とと姉ちゃん 第25週 常子、大きな家を建てる

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』
2016年9月19日 〜 9月24日放送
第25週「常子、大きな家を建てる」

『とと姉ちゃん』第25週「常子、大きな家を建てる」あらすじ

昭和39年(1964年)。常子は幼い頃からの悲願だった家を建てました。鞠子と美子の家族も呼び寄せ9人の大所帯が一つ屋根の下で暮らし始めた頃、異変が起こります。君子が緊急入院したのです。しかも君子の病状は決して軽くはありませんでした。

君子の希望により君子は入院せず自宅療養を開始しました。そんな君子を見舞いに花山がやって来ます。花山は君子に問いかけました。仕事一筋で生きてきた常子は幸せだったのだろうかと。君子がそれに答えます。常子は幸せなはずだと。

昭和48年(1973年)。亡き君子からの教えをまとめた常子の連載は、君子の死の直前より今に至るまで続き単行本化もされました。そんな中、21歳になった鞠子と水田の娘・たまきが「あなたの暮し出版」への入社を希望します。

奇抜な入社試験に合格し、たまきは晴れて「あなたの暮し出版」の一員になることが出来ました。一方、仕事と家庭の両立が困難なことを理由に退社を願い出る寿美子の言葉を聞き、常子は女性が働きやすい職場づくりの着想を得るのでした。

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『とと姉ちゃん』第25週「常子、大きな家を建てる」各回あらすじとレビュー

第145話 9月19日(月) 昭和39年、9人の大所帯
第146話 9月20日(火) 君子が入院経て自宅療養
第147話 9月21日(水) 君子の見舞いに花山来訪
第148話 9月22日(木) 昭和48年、単行本を出版
第149話 9月23日(金) たまきが常子の会社志望
第150話 9月24日(土) 働きやすい職場環境整備

『とと姉ちゃん』第25週「常子、大きな家を建てる」
 事前発表あらすじレビューと歴史・時代背景の解説

『あなたの暮し』の販売部数は順調に伸び、今週のサブタイトルにもなっている「大きな家を建てる」という常子の悲願も叶います。

姉妹の家族も呼び寄せ、数年ぶりに三姉妹が一つ屋根の下で暮らし始めたその時、皮肉にも君子がたおれてしまいます。

第25週のレビューと見どころ

君子の実在モデル・大橋久子氏は長命だったので、君子も最終回近くまで登場場面が続くことを期待していました。

しかし、残念ながらその期待は裏切られました。

今週は、君子の病気を死の場面を通して常子のこれまでの人生を総括しはじめる週となるのでしょうか。

今回、常子の人生を総括するナビゲート役は花山です。

かつて再会した星野に熱を上げていた常子に対して花山が言ったことがあります。自分の人生をもっと大切にしてはどうかと。

花山は、常子の人生を良い意味でも悪い意味でも変えてしまったことを後悔していたのでしょうか。

そんな花山の常子への本心が、君子との会話の中で描かれる場面が今週の最大の見どころになるかと思います。

歴史・時代背景

昭和39年(1964年)
劇中では君子がこの年に亡くなりますが、史実では君子の実在モデル・大橋久子氏は昭和57年(1982年)に永眠。享年82歳でした。

なお、劇中で常子と星野の再会のきっかけとして描かれた一般家庭のキッチンの取材。史実にある連載「キッチンの研究」が昭和38年(1963年)に終了しています。

昭和39年(1964年)「暮しの手帖社」はアメリカの女流小説家ハーパー・リーの小説『アラバマ物語(原題:To Kill a Mockingbird)』を刊行。

本作は1961年度ピューリッツァー賞を受賞。翌1962年にはグレゴリー・ペック主演で映画化もされ、同年のアカデミー賞では作品賞を含む8部門にノミネート。主演男優賞、脚色賞、そして美術賞を受賞しています。

昭和48年(1973年)
劇中で常子は『小さなしあわせ』の連載を昭和39年(1964年)から開始。この連載の実在モデルは大橋鎮子著『すてきなあなたに』と思われます。

史実の『すてきなあなたに』は昭和44年(1969年)に連載を開始。昭和50年(1975年)に単行本が刊行されています。

『とと姉ちゃん』第25週「常子、大きな家を建てる」一週間のエピソード観賞後の感想

今週、君子かかが亡くなりました。

最愛の夫を早く亡くしたり戦争を経験したりと苦労の多い人生ではありましたが、君子かかは最初から最後まで普通の主婦でした。

大きな仕事を残したわけでもなく、際立った活躍をしたわけでもありません。これ以上形容のしようがないほどに普通の主婦でした。

でもその生き様は一貫していました。

日々の暮らしの中で小さな幸せを積み重ねること。この一点に徹した生涯で、君子かかは期せずして二つの大きなことを遺しました。

一つ目は常子ちゃんの連載エッセイ『小さな幸せ』です。

単行本にもなった『小さな幸せ』は表向きは常子ちゃんが残した仕事ですが、実際には君子かかが積み重ねてきた暮らしの知恵の数々です。

その暮らしの知恵、君子かかの積み重ねた小さな幸せは家族にも根付いていました。これが君子かかが遺した二つ目の大きなことです。

夢を叶えようとか、何かになろうとか望んだことは一度もないのに、価値を残してこの世を去って行く生涯。こんな生き方に憧れます。

人生の良きお手本のような君子かかでした。

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2 Responses to “とと姉ちゃん 第25週 常子、大きな家を建てる”

  1. オカンT より:

    本当は水曜日にコメントしたかったのですが、しそびれてしまったので、こちらでコメントさせていただきます。
    今週は君子かかの逝去と姪っ子たまきちゃんの入社という、まさに世代交代な一週間でしたが、水曜日のかかのセリフ「あなた達は、私の自慢の娘です」という言葉と最後の親子丼のくだりを聞いて、久々に妹達の前で常子が「とと姉ちゃん(竹蔵ととの代わり・一家の大黒柱)」ではなく「君子かかの娘」になった瞬間だったのかな、と感じました。
    それまで君子かかは、常子と二人の時に「娘」扱いをしたことはありましたが(星野さんとの最初の別れの時など)妹達の前でわざわざ「あなた達(3人)」という言い方をしたことはあまりなかったような気がして、「とと姉ちゃん」として普通の長女以上に家族のために生きてきた常子に対して、最後は「等身大の、ありのままの我が娘」として接していたのではないかと感じました。
    下手くそな文章で申し訳ありません。上手く伝わるかな…

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 等身大のありのままの我が娘

      おっしゃる通り、君子かかが三姉妹を相手にする時は常子ちゃんだけ「とと」として別格みたいなところがありましたね。はじめて三人を娘として見たところが涙を誘ったのかも知れません。

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