べっぴんさん 第5週 お父様の背中

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『べっぴんさん』
2016年10月13日 〜 11月5日放送
第5週「お父様の背中」

『べっぴんさん』第5週「お父様の背中」あらすじ

開店初日のすみれの店を訪れた五十八は商品の品質の良さに心から感心しました。しかし、商品には値段が付いておらず、そもそも商売の経験のないすみれには値段のつけ方すらわかりません。そんなすみれに、五十八は売り値の考え方を教えさとします。

一方、潔の逮捕を機に知った、潔が闇市で売っている商品の粗悪さが五十八には気がかりでした。坂東営業部の復活に焦るあまり目先の利益ばかり追求する潔に五十八は説きました。良い商品を売って時間をかけて信頼を得るのが商売の基本なのだと。

その頃、進駐軍の大佐からも注文が入るなどしてすみれの店の商売は順調でした。しかし、すみれの店で働く女性たちにトラブルが相次いでいました。明美は勤務している病院を解雇され、良子は接客態度の悪さを客から咎められ店を辞めてしまいます。

そんな中、君枝の夫・村田昭一が復員しました。すみれたちが君枝のことを祝福したのもつかの間、すみれは窮地に立たされます。夫が帰ってくるまでの間だけという条件で働いていた君枝が店を辞めると言い出したのです。

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『べっぴんさん』第5週 各回あらすじとレビュー

第25話 10月31日(月) 五十八が来店/潔の逮捕
第26話 11月1日(火) 良子の接客を明美が叱責
第27話 11月2日(水) 店で働くのを辞める良子
第28話 11月3日(木) 良子が辞めた本当の理由
第29話 11月4日(金) 五十八が説く商売の基本
第30話 11月5日(土) 五十八が闇市の親分説得

『べっぴんさん』第5週 事前発表あらすじレビューと歴史・時代背景の解説

すみれが靴屋の一角を借りて開店した小さなお店は順調に営業をはじめます。一方、すみれよりも一足早く闇市で商売を始めていた潔はトラブルに遭遇。

二つの商売の明と暗を対比させながら描きつつ、その真ん中にいつもいるのはすみれの父・五十八。今週のサブタイトルにある「お父様」とは五十八のことを指すようです。

第5週のレビューと見どころ

今週のサブタイトルにもなっている「お父様の背中」の大きさが描ける今週の見どころと言うべき場面が、今週、三箇所用意されています。

そのうちの二箇所のうち一つは上のあらすじの中にも含めましたが、商品の値付けの仕方がわからないすみれに値付けの考え方を説く場面。

もう一つは粗悪品で目先の利益を追う潔に、商人と顧客の関係の作り方を説く場面でこちらもあらすじの中に含めました。

そしてあらすじからは割愛しましたが、根本という名の闇市を取り仕切る顔役に商売の要諦を説く場面が用意されています。闇市で弱者から利益を吸い上げる根本に、五十八は未来を見据えた商売をしろと説得。

もしかするとこの場面が今週の最大の見どころにして「お父様の背中」の威光が光り輝く場面になるかも知れません。

歴史・時代背景

ベビーショップ・モトヤの開店(昭和23年(1948年))
劇中ですみれが仲間たちと店をベビーショップあさやを開店したのは昭和21年(1946年)3月3日。一方、その実在モデルであるベビーショップ・モトヤが三宮センター街に開店したのは昭和23年(1948年)12月4日のことでした。

戦後のインフレ政策の影響で、坂野惇子さん(すみれ)の家計は困窮を極めていました。夫の坂野通夫さん(紀夫)はすでに帰国していたものの、苦しい家計の助けになろうと坂野惇子さんは手芸教室など開催するもののうまくゆきません。

そんな中、モトヤ靴店の元田蓮さんが自分の店の陳列ケースを貸し出すのでそこで商売をはじめてみないかと坂野惇子さんに提案したのが昭和21年(1946年)春のことでした。

早速、坂野惇子さんは友人たちや夫の坂野通夫さんなどとともに、その店でどのような商売が出来るのか調査を開始。その年の内の開店を目指し商品の準備などもすすめ、開店にこぎつけたのが上に記した通り昭和23年(1948年)12月4日です。

劇中ではすみれが単独で靴屋の一角で店をはじめ、その後に友人たちの協力によりベビーショップあさやに発展したという設定ですが、リアルでは開店当初から友人たちとベビーショップ・モトヤを開店しています。

『べっぴんさん』第5週 一週間のエピソード観賞後の感想

今週は五十八お父様の心の再生が描かれた週でした。

失意の中にいた五十八お父様が、すみれちゃんのお店の開業を聞きつけ矢も盾もたまらず駆けつけたことからすべてが始まりました。

値段の付け方などの商売のテクニカルな基本はさっぱりなすみれちゃんですが、商品の品質にこだわりお客さんとの信頼関係を何より大切にすると言う商売の基本を最愛の娘が深く理解していることを知った時の、五十八お父様のとろけるような笑顔。

潔くんの粗悪品の薄利多売には難色を示しつつも、混沌とした環境下で男気を発揮する潔くんの姿は、亡き正蔵さんの生前の姿を五十八さんに思い出させたのでしょうか。

そんな若い世代の活躍を目の当たりにして、失意に沈んだ五十八お父様の心が癒されてゆく過程の心地よいこと!

そして、闇市の元締め・根本の親分の破れかぶれの行動は、失意に沈んだ自分の心の写し鏡のように五十八お父様の眼には映ったのかも知れません。

これらのエピソードを通して、ついに五十八お父様が復活しました。困難な時代を描きながらも将来への希望を感じさせてくれる充実した一週間でした。

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2 Responses to “べっぴんさん 第5週 お父様の背中”

  1. koji より:

    『あさが来た』と同じように姉妹の『差』が描かれ始めましたね。

    今後の展開も楽しみです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうござます。

      > 姉妹の『差』

      運命が別れるのは姉妹が大人になった証。
      いよいよ大人のドラマのはじまりですね。

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