母方の祖母・滝子の存在 / とと姉ちゃん 第13話

連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』
2016年4月18日(月)放送
第3週 第13話「常子、はじめて祖母と対面す」

『とと姉ちゃん』第3週 第13話 「常子、はじめて祖母と対面す」あらすじと見どころ解説

すでに亡くなったと聞かされていた母方の祖母・滝子が、実はまだ東京で元気に生きていました。それは18年前のこと。母の滝子から竹蔵との結婚に猛反対されたものの、君子は反対を押し切って竹蔵と結婚。それ以来、君子と滝子は仲違いしていたのです。

それ以来、お互いに連絡を断っていた君子と滝子でしたが、困窮を極めた君子は迷った挙句に滝子に手紙を出してみました。すると君子にとっては意外なことに、滝子は東京の実家に一家を呼び寄せてくれたのです。

祖母と暮らすことに動揺を隠せない常子たちでしたが、三姉妹を女学校に進学させることが竹蔵の生前の悲願だったことを知り三人は決意を固めます。君子から東京への転居を提案された翌朝、三姉妹は揃って祖母に暮らすことを受け入れると君子に告げました。

夏のある日。常子たち小橋一家は東京への引っ越しの日を迎えました。竹蔵との思い出がいっぱい詰まった浜松の家を最後にきれいに磨き上げながら、常子たちは生まれ故郷で過ごした時間に別れを告げるのでした。

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midokoro
母方の祖母・滝子の登場です。

滝子が暮らすのは東京・深川。本作『とと姉ちゃん』の主要舞台となる東京在住のキャラクターの登場で東京篇のフラグが立ちました。

『とと姉ちゃん』第3週 第13話 「常子、はじめて祖母と対面す」
 事前発表あらすじのレビューと解説

君子はこれまでずっと三人の娘に隠し続けてきました。君子の母、すなわち常子たち三姉妹の祖母が存命であることを。

竹蔵との結婚を猛反対されたものの、君子は駆け落ち同然で竹蔵と結婚。

その時の激しい対立によって生じた母との確執から目をそらして生きてきたのでしょう。

しかし前週、わずかな額ながらも辛うじて小橋家の家計を支え続けていた収入源が断たれ、君子はついに母との確執再燃を覚悟の上で実家に連絡。

三人の娘たちに知られぬよう水面下で母と連絡を取り合っていた不審な動きが、「目掛け」という噂を生じさせたのかも知れません。(本ページ投稿時の憶測です)

『とと姉ちゃん』第3週 第13話 「常子、はじめて祖母と対面す」
 朝ドラ観賞後の感想

貝殻

竹蔵ととがまだ生きている頃、家族で競った貝殻集め。美子ちゃんが拾った貝殻が一番大きなものだったと告げられた時の美子ちゃんの嬉しそうな表情が強く印象に残りました。

その時のことを、当時はまだ幼かった美子ちゃんは記憶してはいませんでした。

記憶がないということは美子ちゃんの思い出にはなっていなかったということです。竹蔵ととの思い出があまりにも少ないことを嘆いていた美子ちゃんでしたが、自分の知らないところで実は思い出があったことを知った喜び。

思い出が少ないことを嘆く必要などないと美子ちゃんが理解した瞬間なのかも知れません。

消えた記憶を呼び起こそうとでもするかのように、貝殻の音に耳を澄ます美子ちゃんのうっとりした顔も可愛い。

君子かかと二人のお姉ちゃんも貝殻の中に聞こえる波の音に耳を澄ます姿は、こらからはじまる新しい土地での日々に前を向いて歩めという竹蔵ととの励ましの声に耳を傾けているかのようでした。

寂しさをつのらせていた美子ちゃん。そして君子かか、常子ちゃん、鞠子ちゃんたち小橋一家がようやく悲しい思い出と一区切りつけることが出来たのかも知れません。

柱の傷

家財道具の一切が懐かしい家から運び出され、住み慣れたようでいつもとは異なる空間に姿を変えてしまった浜松の家。

いつもと異なる空間になってしまったが故に、毎年身長を測った時につけた柱の傷が思い出の詰まった日々を蘇らせます。

恐らく娘たちの身長を測った竹蔵ととがあの柱の傷をつけたのでしょう。だからあの柱の傷は竹蔵ととと過ごした豊かに過ごした時間の象徴。

そして竹蔵ととがこの家にいたことの証です。

でも、常子ちゃんはもう後ろを向かない。

「ありがとうございました」

楽しい思い出と悲しい思い出のすべてに感謝し別れを告げる常子ちゃん。前に向かって歩み出すワクワク感が実に素敵な常子ちゃんでした。

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8 Responses to “母方の祖母・滝子の存在 / とと姉ちゃん 第13話”

  1. エイスケの後輩 より:

    玉置長男君が渡した選別の染め物、とても綺麗でしたね。
    出版業に携わる様になってから、どこかでこの染め物が再び現れ活用されないかなと思いました。
    三兄弟ともきれいにお別れして、視聴者もにっこり。

    そして最後の布を干すやぐらに上がり周囲を見渡すシーンは、冒頭に重なる演出で、浜松編を美しくまとめましたね。
    幼い頃は上がらなかった下の二人も今回は上りましたね。
    これまでの日々と新しい日々をみつめているかの様なシーンでした。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      長男の贈り物、本当に粋でした。あんなセンスがあるキャラなら、染め物ともどもまたどこかで登場してほしいものですね。

  2. とん より:

    >思い出が少ないことを嘆く必要はないと美子ちゃんが理解した瞬間なのかもしれません。

    すごい!そういう意味が込められていたんですね。
    私はドラマの上っ面しか見ていないタイプなので、
    いつもここのレビューで深みを教えられて大変助かっております。
    いつもいつもありがとうございます。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      当ブログがお役に立てて光栄です。でも当ブログのレビューにとらわれることなく、朝ドラをとんさんなりに楽しんで下さいね。

  3. えびすこ より:

    主人公の母親の方が実家を長年離れているのは3年前のあまちゃんの時と同じですね。今回は母親の方が実家の祖母へ便りを出してから行きますね。
    まれの時は祖母の方が先に実家を離れていたと思います。
    あまちゃん以降だと「主人公の父方の祖母」はあまり出ないですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      『あまちゃん』『まれ』『とと姉ちゃん』、母と娘の確執という点で共通していますね。
      『ごちそうさん』『マッサン』では父と息子の確執が印象に残っています。
      AKは女系確執、BKは男系確執が好きなのでしょうか。『あさが来た』にも母と娘の確執が出てきましたが、確執と呼ぶにはコミカル過ぎました(笑)

  4. カッチ より:

    今日は放送時間がずれていたので朝見れませんでした。
    帰ってみなさんのコメントを参考にゆっくり見ます。
    おばあさんがどういう人か楽しみです。
    加藤諒君、有吉反省会に出てました。
    ある俳優仲間といつも一緒というのでおネエ疑惑をかけられてました。
    相変わらずダンスがきれっきれでした。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      おばあちゃんの本格登場は明日からのようです。
      いよいよ物語が本舞台に移ります。

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