竹蔵が滝子に宛てた手紙 / とと姉ちゃん 第34話

連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』
2016年5月12日(木)放送
第6週 第34話「常子、竹蔵の思いを知る」

『とと姉ちゃん』第6週 第34話 「常子、竹蔵の思いを知る」あらすじと見どころ解説

上京して来た杉野は、君子が滝子と対立したままでいることを聞かされ、あることを常子に告げました。生前の竹蔵は君子と滝子を仲直りさせようと働きかけていたこと。そのために竹蔵は、亡くなるまでの間、毎月滝子に手紙を書き続けていたことを。

杉野の思いがけない言葉は常子の心を激しく揺さぶりました。常子は早速、滝子のもとに足を運ぶものの滝子は常子を門前払いします。しかし常子は引き下がりませんでした。常子は青柳商店の店先で座り込みを決め込みます。

根負けした滝子は常子を部屋に通しました。滝子と対峙する常子が先に口を開きます。自分は亡き父の代わりを果たすつもりでいたが今の自分にはそれだけの力がない。自分は女学校をやめて働くつもりなので妹たちの学費だけは援助を続けてもらいたいと。

滝子と話し込むことで常子は気が付きました。滝子も君子も自分の幸福を真剣に考えてくれている。そして、それが祖母と母の仲違いの原因になっていることを。感極まる常子に滝子が手紙の束を託しました。それは生前の竹蔵が滝子に送り続けた手紙でした。

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遠州浜松染物工場の社長、杉野が思いもよらなかった過去の事実を常子に告げます。

これまで一度も劇中で語られなかった竹蔵の過去の行動が明らかになります。

『とと姉ちゃん』第6週 第34話 「常子、竹蔵の思いを知る」
 事前発表あらすじのレビューと解説

竹蔵との結婚を猛反対された君子が滝子のもとを飛び出して竹蔵と結婚。

結果として君子が滝子と母娘絶縁状態になっていたことを、どうやら杉野は部下だった竹蔵から聞かされていたようです。

この上なく優しい竹蔵の性格から考えて、自分との結婚によって君子が滝子と絶縁してしまったことは竹蔵にとって耐え難いことであったのでしょう。

常子が生まれた時、初孫の誕生を機に滝子と君子を仲直りさせようとしたのでしょうか。その頃、竹蔵が君子には黙って青柳商店に足を運んでいた事実を常子は聞かされます。

君子と滝子の対立を様子見していた常子ですが、君子と滝子の二人に仲直りして欲しいと切に願っていた亡き竹蔵の思いを知った常子が動き始めます。

『とと姉ちゃん』第6週 第34話 「常子、竹蔵の思いを知る」
 朝ドラ観賞後の感想

滝子さんと隈井さんの優しさ

「妹たちの学費だけは援助して頂きたい。私は女学校をやめて働きます」

常子ちゃんのこの宣言をした時に滝子さんの驚きの表情が忘れられません。女学校をやめてでも妹たちを守りぬきたい。

孫が自分を守ることなど微塵も考えていないのに対して、祖母である自分はあろうことか意地を張ることしか考えていなかった。

そんな焦りと驚き、そして感動が滝子さんの表情に見え隠れしていました。

滝子さん、やっぱり優しい人でした。美子ちゃんにもう来るなと告げ、常子ちゃんを追い出しにかかった滝子さんでしたが、さぞかし苦しかったに違いない。

さて、常子ちゃんの言葉に滝子さんが動揺の色を顔に浮かべたその瞬間、我慢出来なくなって襖を思いっきり開いて口をはさんできた隈井さんの、君子さんを擁護する言葉にも優しさが溢れて泣かせてくれます。

君子さんは決して滝子さんに対して意地を張っているわけではない。誤解をしたまま最愛の娘を守ることに必死なのだと。

君子さんの暴走に近い行動には賛否両論あるものの、自分自身が母親に将来を勝手に決められたトラウマを持つ君子さんの立場になって考えたら、「暴走」はやむを得ないのかも知れません。

「常子を清の嫁に」という滝子さんの言葉を冷静に受け止めることが出来ないのも当然かも知れません。

そんな君子さんの心の中を察する隈井さんの優しさが心に染みます。

しかも、それほどの優しさを見せながらも、決して笑いをとることも忘れないこのバランス感覚。

特に今回の廊下での盗み聞き芝居。

前作の加野屋でも家の中での盗み聞きは日常茶飯事化してましたが(笑)、今回の鶴ちゃんの盗み聞きは最強最笑でした。

追記

君子さんとの駆け落ち結婚を気に病み、滝子さんと君子さんの仲違いを解消しようと手紙を送り続けていた竹蔵とと。

滝子さんが文箱から取り出して披露した、大切に保管されていた手紙の束。

既視感がある場面だなと思いながら観てました。

その既視感の正体がやっとわかりました。

前作『あさが来た』でも、亀助さんがふゆちゃんと駆け落ち同然に結婚。結婚の許しを乞うためにふゆちゃんのお父ちゃんに手紙を出し続けていた亀助さん。

スピンオフのエピソードが既視感の正体でした。

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9 Responses to “竹蔵が滝子に宛てた手紙 / とと姉ちゃん 第34話”

  1. あおい より:

    いつも楽しみに拝見しています。
    ところで、 昨日の放送を何回見ても
    ととが手紙を書いていた年数を『常子が生まれてから15年間』と言っているように聞こえるのですが、おかしいのでしょうか?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      確かに僕も『常子が生まれてから15年間』と聞こえました。朝ドラではよく数字の間違いがあるので、今回もそれかも知れないですね。

      • あおい より:

        返信ありがとうございます。今日の放送では10年になっていました。でも、朝蔵さんも同じだと言われて嬉しく?思いました。ありがとうございました。これからも楽しく見ていきたいです。

  2. みや より:

    もう涙がとまりませんわ。
    ととの想いを常子が、
    ほんと世知辛い世の中、「とと姉ちゃん」は最高です!
    まだ始まって一か月ちょいでこのすばらしさ。
    この勢いで進んでいったら、最高のドラマになると思います。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      すれ違いはあるものの、祖母と母と娘がお互いを思いやる。
      本当に心優しい物語ですね。

  3. よるは去った より:

    滝子おばあさまは本当愛情深い人だったんですね。明日の回で常子ちゃんから君子母さんに伝えられるんだろうけど、どこまで素直に受け入れてもらえるのかな?君子母さんも慎ましいようでいて結構頑固みたいだし。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      滝子さんが常子ちゃんにどんな伝言を託したのか。そして、それを君子さんは素直に聞き入れるのか。竹蔵ととの手紙が鍵を握っていそうです。

  4. カッチ より:

    杉野社長から情報を聞き出す常子の表情が笑えました。
    しかし、滝子の前で座り込みをする常子を見ると「あさが来た」を思い出しました。
    やっと、とと姉ちゃんらしくなってきましたね。
    これからも家族を守る為に活躍するシーンを期待します。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 滝子の前で座り込みをする常子

      体を張った常子ちゃんの姿。その姿に根負けする滝子さん。本当にいい場面でした。常子ちゃんが女学校卒業後、名実ともに「とと」になったらこんな場面が増えるのかも知れないですね。

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