森田屋が高崎移転を決断 / とと姉ちゃん 第63話

連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』
2016年6月15日(水)放送
第11週 第63話「常子、失業する」

『とと姉ちゃん』第11週 第63話 「常子、失業する」あらすじと見どころ解説

ビアホールでの騒動を理由に会社をクビにされてしまった常子は前を向いて歩き出す気力も失っていましたが、家族の前ではつとめて明るく振舞っていました。しかし、常子が無理をしていることを鞠子も美子も承知していました。

それから十日ほど経った頃、常子は青柳商店に足を運びました。滝子に相談に乗ってもらおう。そう考えていた常子の目の前で、木材問屋組合の集まりから帰った滝子が倒れてしまいます。経済統制下で滝子は心労を重ねていたのです。

軍から無理難題を強いられたショックで滝子が倒れてしまうその一方で、宗吉と照代は森田屋を守るために軍需産業による好況に湧く群馬県高崎市への移転を決断します。しかし、まつは宗吉と照代の決断に猛反対します。

そんなまつを見かねた照代の口から思いがけない事実が告げられました。富江が身ごもっているというのです。富江の妊娠はまつだけでなく宗吉にも寝耳に水でした。その時、長谷川が宗吉に土下座しました。自分と富江の結婚を許してほしいと。

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商売が成り立たなくなった森田屋の経営のピンチ。そのあおりで給料をもらえなくなった君子。そして、クビを切られ失業してしまった常子。

窮地に陥っていたのは青柳商店も同じことでした。

『とと姉ちゃん』第11週 第63話 「常子、失業する」
 事前発表あらすじのレビューと解説

経済統制下、滝子はからくも青柳商店の経営を持ちこたえさせていたのでしょう。二百年続いた老舗の暖簾を守るための心労は筆舌に尽くしがたいものがあったはずです。

そんな滝子のとどめを刺すかのような軍からの要請。

統制価格で商売が成り立たなくなるほどに安い値段売らなければならない材木。それを更に半値にして軍に卸せという無理難題。

ストレスで倒れないほうが不思議です。

そんな中、宗吉が東京を離れ群馬県高崎市への移転宣言。

物語が中盤を迎える中、前半主要キャラ退場のフラグが立ちました。

『とと姉ちゃん』第11週 第63話 「常子、失業する」
 朝ドラ観賞後の感想

明るく振る舞う常子ちゃんの姿がつらい

これ以上悪くなりようがありませんからと明るく振る舞う常子ちゃんの姿がけなげ過ぎて涙を誘います。

何故なら、本当は明るく振る舞うどころの状態ではないから。

早乙女さんに別れを告げたときに、強くあってほしいと言う早乙女さんに常子ちゃんが応えました。早乙女さんのその言葉を今は受け止めることが出来ないと。

帰宅後、学校をやめて働くと言い出した鞠子ちゃんとよっちゃんの言葉に反応した時の常子ちゃんの表情に余裕のなさがはっきりと見えました。

星野くんとはじめて会ったお寺で自分の気持ちの整理をする常子ちゃん。こんな時に星野くんがいてくれたらと思っていたはず。

つらいことがあると、笑顔で包み込んでくれた星野くんはもういない。

星野くんの存在の大きさがどれほどのものだったのかがわかった瞬間でした。

そんな中、給士の坂田のおじさんの優しさが救いでした。

「ありったけのキャラメルを集めたんだ」

ちょっとネタバレになりますが、坂田のおじさんのキャラメルが常子ちゃんを天職に導いてくれます。

坂田のおじさん、まるで天使みたいな人ですね。

森田屋の面々

ささいなことで怒鳴り合っていた森田屋の面々の姿も今となっては古き良き時代の懐かしい思い出になってしまいました。

常子ちゃんが帰宅した時の、宗吉大将と照代さんの憂いをおびた顔。最後のゴハチ様(お得意様)が廃業を宣言した瞬間のまつさんの悲痛な叫び声。

高崎への移転を拒むまつさんに照代さんが明かす「家賃も払えない」森田屋の窮状。

明るい騒々しさが楽しい森田屋が一転、暗い騒々しさに。

観ているのがあまりにもつらい森田屋でした。

そんな中での富江ちゃんのまさかの妊娠。明日の冒頭は怒り心頭の宗吉大将からはじまることが予想されますが、このおめでたが今週初の明るさを運んでくれますように。

滝子さんが心労で倒れる

ついに滝子さんが心労で倒れました。

以下、ネタバレが含まれます。

前回、清さんと隈じいの提案をつっぱねた滝子さん。滝子さんが元気に働く姿はもしかするとあの時が最後だったのかも知れません。

今回、床につく姿が初登場の滝子さんですが、これから衰弱が加速するはず。

そしてその先には悲しい別れの場面が待っています。これからしばらくつらい日々が続きそうです(涙)

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10 Responses to “森田屋が高崎移転を決断 / とと姉ちゃん 第63話”

  1. ※※晴江 より:

    森田屋さんが高崎市に引っ越ししますが、私は高崎ですが今も森田屋のなごりはありますか?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      森田屋さんは創作された弁当屋で実在モデルはなさそうなので、高崎になごりはないかと思います。

  2. ときわごぜん より:

    こんばんわ。今週は暗い時代に入って行くつらい週ですね。
    ところで森田屋の移転先が高崎というので気になったのですが、高崎は戦争末期にひどい空襲を受けています。森田屋一家が終戦まで無事でいてくれるといいのですが。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      高崎の空襲、僕も心配です。間もなく森田屋一家は住み慣れた東京の地を旅立ちますが、願わくば戦後に再会させてほしいものですね。富江ちゃんの子供の顔も見てみたいです。

  3. よるは去った より:

    以前の朝の連ドラで藤吉久美子さん主演の「よーいドン!」でヒロインとその父親(故・山田吾一氏)が手伝う弁当屋(女主人役は藤田弓子さんでした)が軍部から汽車で移動する数十人の兵隊たちへ短い停車時間の間に朝がゆを配膳するという大変な仕事を頼まれ、それを皆で団結協力してやり遂げ、信用を上げるというエピソードがありました。森田屋の一家にもそんな風にでも大変な時代を生き残って欲しいなとも今日の回を見てて思いました。長引く日中戦争の影響で失われて行く深川の木場の活気。しかしこの後の太平洋戦争への突入により、更に大事なものの多くが失われて行くのですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 更に大事なものの多くが失われて行く

      深川の風情ある街並みもすべて空襲で焼かれてしまうのかと思うと泣けてきます。特にこのあたりは空襲が最も激しかったエリアの一つですからね。

  4. キヨコ より:

    この時代、きれい事だけでは生きていけない・・・
    だけど、だからこそ、常子にはまっすぐな心を忘れないで欲しい。
    立場は違えど、同じ戦場で闘った友を、早乙女はこんな形で失いたくなかったのではないか。
    再び会えた時、あの時のままの常子であって欲しい。
    綾さんとは違った友情を垣間見ました。

    会社を出てひとり佇む常子を見て、ああ、もう星野さんがいないんだ・・・と、うるっとしてしまいました。

    富江ちゃんの体調不良の原因が明かされましたね。
    大将と長谷川がどう和解するのか、楽しみです。

    以前にも書き込みましたが、まつさんの風貌が東京育ちの祖母にそっくりなんです。
    もうずいぶん前にお別れしてしまったので、祖母の記憶もだんだんと薄れていたのですが、まつさんを見ていると、祖母に可愛がってもらった思い出が浮かんできます。
    巷では、星野ロスなどと言われてますが、まつさんロスに陥りそうです。
    大将、戦争が終わったら帰ってきて~

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > もう星野さんがいないんだ

      同感です。こんな窮地に星野くんがいない。星野くんの存在の大きさが今更ながらよくわかりました。

  5. まるなか より:

    本当に、当時の政府と軍・戦争というものの醜さを改めて思い知らされますね

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      さらに当時の政府を追い詰めた何者かに腹が立ちました。

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