店で働くのを辞める良子 / べっぴんさん 第27話

連続テレビ小説(朝ドラ)『べっぴんさん』
2016年11月2日(水)放送
第5週 第27話「お父様の背中」

『べっぴんさん』第5週 第27話 あらすじと見どころ解説

良子の夫・勝二が戦地から戻ってきました。良子は勝二に気をつかいしばらく店を休むと言うものの、勝二は店に出るよう良子に言いました。すみれと君枝は友の幸福を祝福しつつもそれぞれの夫を思い出さずにはいられませんでした。

一方、病院を解雇された明美はそれまで住んでいた寮を出ることになり、麻田の家に間借りすることになりました。しかし明美は麻田に頼みました。自分がクビになったことはすみれたちには黙っていてほしいと。

そんな中、すみれは君枝と明美を連れてランディ大佐のもとに足を運びました。明美の通訳によりランディの妻・リサの注文を聞くためです。リサとの打ち合わせを無事に終わらせたすみれが店に戻ると、良子が帰り支度をしているところでした。

その良子の言葉がすみれたちを驚かせます。良子が店を辞めると言い出したのです。良子は店を辞める理由をすみれたちに説明しました。夫の勝二から家にいてほしいと言われた。それが自分が店を辞める理由だと。

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midokoro
潔が警察に捕まってしまったのは、闇市を仕切る根本に場所代を納めることを潔が拒み続けていたことが原因のようです。

場所代の支払いを拒む潔に対しての報復のために根本は潔の闇取引を警察に密告。潔が連行されている間に潔の店を破壊するという嫌がらせに及んだのです。

『べっぴんさん』第5週 第27話 事前発表あらすじのレビューと史実解説

朝ドラ『べっぴんさん』劇中では、坂東営業部は空襲により社屋が焼失し社長だった正蔵も死亡。戦後、復員した潔が闇市を拠点にして坂東営業部を再興するという展開です。

しかし史実はドラマで描かれるエピソードと大きく異なります。以下、劇中の登場人物名や会社名を用いながら史実をまとめてみます。

「坂東営業部」は戦時中に総合商社・江商に吸収合併されてしまいましたが「坂東営業部」のグループ企業で一社だけ戦後まで残った会社がありました。

その名は東京編織。

戦前はレナウン・メリヤス工業という社名でしたが、戦時中に横文字の社名を東京編織に改めていました。

さて「坂東営業部」に籍を置いていた「潔」は、戦時中に「坂東営業部」が江商に吸収合併されるに伴い江商の一部門の部長職に就任します。

戦後、「潔」は江商に籍を置きつつも「坂東営業部」の復活を夢見ていました。

そんな中「五十八」に「坂東営業部」の再興を願う気持ちがあることを察した「潔」は、江商に辞表を提出すると町工場の規模に縮小していた東京編織の再建に尽力。

「坂東営業部」を復活させるのでした。

ちなみに「潔」は終戦の翌々年の1947年(昭和22年)に「坂東営業部」の社長に就任しています。「潔」36歳の時でした。

『べっぴんさん』第5週 第27話 観賞後の感想

勝二さん・良子ちゃん夫妻の物語はじまる

良子ちゃんの年の差婚の夫・勝二さんが帰ってきました。

私の夫は年上だから自分のすることを何でも許してくれるとのろけ、高価な腕時計を買ってもらったと見せびらかす。

良子ちゃんの自慢の夫・勝二さんは誰の目にも愛妻家として映るような愛情表現の豊かな男性を想像していましたが、想像とはまったく異なるタイプであることに驚かされました。

配給でやっと手に入れた塩ジャケを出された勝二さんが言いました。

「わしのために特別なことする必要ないで」

明日は店を休もうかと言う良子ちゃんに勝二さんは言います。

「わしのことは気にせんと行きなさい」

ただひたすらに遠慮がちな勝二さん。やっと家庭に戻って来られてもくつろいだ様子は微塵もなく客のようにどこか緊張している姿が気の毒な気がします。

結婚前、良子ちゃんは年上過ぎる男性と結婚する不安と不満を口にしていました。そんな良子ちゃんの気持ちを察して、良子ちゃんに負担をかけまいと気遣っているのでしょうか。

久しぶりに見る妻の顔に緊張しているということもあるのでしょうか。

でも劇中で描かれる訳アリ人間関係は大好物なので、勝二さん・良子ちゃん夫妻の緊張感ただよう夫婦関係を、これから楽しませてもらおうと思います。

さて、そんな良子ちゃんのことを喜びながらも夫の紀夫くんのことを思い出さずにはいられないすみれちゃん。

自分の夫がなかなか戻らぬ受難の日々がこれからはじまりです。そしてその受難から生まれる酸味がかなり強めの甘酸っぱい物語も。

この先の展開をずっと楽しみにしていました。

良子ちゃんと明美ちゃんの物語はじまる?

良子ちゃんと明美ちゃんの間で散る火花が朝からつらい。

「うらやましいわ、奥さんはのんきで」
「悔しかったら結婚したら?」
「私には仕事がある」

激しくののしり合うわけでもなく、と言うよりその語り口調は『べっぴんさん』の他の会話と同じように静かな静かな調子です。

それだけに二人の言葉に込められたトゲが痛々しい。

我が身の不幸を嘆くうちに、苦労のないお嬢さまへの反感や嫉妬が再び激しく吹き出してきてしまった明美ちゃんの心の中が心配です。

そんな中、麻田さんの存在が救いです。

自分は不幸な星に生まれてきたのかと我が身の不幸を嘆く明美ちゃんのネガティブに走りがちな考え方のクセを「あかん!」とバッサリ。

優しさと厳しさがほどよくブレンドされた麻田さんが今日も朝から輝いて見えました。

麻田さんのことはさておき、良子ちゃんと明美ちゃんの物語はこれからどこに向かって行ってしまうのか。

勝二さん・良子ちゃん夫妻。良子ちゃんと明美ちゃんの関係。良子ちゃんを中心にした二つの人間関係の今後の展開が気がかりです。

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4 Responses to “店で働くのを辞める良子 / べっぴんさん 第27話”

  1. もんすけ より:

    良子ちゃんと明美ちゃん、「ハリネズミのジレンマ」という感じなのでしょうか。
    傍に寄れば温かい、でも寄れば互いの針で痛い目に…。
    互いの持っているもの(夫や子供、仕事や自由、デザインの才能に通訳の技術などなど)が眩しくて、自分が劣っているようにみえて意地を張って意地悪言って悪態をつたり、拗ねてみたり(女子だから?)。
    人と人との距離の取り方は、いつの世も難しいものですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうござます。

      > ハリネズミのジレンマ

      するどいたとえですね!良子ちゃんと明美ちゃん、お互いに痛い目に合わない距離の取り方を早く見つけてほしいものです。

  2. たこやき より:

    君枝ちゃんは「仲良し三人組」のままではいけないとこを分かって、良子ちゃんの肩を持つこともなく良子ちゃんを叱る。強い人だと思いました。

    明美ちゃんと良子ちゃん、強がって喧嘩してても実際は言葉と裏腹ですよね。どう仲直りするのか、楽しみですね~。

    朝蔵さんのあらすじを読み進んでいくと良子ちゃんのお子さんが保育園で拒否って…。「ええ子やなかったな」との喜代さんのセリフはフラグかな?と細かいところまで気になってしましたした(^^;

    (今日の放送分じゃなかったらごめんなさい)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうござます。

      > 強い人

      女学生時代、悦子さまに対してすみれちゃんと良子ちゃんが何も言えない中、君枝ちゃんだけは勇気を振り絞って悦子さまのワガママをとがめていましたが、君枝ちゃんはその頃から本当に強い人だと思います。

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