花山を説得する美子と谷 / とと姉ちゃん 第106話

連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』
2016年8月4日(木)放送
第18週 第106話「常子、ホットケーキを作る」

『とと姉ちゃん』第18週 第106話 「常子、ホットケーキを作る」あらすじと見どころ解説

美子に請われ、谷は美子を連れて花山の家に足を運びました。谷は花山の家になかば強引にあがり込み、美子が花山の説得をはじめます。次号の企画は花山が発案したものだ。発案者として最後まで責任をもってほしい。

美子は続けました。次号の特集を花山の企画にしたのには理由がある。それは花山の企画にすれば、常子と花山が話し合う機会がもてると考えたからだと。しかし、花山は身勝手な言い分だと激怒。美子は説得をあきらめ花山のもとを去ってしまいました。

かたくなな態度の花山に対して、谷は一計を案じました。花山に対して谷はひと芝居打ったのです。常子は心を改め花山に謝罪したいと言っている。自分は常子に泣きつかれたのだと。谷のその言葉に花山は動揺を隠せません。

翌朝、谷に連れられ花山が常子たちのもとに戻って来ました。常子は花山に謝罪。花山も常子の謝罪を受け入れます。早速、花山を交えての編集会議が再開。花山はホットケーキの記事をつくるために宗吉と水田に協力を求めるのでした。

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midokoro
花山の復帰をどうしても諦めきれない美子が行動を起こします。

谷の力を借りつつも自ら花山を説得する美子。そして、次号の特集に花山が発案した企画を美子が提案した理由が明らかになります。

『とと姉ちゃん』第18週 第106話 「常子、ホットケーキを作る」
 事前発表あらすじのレビューと解説

雑誌『あなたの暮し』次号の企画会議で、花山があたためていたプランを美子が提案したのには理由がありました。

それは、花山の企画をすすめることで花山を引っ張りだし、常子と向き合わせる場をつくろうと美子が算段したのです。

幼少期、祖母の滝子たちに上手に取り入り、おやつを次々とせしめていた美子のしたたかな性格が存分に発揮されます。

谷をつかって説得の協力を求めるあたりもさすがです。

花山の企画を次号の特集にする以上、花山は最後まで責任をまっとうすべきだとまで言い切る美子。

美子の必死の説得。それに対する花山の反応は今週の見どころの一つかも知れません。

『とと姉ちゃん』第18週 第106話 「常子、ホットケーキを作る」
 朝ドラ観賞後の感想

花山さんが「あなたの暮し出版」に戻るのは、よっちゃんの涙ながらの訴えに、情に厚い花山さんが心動かされる。

そんな展開を予想していたところが、あの堅物の谷さんがまさかの大芝居!しかも花山さんが簡単にひっかかるとは!いい意味で期待を完全に裏切られました。

谷さん、まさかの「タヌキ」

さすが谷さん。出版社の経営が一度は行き詰まってしまったものの、一つの会社を創業しただけのことはあります。人物の器が大きい!(笑)

堅物に見えて、実はあんな芝居を打てる人だとは驚きです。

常子ちゃんと花山さんの言い分が大きく食い違い「芝居」がバレてしまっても、苦しい言い訳など一切せずに、今度はそれを「脚色」だと平然と開き直る。

あの煮ても焼いても食えない花山さんを、あたかも手のひらの上で動かしてしまうような芸当が出来る谷さん。これまで堅物の「ネコ」をかぶってましたが、実は劇中で最強レベルの狡猾キャラ(いい意味での)だったのかも知れません。

ここまで活躍を見せたにも関わらず、常子ちゃんたちに恩着せがましさの一切ない態度がまたすがすがしくて素敵です。

よっちゃんが花山さんに贈った鉛筆。あのささやかなプレゼントを最大限に喜んでみせる姿に大人の風格を感じました。

谷さんがますます好きになりました。

常子ちゃんも立派

広告を出して雑誌の窮地を救った自分の経営判断を頑として過ちとは認めない常子ちゃんも立派です。

ここ一週間ほどの常子ちゃんの一連の行動を見ていて『マッサン』劇中で描かれた、マッサンと鴨居の大将のやりとりを思い出していました。

自分の理想ばかりを追い求め商売そっちのけのマッサンに対して、鴨居の大将がこんなことを言ったはずです。

経営者となったら這いつくばってでも、石にかじりついてでもお金を稼ぎ社員とその家族を守りぬかねばならないのだと。

でも、ボンボン育ちのマッサンには、そんな鴨居の大将の言葉がなかなか届かない。

マッサンが経営のリアルに目覚めたのは、鴨居の大将に厳しく諭されてからずいぶん年月が経過した頃のことでした。

ところが、幼少の頃からお金の苦労が絶えなかった常子ちゃんは、誰に教わることもなく「鴨居の大将の教え」を実践。

そして、そのことをしっかりと伝えたことで、花山さんもわかってくれたんでしょう。

良かったね、常子ちゃん。

以上、朝から気持ちのいいことこの上ない『とと姉ちゃん』第106回でした。

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20 Responses to “花山を説得する美子と谷 / とと姉ちゃん 第106話”

  1. みや より:

    今日もよかったです!
    涙腺崩壊ドラマの本領発揮!

    親友の中田綾(村野綾)さんは、もうカフェをやめて違う仕事についているんですね。
    常子と一緒に「あなたの暮らし」の編集者にはなりそうにありませんね・・・

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      おっしゃる通り、綾ちゃんが常子ちゃんの仕事を手伝う理由がなくなってしまいましたね。残り二ヶ月弱、綾ちゃんはこの先どうなってしまうのか気になります。

  2. バラちゃん より:

    初めまして。
    「まれ」の頃より読んでいますが、書き込みは初めてです。
    鑑賞後の感想で変換ミスが気になったので書き込みました
    ×医師にかじりついて
    ○石にかじりついて

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      初コメント&誤変換のご指摘ありがとうございます!
      早速、訂正しました。今後とも当ブログをよろしくお願い致します。

  3. 実穂 より:

    美子が先に花山さん宅を去ってしまったことで、谷さんは尚更花山さんを説得しなければと使命感に燃えた結果として、泣きついているという脚色に向かわせたのだと思います。
    谷さんが懸命に脚色している場面のBGMがちょっと面白く、真顔で聞いている花山さんに対して「しめしめ」と思いながら見てしまいました。
    花山さんから見ても、谷さんが脚色などするような人とは思っていなく、言っていることは間違いないのだろうと思ったと思います。

    昔のスタアの装いで「挿絵を効果的に」ということや、直線裁ちワンピースの際にも「写真を入れよう」と、
    文字だけでなく視覚に訴えることを常子たちは花山さんから説かれていたのですが、
    なぜホットケーキの作り方はすべて文章だったのか。
    と個人的に引っかかっていました。しかしそれは単純に経費との兼ね合いでやむを得ず文章のみにしようと思っていたのかなと思いました。

    自分は経営者として間違ってはいなかった、と毅然とする常子のまっすぐなまなざしを見て、花山さんに困っていることを悟られないようにする姿勢にも感銘しました。
    小麦粉の料理を取り上げることが常子と花山さんを結び付けている、と示唆する水田さんと鞠子も後押しして、パートナー復活となり安心しました。

    また今までのように会議をし、鞠子にダメ出しをする花山さんでしたが、気落ちする鞠子の一方で「花山節が帰ってきたなぁ」と感慨深げに目を細める水田さん、安堵する緑さんの表情、そして常子もほっとしたように笑顔を見せ、また再出発ですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 花山さんから見ても、谷さんが脚色などするような人とは思っていなく

      この鋭い一文を読んで、谷さんが実直な性格の人物として描かれてきた理由がわかりました。花山さんをだますためにも、谷さんが冗談を言うような性格であるわけにはゆかなかったのでしょう。

      > 常子と花山さんを結び付けている、と示唆する水田さん

      水田くん、意外に粋なこと言いますね。感心しました。

  4. もんすけ より:

    花山さんは、言葉には出さないけれど、「待っていた」のでしょうね。
    直線断ちの講座を妨害された時ならば「今後の社長としての糧としなさい」とは言えても、雑誌の内容という聖域に踏む混んでしまう広告の恐ろしさを理解してもらえないとなると、怒り心頭。どうしても振り上げた拳を下すことができなかった…。
    それでも、谷さんの言葉を借りるまでもなく、常子ちゃんの出版社でなければ、自分の理想の雑誌は作れない…。
    でも…、でも…。
    あぁ~、なんて面倒くさい方!(苦笑)
    そこを取り持った美子ちゃんに、今後の協力体制をきちんと伝えながらも、花山さんの帰りを待ち、受け止める常子ちゃんの対応は、女性の「柔らかな心」ならでは(男性の社長、経営者では、花山さんは手に余りましょう)。
    鉛筆のチョイスを褒められた美子ちゃんの笑顔にキュンキュンした朝でした。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      >「待っていた」

      僕もそう思います!花山さん、頭に血がのぼって出て行ったしまったものの後悔してたんでしょうね。出版社の面々に一斉に頭を下げられた時の嬉しそうな顔と言ったら・・・笑

      谷さん、いい仕事しました。

  5. エイスケの後輩 より:

    谷さん最高!でしたね\(^o^)/
    さてこれで安心して水田くんとまりちゃんの今後を見届けられます(ニヤニヤ)

    ところで、史実では資金難を融資で乗り越えたそうですが、本ドラマでは広告としたのは、広告を載せない事で企画を好きに出来る事の説明と共に、全作が銀行の話だったので、避けたのもあるのかなと思いました。

    さてでは今日は子供にファミリアのスタイを付けて、土佐堀川を渡ってお出掛けです(^o^)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      広告トラブルを描くことで、広告を載せないことの価値が際立ったと思います。上手な脚色でした。

      > ファミリアのスタイを付けて、土佐堀川

      BK朝ドラ三昧ですね。ちなみに僕は先日、帝塚山に行きました。土佐堀川のBK前作主人公の住まいです。

  6. ※※多彦 より:

    余談です。

    「私は折れません!」と言いきったと思ったら、あっさり花山に「申し訳ありませんでした!」と謝罪した常子の瞬発力もさすがでした。
    折れないポイントってそこじゃなかったのね(本当に折れないつもりだったのは、『あなたの暮らし』の理念)、という感じで。

    谷さんがタヌキなら、こちらはキツネへの進化途中、という感じでしょうか。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      常子ちゃんの咄嗟の謝罪。あれで花山さんの反論をみごとに封じ込めましたね。初対面の時から常子ちゃんが花山さんより一枚上手です。

  7. ※※多彦 より:

    自身も母親思い、家族思いで小橋親子の絆の深さも承知している花山の心理を巧みに突いてきた谷さんの見事な作戦勝ち、といった感じでしたね。
    仕事に関しては妥協を許さない完璧主義者の花山も、さすがに家族思いの女性の涙には弱かったのでしょうか。

    しかし、けさの谷さんは本当に「さすが谷さん!」という良い味を出されていました。
    仮に、もしこの役割が五反田さんに回ってきていたなら…、どうなっていたんでしょうか?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      五反田さんでは花山さんを丸め込むことは難しかったかも知れませんね。
      よっちゃん、ナイスな人選でした。

  8. カッチ より:

    美子が諦めて帰ってしまう時はどうなるのかなと思っていたら、さすがぐっさんですね。
    あんな嘘をついて花山を説得するとは。
    花山も本当は帰りたかったんでしょうね。
    常子が泣いて頼んだと聞いたら断る理由が無くなったんでしょうね。
    まあ、最期は常子が頭を下げたし良かったです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      谷さん、あんな芝居が出来るとは意外でしたね。
      楽しすぎます。

  9. よるは去った より:

    しかし「嘘も方便」とは言いながら谷さんの狸ぶりは見事でしたね。「小橋君からも泣きつかれている・・・・・。」と花山氏に伝えている表情も嘘ついている間も嘘ついているように見えなかったし。それにしても花山氏が宗吉さん、そして水田君にまでに協力してほしいことって・・・・・・・?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      谷さんがあんな芸当が出来る人だとは思いもよりませんでした。
      心底楽しませてもらいました。

  10. くまさん より:

    ついにクック○○の顔合わせが実現する?
    NHK も粋ですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      劇中での二人の接点は皆無だしクック○○はやらないかなと思ってたので嬉しい誤算です。

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