星野が悩む常子を励ます / とと姉ちゃん 第125話

連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』
2016年8月26日(金)放送
第21週 第125話「常子、子供たちの面倒をみる」

『とと姉ちゃん』第21週 第125話 「常子、子供たちの面倒をみる」あらすじと見どころ解説

ちとせ製作所の田中とその妻の姿を目にした常子は深く落ち込んでいました。人々の暮らしを守るために行った商品試験が、その一方で誰かの暮らしを破壊している現実を目にし、常子にはそのことが耐え難かったのです。

落ち込んだ気持ちのまま常子は星野を訪問。ふさぎこんでいる常子の気持ちを察した星野は常子に告げました。息子の大樹が電気釜でヤケドしたことがあること。そんな事故をなくための価値ある仕事を常子はしているのだと。

星野の言葉で気を取り直した常子は再びちとせ製作所の田中のもとに足を運びます。常子は言いました。商品試験は消費者のためだけのものではない。生産者のためのものでもあるのだ。より安全で使いやすい商品をつくって欲しいと自分たちは呼びかけているのだと。

常子の商品試験にかける思いと情熱は田中の心を動かしました。田中は大手メーカーたちと競い合うために廉価な商品を目指していた非を認め、常子に約束しました。より安全で使いやすいトースターを自分はつくってみせると。

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midokoro
『とと姉ちゃん』戦前編で繰り返し描かれた場面のリバイバルでしょうか。

常子の相談に乗る星野が、悩む常子を励ますのです。

『とと姉ちゃん』第21週 第125話 「常子、子供たちの面倒をみる」
 事前発表あらすじのレビューと解説

常子が女学校で制服をバカにされ仲間はずれになった時も、女学校を卒業後に商社に就職したものの仕事を与えられずにいじめられていた頃も、常子の相談に乗ってくれるのはただ一人、星野でした。

そんな状況が再び再現されます。

人々の暮らしを守るという使命のもと、粗悪なトースターを包み隠さず粗悪と酷評したものの、その酷評記事によってトースター工場は大打撃をこうむり途方に暮れる経営者夫婦。

人々の暮らしが守られたその一方で、暮らしを奪われてしまった人もいる。

そんな現実に直面した常子の悩みを星野が聞くことで、常子と星野の若かりし頃と似たような状況が再現されます。

戦前編でも、星野が常子の相談に乗ることの繰り返しが二人の距離を縮めてゆきました。今回もまた、常子の悩みがきっかけで二人は距離を縮めてゆくのでしょうか。

『とと姉ちゃん』第21週 第125話 「常子、子供たちの面倒をみる」
 朝ドラ観賞後の感想

つらい時ほど明るく振る舞う

常子ちゃんのもっとも良き理解者は今回もまた星野くんでした!

「お仕事で何かありましたか?常子さんはつらい時ほど明るく振る舞う人です」

青葉ちゃんがホットケーキをつくった話を報告する常子ちゃんがやけにハイになっているなということは僕も気がついていました。

しかし、恥ずかしながら常子ちゃんがハイになっているのは、子供たちが眠ってしまい星野くんと久しぶりに二人きりになれたことが嬉しいに違いない。

その程度の認識でいました。

たしかに、かつての常子ちゃんも落ち込んだ時ほど明るく振舞っていました。そして、そのことをしっかりと観察し、今だにそのことを記憶していた星野くん。

かつての常子ちゃんへの想いがどれほど真剣だったかを今更ながら気づかせてくれる、星野くんの優しさが心に沁みる静かな名場面でした。

以下、ネタバレです。

大樹くんの足のヤケドが、商品試験の負の影響に悩む常子ちゃんの気持ちを前に向ける役割を今回は果たしました。

しかし、大樹くんの足のヤケドはまた、常子ちゃんと星野くんの大人の恋の物語の切な過ぎる幕切れの小道具として回収される見通しです。

またしてもつらい思いをしなければならないのかと「その日」が近づいて来るのがとっても憂鬱です(涙)

常子ちゃんが竹蔵ととと再会果たす

今回のレビューではありませんが、昨日『とと姉ちゃん』のクランクアップが報道され、そのニュースによれば最終回で54歳の常子ちゃんは竹蔵とととの再会を果たすとか。

前作『あさが来た』では、ヒロインのあさちゃんが最終回の直前回に亡くなった夫の新次郎さんと最終回で再会。

新次郎さんとの再会を果たしたあさちゃんがいつの間にか若返っていたことで、あの若返りはあさちゃんの死を意味するのかと議論が巻き起こったのは記憶に新しいところです。

さて、常子ちゃんが竹蔵ととと再会するのは夢の中でのこと。

常子ちゃんが「あなたの暮し」出版の中を案内しながら、常子ちゃんがこれまで自分が経験してきたことを竹蔵ととに語り、竹蔵ととは常子ちゃんの歩んできた人生を心から讃えるという想像しただけで涙腺が決壊しそうな場面が用意されているそうです。

竹蔵ととはもう一度登場するだろうなとは予想していました。しかし、最終回に常子ちゃんの人生を総括する役割として登場させるとは、粋なはからいです。

早くその場面を観たい!しかしその場面を迎えると『とと姉ちゃん』は終わってしまいます。寂しくなります。(しかし翌週の朝からミスチルです)

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16 Responses to “星野が悩む常子を励ます / とと姉ちゃん 第125話”

  1. しょこりん より:

    いつも楽しみに拝見しております。星野と常子のやりとりは、胸キュンものでした。何年たっても変わらない二人だけの空気に静かに感動しました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      大人になっても、若い頃の初々しさをまったく失わない二人の関係。
      本当に心洗われましたね。

  2. ア※ラッキー より:

    すみません。先ほどのコメントですが、1番目のことです。2番目のクランクアップのこと竹蔵とととの夢での再会。とっても喜ばしいことです。

  3. ア※ラッキー より:

    只今朝蔵さんのー朝ドラ鑑賞後の感想ー見なきゃよかったと後悔中です。え~っ!!そんな!モチーフだったというのだったなら、常子ちゃんと星野さん一緒にさせてあげて・・・。もし、ダメなら「あさが来た」のうめさんと雁助さんのように文通でも・・・。う~立ち直らない(泣)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > うめさんと雁助さんのように文通

      これいいですね!二人のこの結末には本当に救われました。思い出すだけでも泣けてきます。

  4. SATORI より:

    こんにちは。
    もう長いこと、このサイトを拝見しながら朝ドラ鑑賞しております。

    私も竹蔵とと夢での再会、べっぴんさん主題歌ミスチル(ファン歴20年なので感激です)報道が嬉しい反面、常子ちゃんと星野くんの二度目の別れ濃厚に落胆です…

    もう最後の最後で「常子さん」と声をかけてくれる老星野さんの登場を願うばかりです(涙)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      星野くんが転勤する先は実家の近くということなので恐らく岐阜県。元青柳商店の清くんの疎開先も岐阜県でした。岐阜県つながりで二人揃って最終週に戻って来てくれないかなとひそかに願っています。

  5. もんすけ より:

    「仕事でなにかあったんですか?」
    星野さんの洞察力はさることながら、憶測を入れないストレートな問いかけはが心に響きます。
    お互いに弱音を吐くことができない立場の中、昔と変わらず、自分の心をくみ取ってくれる存在同士の二人。お互いを労わり、尊重し合う台詞が切な過ぎました。

    「大手でもよいトースターを作っていないのは本当か」
    世界にも誇れる、日本の中小メーカーの職人魂に火が付いた瞬間。今の日本の礎を作ってきた、昭和の職人たちが立ち上がる姿を見た思い。「下町ロケット」をついつい思い出し…。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 下町ロケット

      まさに『下町ロケット』でした。次週以降、「太巻」社長率いるずる賢いメーカー・アカバネ電器が常子ちゃんたちに圧力をかけてきますが、大手メーカー(らしい)アカバネ電器とちとせ製作所の対決にでもなったら完全な下町ロケット状態ですね。

  6. うつ より:

    このちとせ製作所の元のモデルって、現在の東証1部上場企業の何処なんでしょうか?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      昭和30年代の段階で大手メーカーに埋もれてしまう中小メーカーということは、現代の上場しているメーカーではない、架空の中小企業ではないかと思います。

  7. よるは去った より:

    田中「どこかで妥協していたのかも知れねえ・・・・・。」 大量生産が陥りやすい穴でしょうね。大樹君の足の火傷の痕を田中社長が見たらどう思うのかなという想いで観てました。しかし田中社長は技術者としての本当の誇りは失ってなかったようですね。ちとせ製作所に幸あれと願いたいです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      現代なら弱小メーカーは高性能高価格で勝負する発想も出てくるのでしょうが、当時はそんな発想はなかったんでしょうね。

  8. まるまる より:

    いつも楽しみに、そして見逃したり見逃しそうな際にとても助かってます。

    脱字を発見したので、お知らせします。
    ーーーーーー
    息子の大樹が電気釜でヤケドしたことがあること。そんな事故をなくための価値ある仕事を常子はしているのだと。
    ーーーー
    脱字部分
    ・事故をなくため
    →事故をなくすため

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      脱字のご指摘ありがとうございました。
      早速、訂正させて頂きました。

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