常子と青柳清との出会い / とと姉ちゃん 第15話

連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』
2016年4月20日(水)放送
第3週 第15話「常子、はじめて祖母と対面す」

『とと姉ちゃん』第3週 第15話 「常子、はじめて祖母と対面す」あらすじと見どころ解説

君子は母の滝子との再会を恐れていました。君子は、自分たち小橋一家が招かれざる客であることを案じていたのです。しかし意外にも滝子は君子たちを優しい言葉で歓迎しました。君子は家を出た自分を快く迎い入れてくれたことに礼を述べます。

君子は滝子に強い反発心を持っていました。君子が子供の頃、滝子は娘の一挙手一投足すべてを自分の思い通りにしようと厳しく躾けたからです。隈井は君子に語ります。君子が出て行って以来、滝子は自分以外の意見にも耳を傾けられるようになったのだと。

その夜、小橋一家は木場で働く男衆たちに歓待を受けました。常子、鞠子、美子の三姉妹も新しい環境にすぐに馴染むことが出来ました。そして、初めて聞かされる君子の娘時代の話に三姉妹は耳を傾けます。

常子は青柳家の家系図の中に戸籍上では君子の弟に当たる人物がいることを知りました。その人物の名は青柳清。青柳商店の跡取りとして養子に迎えられていました。常子に関心を示す清に、常子は胸騒ぎを覚えるのでした。

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midokoro
君子が常子、鞠子、美子に隠し通していた母親とついに再会します。

しかしその再会は、涙の再会とはほど遠い深い確執を抱えたままでの再会でした。

『とと姉ちゃん』第3週 第15話 「常子、はじめて祖母と対面す」
 事前発表あらすじのレビューと解説

君子が母の滝子と絶縁状態に陥ったそもそものきっかけは君子と竹蔵の結婚でした。

二人の結婚を滝子は猛反対。滝子が娘の結婚を猛反対した理由はこの記事を投稿した時点では不明ですが、滝子が竹蔵を嫌ったからではなく、自分の思い通りにならない君子に対して滝子が立腹したのではないかと当ブログ主は考えています。

人の意見に耳を貸さず、すべて自分の思い通りにしなければ気が済まない。どうやら滝子はそのような性格の女性のようです。

そしてそんなタイプの女性からすれば、自分に無断で結婚相手を見つけた娘を許せるはずなどありません。そんな母親の束縛に君子は反発。

それが母娘の確執の原因のようです。いつかは解決するであろうこじれた母娘関係。ただその時期はまだ明らかではありません。

『とと姉ちゃん』第3週 第15話 「常子、はじめて祖母と対面す」
 朝ドラ観賞後の感想

母娘確執ドラマ

確執を抱え込んだ母と娘の再会が、激しい対立からはじまるわけでもなく、しかし確執が解決されているわけでもない。

そんな微妙な母娘関係から確執ドラマをスタートさせるストーリーテリングが見事です。

『あまちゃん』『まれ』でもヒロインの母と祖母の間の母娘確執が描かれましたが、両作品ともに確執ドラマは激しい対立からのスタートでした。

それら二作品に対して新機軸を打ち出した本作の母娘の確執ドラマに大人のドラマの風格を感じます。

楽しみになってきました。

さて、君子さんは、どの面下げて帰ってきたのかと激しく罵倒されるような最悪の事態を予想していたに違いない。

そして、自分たち一家が帰ってくることを番頭さんが知らされていなかったことを聞かされ、君子さんの予想は確信になる。

だから君子さんは滝子さんと再会しても決して目を合わせようとはしない。三姉妹が初めて会う祖母の顔を凝視するのとは対照的に、君子さんは滝子さんからずっと目をそらし続けている。

しかし、滝子さんは意外にも娘一家を歓待。隈井さんが何も知らされていなかったその理由が明かされた瞬間、君子さんは初めて安堵の表情を浮かべ滝子さんと視線を合わせる。

そこまでの描写が繊細にして且つ緊張感あふれ目を離せない。

ちょっとネタバレになりますが、一見修復したかに見えたこの母娘関係は再び破綻するようです。

今回の再会場面の秀逸な描き方を観て、これから展開される確執ドラマはなかなか見応えのあるものになりそうだと期待せずにはいられなくなりました。

これまで僕は、朝ドラで描かれる父子確執ドラマは大好物でしたが、母娘確執ドラマは不得手でした。しかし本作の母娘確執ドラマは好きになりそうです。

江戸弁

番頭さん演じる鶴ちゃんがさりげなく江戸弁を使っているところがにくい。江戸っ子は、特に単語の最初の一文字が「ひ」の場合「し」と発音しがちです。

君子さんと関東大震災の話しをしている時、以下の言葉が江戸弁になってました。ご参考まで。(もう一つあったような気もしますが忘れました)

しるめし(昼飯)
しのて(火の手)
しっし(必死)

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8 Responses to “常子と青柳清との出会い / とと姉ちゃん 第15話”

  1. まいもん より:

    こんばんは。

    常子の清とのファーストコンタクト。

    一年前の「希ちゃん、可愛いね」と言われてドギマギしたヒロインの姿と重なって見えたのは私だけでしょうか?

    それはともかく、嵐の前の静けさといった感じで、全く目が離せませんな。

    今後の展開が楽しみです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 希ちゃん、可愛いね

      既視感のある場面だなと思いながら観ていましたが、たしかにそっくりですね。既視感の正体がわかってすっきりしました。

  2. anne より:

    朝蔵さん、こんにちは。とと姉ちゃんでは初のコメントです。
    大地真央さんの白髪が衝撃でした‼私の中では今でも宝塚の男役スターだったので(^^;存在感半端ないですが♪

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 白髪

      強烈なインパクトがありましたね。子息を亡くした直後の蓮さまかと思いました。

  3. エイスケの後輩 より:

    まず、前日の内容のコメントを一昨日の方にコメントしてしまい申し訳ございません。

    さて、今回関東大震災に関する会話が出てきましたね。
    収録はずっと前な上、熊本の震災が直前過ぎて、内容を差し替えることも出来なかったのだと思いましたが、
    「震災の大変なときに帰ってきて手伝う事もできず申し訳なかった」という君子ママに、被災した立場の番頭さんが「それぞれの生活があるからしょうがないですよ」と言うやり取り、これぞ今の日本への素晴らしいメッセージに感じました。
    今回の震災でも、被災していない地域に住んでいる日本国中の人々が、大して援助出来ないと嘆いていますが、そう思ってくれるだけで十分嬉しいし、援助出来ないのはしょうがないよと代弁してくれている様に感じました。
    視聴者の胸に届く奇跡の回になったと感じます。


    あと、以前の回の解説を拝見すると、清の設定が、史実での主人公の父の生い立ちに近いですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      君子かかに語りかけた隈井さんの言葉の深読みが優しさに満ち溢れて心に染みます。

  4. カッチ より:

    君子、滝子のことをそうとう怖がってますね。
    昨日も目を合わせなかったですもんね。
    あれだけ、子供の時に厳しくしつけられたら仕方ないですね。
    それにしても、大地さんきれいですね。
    姿勢もいいし、さすが宝塚出身ですね。
    老けないので仕方なく頭を真っ白にしたのですかね。
    常子の年からすると、まだそんな年ではない気がするんですが。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      大地真央さんのオーラがすごいです。何も言わなくても、そこにいるだけで映像が引き締まってさすがだと思いました。

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