前も七夕の夕子の予定が夕の字では受け付けてもらえず、末っ子だから勇子と真逆の名前に(笑うしかないです)。

    大阪で結婚、北海道の開拓地へ(長女だけ大阪生まれ)その後北海道で一男三女を産み育てる。今考えると凄い苦労の連続の人生です。
    このドラマに父と母がちょっと重なるのです。

    父と母には本当に感謝感謝です。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      ご自身が誕生日スライドのご経験者ですか!実は僕も自分の子供の誕生日スライドを試みたのですが、平成の時代ではさすがに役所からキッパリとダメだと言われました。

  5. tenten より:

    こんにちは、そしてはじめまして。

    大河プラスと言うサイト主様ではありませんか?製作者様に対しても優しいレビューが心地よくて覗かせていただいておりました。別の方だったらすみません。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      はじめまして。

      『八重の桜』『軍師官兵衛』の頃に大河プラスというサイトを運営していましたが、その後諸般の事情によりクローズしました。

      その頃にご覧下さっているとすれば同一のサイト主です。

  6. のんのん より:

    こんにちは。
    花子とアンの時からご一緒に楽しませていただいております。

    いよいよ最終週ですね…涙

    終わって欲しくない。

    新次郎さまのフラグからいよいよ終わりの始まりがきてしまいました。
    しかし、土曜日の千代ちゃんの出産から赤ちゃんを抱いた後の美しい雨…。
    嫌だと思う雨も喜びの証なら、悲しみや辛さも良いものなのかも知らないな、と思った土曜日からの本日でした。

    花子とアンからは、朝ドラロスになり、なかなか次の作品に気持ちがいかないのですが、朝蔵さんがBlogで新ドラマのオープニング曲や映像や家族のシーンを必ずお誉めになられるので、気持ちがスーっと次の作品にいくことができます。

    ラスト一週、楽しみましょう。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      長らく当ブログをご覧いただきとても嬉しく思っています。僕もあさロスが心配ですが、次回作の『とと姉ちゃん』のまったりゆったりしたストーリー展開が、大好きな『梅ちゃん先生』に似ていて楽しみです。あさちゃんの最後の一週をたっぷりと堪能しつつ、次回作も引き続き楽しんでまいりましょう。今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。

      • のんのん より:

        ご返信ありがとうございます。

        今後ともどうぞよろしくお願いします。
        あさが来たのオープニング、今までで一番好きなので寂しい気持ちですが次も期待していきましょう

  7. よるは去った より:

    ふと思い出しましたが大塚医師役の渡辺いっけいさんですが、朝ドラの最初の出演(ひらり)も医師役でしたね。大学医局からいきなり、街の診療所にやられてぶうぶう不満をたれていて、ヒロイン(石田ひかり)とは顔を合わせれば喧嘩。でもかかりつけ医になっている相撲部屋の力士たちのカルテはきっちりまとめていたという良い医師でもありました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      渡辺いっけいさんの前回の医師役の際は観ていなかったのですが、よるは去ったさんをはじめとして皆さんのコメントを拝見しひどく気になってきました。

  8. tonton より:

    今日から先週と打って変わって新次郎だけでなく、あさにも
    老いが一層加わり、グルーミーな回からのスタートになりました。
    テーマが老いと死と次世代へのバトンタッチですので仕方ないですね。

    先週からはベテランがすっかり退場してしまったので、オープニングの
    トメクレジット欄も宮崎あおいが出ないとスカスカです。

    しかし、私はあさって再び登場する らいちょうが待ち遠しいです。
    予告の「あの人を超えてみせる」のセリフがドラマの中で
    どう輝くか楽しみです。
    史実で らいちょうはリアル浅子をウザがってた事を元に
    エピソードを作るようですが、彼女は自らも踏み台になって
    次世代の女性に自分を超えさせた人なので、単なる生意気な娘では
    終わらないと思います。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      前週に引き続きバトンタッチ週となる最終週ですが、バトンタッチを一通り完了した後の最終回の究極のバトンタッチは未来への希望を表現してくれそうですね。明るく締めくくられて欲しいものです。

  9. 新次郎さまファン より:

    とうとう、新次郎さまの番ですね。はつが訪ねてきたシーンで、背後に置いてあった薬袋が胃薬でした。ひょっとすると今でいう胃がんだったんでしょうか。

    そんな中でも絶妙な空気読みの新次郎さま、余命を宣告されたことを「ぽっくりぽん」などど冗談を言って明るく振舞います(涙)。年齢を重ねたとはいえ、そこまで達観できるとはさすがの新次郎さまです(涙)。

    先週金曜のあさイチに玉木宏さんが出演されたプレミアムトークで司会のいのっちが、新次郎さまのことを「もめごとがあった時にいてほしい人」と評していました。こんな人がいたらいいなあと本当に思います。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > もめごとがあった時にいてほしい人

      さすがイノッチ、鋭い一言です。新次郎さんは人間関係の達人でした。新次郎さんの生き様を題材にして人間関係術の教科書が作れるかもしれませんね。

  10. キノピー より:

    医者から、新次郎の病状を告げられるシーンはマッサンを思い出しますね。いよいよ終りが近づいてきました。寂しくなります。今日はマッサン最終回からちょうど1年です。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      『マッサン』から一年ですか!『マッサン』の最終回は、墓碑の前で一人ぼっちのマッサンの姿が寂し過ぎましたが、『あさが来た』の最終回は若い女子学生たちに囲まれ希望を持つことが出来そうです。楽しみですが、寂しくなります。

  11. 朝吉 より:

    味覚障害が起きたり、病状が緩やかに進行していて、しかも余命が区切られているあたり、今の医学ならがんだったのかもしれないですね。
    どう臨終が描かれるかわかりませんが、もしかしたらその瞬間は描かれずに、時間が経過して最終回で遺影として映されるかもしれません。

    話は全く違いますが、先日友近さんがテレビでインタビューされていて
    朝ドラの話を振られていて、苦労したことの1つとして
    「おあささま」が言いづらかったことを挙げていました。NGも出したそうです。
    確かに言いづらい・・・。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      新次郎さんの最期の場面、新次郎さんの嬉しい時の雨を小道具に使うようなのでさぞかし美しい演出が施されるのではないかと期待しています。その回が楽しみですが、その回を迎えると最終回を残すのみ。寂しくなります。

  12. 千秋様ファン より:

    多津子ちゃん、首座ってましたがな。ちょうどいい赤ちゃん役者、連れてこれへんかったのか。昔はそんなに名前を決めるの遅かったんやろか。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      僕もそこが気になりました。でも気づかなかったことにします。

    • クシュン より:

      この時代もそうだと思いますが、生まれた日が日付が悪い場合適当に日付を書き換えて役所に提出するというのはザラだったとか。
      よくあるのが年末に生まれて、越年の1/1で届けを出すと。
      俳優の故・児玉清さんがこのパターンだったと思います。(詳しくはwikipediaに出ていた記憶が)
      だから、あながち無理やりでもないと思います。


      あと、渡辺いっけいさん。
      医師役って大昔、朝ドラで石田ひかりのひらり(by内館牧子)で竜太先生という医師役でブレイクしたのを学生時代見ていましたから、「あ、竜太先生」と悪ノリしてみました。(違

      • 朝蔵(あさぞう) より:

        コメントありがとうございます。
        誕生日の置き換え、昭和生まれの僕の母もそうでした。

        話がそれますが、昨晩の『真田丸』に登場した女の子の赤ちゃんがかいらしくて見とれてしまいました。

      • tenten より:

        私の母はいまだに渡邊さんをみると『便所下駄』と言います、かわいそう

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