常子と滝子が心を通わす / とと姉ちゃん 第17話

連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』
2016年4月22日(金)放送
第3週 第17話「常子、はじめて祖母と対面す」

『とと姉ちゃん』第3週 第17話 「常子、はじめて祖母と対面す」あらすじと見どころ解説

滝子は常子の頼みを快く聞き入れ、滝子が外回りをする際には常子を連れ回すようになりました。そして滝子はすぐに気が付きました。常子には人を見抜く眼が備わっていること。そして滝子が教える勘所をすぐに理解する聡明さも持ち合わせていることを。

その頃、東京は長引く不況の影響で住む家を失った人々が少なくありませんでした。そんな路頭に迷う人々を見ながら滝子は常子に語りかけます。人々の普通の暮らしを守るために家を建てるのが自分たちの仕事だと。

ある日、青柳商店の働き手が誤って顧客からの注文とは異なる材木を加工し納入しようしていることを滝子は鋭く察知しました。その働き手を厳しく叱責する滝子の姿に、常子は老舗の暖簾を守り通そうとする滝子の仕事の姿勢を学びました。

そんな中、滝子は君子を自室に呼び出しました。滝子は君子に告げます。常子は機転が効きとても頭も良い。常子を清の嫁として迎い入れ、ゆくゆくは女将として青柳商店を任せたいのだと。

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midokoro
娘とは確執を抱え込んだままの滝子ですが、孫娘の常子とは心を通い合わせます。

滝子は常子のことを大いに気に入り、常子もまた亡き父とどこか通じる願いを持って商売をする滝子のことが好きになってくるようです。

『とと姉ちゃん』第3週 第17話 「常子、はじめて祖母と対面す」
 事前発表あらすじのレビューと解説

積年の深い確執を抱えたままの滝子と君子の母娘関係には今週中に再び亀裂が入ります。

なかなかお互いを受け入れることが出来ない滝子と君子ですが、常子が二人の間の緩衝材の役割をはたし始めます。

滝子と君子の母娘関係の修復にはまだまだ時間がかかりそうですが、その二人の間に常子が入ったことは救いでした。

君子は母親として常子を愛し、滝子は見込みのある孫娘として常子を高く評価する。仲の悪い母娘も常子に対してのベクトルは一致しているので、母娘関係はいつかきっと常子を軸にして修復されるのではないでしょうか。

『とと姉ちゃん』第3週 第17話 「常子、はじめて祖母と対面す」
 朝ドラ観賞後の感想

常子ちゃんの才覚

常子ちゃんが滝子さんから商売の一番大事なことの数々を学んだ今回は、『とと姉ちゃん』全編を通してとても大切な回の一つかも知れません。

支払いが滞りがちの得意先に出向き、その得意先は期日までに支払いを行うと思うかと滝子さんはあたかも常子ちゃんを試すように問いかける。

その滝子さんの問いかけへの常子ちゃんの答えが秀逸でした。

店の中をしっかりと観察した上で、大将の働き手への教育が行き届いているからあの店に間違いはない。思いつきで答えるのではなく根拠を示す。その根拠は観察に基づいたもの。そして観察のしかたも適切。

また、取引先の店の二代目がアホぼんと見抜き、取り引き中止を決断する滝子さんと阿吽の呼吸で滝子さんの意向を汲み取る隈井さん。

そのやりとりから、滝子さんの仕事を「世間話をしながら情報を集め先行きを判断する」と抽象化してしまう理解力には舌を巻きました。

そして、材木の取り違えを厳しく叱責する滝子さんの迫力。

滝子さん役に大地真央さんを起用した理由が心から納得出来た瞬間でした。あの迫力を出せるのは男役トップスターだった大地真央さんを置いて他にいないかも知れません。

滝子さんが働き手を一喝する場面では、鳥肌が立ったほど。今回描かれたエピソードの数々で滝子さんに心をわしづかみされました。

追伸:今回のヒノキとヒバの取り違え騒動の一件はおいおい思わぬ形で回収されます。

清くんの評価が急降下したその時・・・

ヒロインとの恋バナを予感させながら颯爽と登場した清くんは、初登場の翌々回にはヒロイン姉妹からいじり倒される存在に成り下がる。

評価がここまで激しく急降下すると、残念を通り越して可愛く見えてくるから不思議です。

それにしても清くんの評価を地の底にまで落としたところで、常子ちゃんと清くんのまさかの縁談が出てくる皮肉。

巧みなストーリーテリングの職人技が輝きを放ち始めました。

追伸:美子ちゃんが滝子さんにもらったままごと道具。このおもちゃの存在はこの先で涙とともに回収されます。しっかり記憶に留めておこうと思います。

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4 Responses to “常子と滝子が心を通わす / とと姉ちゃん 第17話”

  1. エイスケの後輩 より:

    「滝子さん役は宝塚男役だから出来た」に納得です。
    男より男らしい江戸っ子な滝子さん。

    今回の主役は、早くから具体的なお商売の勉強をさせてくれる相手がいてラッキーな設定ですね。
    前回の主役は、自ら苦労して経験から学んでいく事が多かったように感じます。
    お金の神様からの教えも、自分で作った人脈によって得たものなので。

    震災ネタ連続で申し訳ないのですが、滝子さんの「潰れない家を作るのが自分達の仕事、なぜなら当たり前の生活をおくる事に直結するから」という内容の台詞は、連日倒壊した家屋を報道で見続けている昨今、ぐさりとくるものが有りました…

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > お商売の勉強をさせてくれる相手

      進取の気性に富んだ亡きとと含め、常子ちゃんの恵まれた環境は数十年前のあさちゃんの活躍が道を開いたからこそかも知れませんね。(実際、あさちゃんを超えると宣言した平塚女史の名が数週後に出てくるはずです)

  2. ku より:

    お母さんの名前が君子→民子になっていませんか??

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