とと姉ちゃん 第17週 常子、花山と断絶する

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』
2016年7月25日 〜 7月30日放送
第17週「常子、花山と断絶する」

『とと姉ちゃん』第17週「常子、花山と断絶する」あらすじ

昭和22年(1947年)2月。常子は女学校時代の恩師・東堂チヨとの再会を果たしました。その頃のチヨは空襲で住む家を失い、戦争で負傷して以来ふさぎ込みがちな夫とともに、親類の家の片隅にある小さな物置小屋の中で暮らしていました。

そんなチヨに常子は提案します。チヨが暮らしている物置小屋を、もっと住みやすい快適な空間に生まれ変わらせたい。そして、その様子を雑誌『あなたの暮らし』の次回号の目玉企画として誌面で紹介させてもらいたいと。

常子の提案をチヨは快諾。花山はお金をかけずに暮らしやすくするアイディアを次々と考え出し、チヨと夫が暮らす物置小屋はそれまでとは見違えるような部屋になりました。その明るい環境はチヨの夫に笑顔を取り戻させます。

昭和23年(1948年)5月。雑誌『あなたの暮らし』の売り上げは号を重なるごとに下がり続けていました。経営の窮地を打破しようと常子は花山に黙って雑誌に広告を載せてしまいます。しかしそれを知った花山は激怒し常子のもとを去ってしまうのでした。

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『とと姉ちゃん』第17週「常子、花山と断絶する」各回あらすじとレビュー

第97話 7月25日(月) 恩師東堂チエからの手紙
第98話 7月26日(火) 東堂夫婦の家を模様替え
第99話 7月27日(水) 花山が変化する家具考案
第100話 7月28日(木) 宗吉と照代が東京に戻る
第101話 7月29日(金) 花山に内緒で広告を掲載
第102話 7月30日(土) 花山が激怒し事務所去る

『とと姉ちゃん』第17週「常子、花山と断絶する」
 事前発表あらすじレビューと歴史・時代背景の解説

常子の女学校時代の恩師・東堂チヨ。常子たち小橋一家が厄介になっていた森田屋の宗吉と照代。戦前編の物語を盛り上げた懐かしい登場人物たちが再登場します。

第17週のレビューと見どころ

宗吉と照代が東京に戻って来ます。戦前の深川での仕出し弁当屋の商売が立ちゆかなくなり照代の兄が営む高崎の洋食屋を手伝うため深川の地を離れた森田屋の面々が、故郷の東京で洋食屋を開業するために戻ってきます。

森田屋が凱旋のような戻り方をするその一方で、常子の女学校時代の恩師・東堂チヨは住む家も失い、戦地で負傷して希望を生きる失った夫とともに親類の家の物置暮し。

終戦から一年半ほどが経過し、新しい人生を歩み出す者とまだ一歩を踏み出せない者が混在した終戦間もない頃の明と暗を、森田屋と東堂夫婦の対比で表現しているのでしょうか。

ところで、森田屋が戦時中に移転した先は高崎です。この地は終戦の日の前日深夜から当日の明け方にかけて空襲を受けています。そのような史実があったため、森田屋の面々の安否を案じていたのですが、無事でなにより。安心しました。

歴史・時代背景

昭和22年(1947年)
大橋鎮子女史が花森安治氏を編集長に迎え満を持して創刊した雑誌『スタイルブック』は大ヒットするものの、ニセモノがあふれる中でたちまち売り上げは激減。

昭和22年(1947年)10月までに6冊の『スタイルブック』を刊行したところで廃刊が決まりました。

昭和23年(1948年)
『スタイルブック』廃刊にともない新しいコンセプトのもとに新雑誌を創刊。それが『美しい暮しの手帖』で、劇中では今週の後半の舞台となる昭和23年に創刊されました。

現在、同誌は『暮しの手帖』というタイトルになっていますが、大橋女史は創刊時から『暮しの手帖』というタイトルが希望だったと伝えられています。

終戦直後の当時「くらし」という言葉が「くらい」という言葉を連想させ、暗い時代を思い出させることから書籍雑誌類の取次店が『暮しの手帖』というタイトルを嫌い、やむを得ず『美しい』を付け加えたのだそうです。

『とと姉ちゃん』第17週「常子、花山と断絶する」一週間のエピソード観賞後の感想

戦争で傷ついた東堂先生夫妻の心が癒されるまでの過程が描かれた明るく希望に満ちた物語が語られた前半。

後半は一転して経営不振に陥った「あなたの暮し出版」からはじまり、常子ちゃんが花山さんと断絶するまでの暗く重たい物語。

そのコントラストが印象的な一週でした。

さて、今週前半の東堂先生夫妻の住まいの問題を解決するエピソードを通して、花山さんの優れた企画がどこから生まれてくるのかが手際よく説明されていました。

創刊号の直線裁ち。そして第2号の東堂先生の住まいのリフォーム。

ともに、当時の人々が抱えている日々の暮らしの問題を解決し、さらに斬新なアイディアによって人々の生活に潤いを取り戻してくれることが花山さんの企画のヒットの要因でした。

衣食住のうち、「衣」の問題を直線裁ちが解決し「住」の問題を形を変える家具が解決。

そしていよいよ、小麦粉にうんざりしている当時の人々の「食」の問題の解決策を見つけ出したものの、常子ちゃんと花山さんは決別。

衣食住のうち、最後の「食」の問題を『あなたの暮し』は解決することが出来るのか。そしてその「食」の企画はまた『あなたの暮し』の問題を解決することが出来るのか。

後半の重くて暗いお話しの回収は次週への持ち越しとなりました。

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