君枝の隠し事を知る昭一 / べっぴんさん 第31話

連続テレビ小説(朝ドラ)『べっぴんさん』
2016年11月7日(月)放送
第6週 第31話「笑顔をもう一度」

『べっぴんさん』第6週 第31話 あらすじと見どころ解説

良子と君枝がベビーショップあさやを辞めてしまい、リサから注文を受けたテーブルクロスづくりの作業は遅れがちでした。しかしすみれは、注文の品を期日までに仕上げようと夜を徹しての作業を続けていました。

そんな中、店を辞めたことに後ろめたさを感じていた良子と君枝がやって来ました。少しなら手伝えると申し出る良子と君枝に明美は言いました。仕事に責任を持てないのなら手伝ってもらわなくても良いと。明美は良子と君枝を追い返してしまいます。

看護婦をクビになったことをついに白状した明美は、早朝から深夜まですみれの仕事を手伝うことになりました。そしてすみれと明美は、からくもリサからの注文のテーブルクロスを期日までに仕上げることが出来ました。

すみれは完成した品を収めに、君枝の家を接収して暮しているリサを訪問。その時、トラブルが発生しました。今まで君枝が働いていたことを内緒にしていたことが、夫の昭一に知られてしまったのです。昭一は君枝に強い口調で説明を求めるのでした。

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midokoro
昭一が復員するまですみれたちとともに働いていたことを君枝は内緒にしていました。身体が弱い自分が働くことを昭一は反対するに違いない。君枝はそう考えたのです。

しかし、あることがきっかけで君枝が働いていた事実が、復員間もない昭一にバレてしまいます。

『べっぴんさん』第6週 第31話 事前発表あらすじのレビューと史実解説

今回、君枝が働くことを昭一が難色を示す場面が描かれますが、史実でも同様のことがあったようです。

では史実ではどのようなことがあったのか。『べっぴんさん』の中でのキャラクター名を用いながら共通点と相違点をまとめてみました。

・リアルでも「昭一」は「君枝」が働くことに反対していました。

・「君枝」が働くことを「昭一」が反対したのは「君枝」の主治医の見立てが理由でした。「君枝」が働くことについて「昭一」は主治医に相談。主治医は、病弱な「君枝」が働くことは無理があり過ぎると猛反対したのです。

・ただしリアルでは「君枝」は「昭一」の復員前に働いていたわけではありません。

・「昭一」の復員後、店を一緒にやらないかと「すみれ」から誘われた「君枝」は、働き始める前に「昭一」に相談したのです。働くことを反対されたのはこのタイミングです。

『べっぴんさん』第6週 第31話 観賞後の感想

すみれちゃんは単なるお嬢様ではないと明美ちゃんが認識?

自己都合退職した良子ちゃんと君枝ちゃんの、いかにもお嬢さま然として自己都合が気に入らず、手伝いに来た二人を追い返してしまう明美ちゃん。

しかし、二人を追い返したことで一番あおりを食らったのはすみれちゃんだった。

仕事に責任を持てないのなら手伝ってもらわなくても結構と良子ちゃんと君枝ちゃんを追い返したのはいいけれど、二人を追い返した責任を明美ちゃんは取り切れず・・・

その負い目もあってか、明美ちゃんがすみれちゃんに対してだけはいつになく低姿勢だったような気がするのは僕だけでしょうか。

今回、良子ちゃんと君枝ちゃんの協力を受け入れようとしたすみれちゃんを明美ちゃんがなかば強引に制止しました。

しかし、結果としてすみれちゃんにだけ過剰な負担がかかる。そして、その負担に不平ひとつ漏らさず粛々と仕事をすすめるすみれちゃん。

今回の騒動を通して明美ちゃんは理解したのではないでしょうか。すみれちゃんは単なるお嬢さまではなさそうだと。

だから、次にこんな場面に遭遇したらその時は明美ちゃんもすみれちゃんに従うのかな。

今回描かれたエピソードは、すみれちゃんがボスであると明美ちゃんが心から認識した瞬間だったのかも知れません。

それはさておき、夜を徹してテーブルクロスの仕上げを間に合わせようと必死に作業を続けるすみれちゃんに、喜代さんが言いました。

すみれお嬢様の集中力は昔と変わらないと。

昔は好きなことをやっていて時間を忘れただけでしたが、今回は仕事の責任を全うするための徹夜です。状況が異なります。

喜代さん、昔の徹夜とは事情が違うんですよと言ってあげたくなりました(笑)

君枝ちゃん

良子ちゃんと君枝ちゃんはお嬢さま的な自己都合で退職したと上に記しましたが、君枝ちゃんに関してだけは気の毒なような気がします。

決して辞めたくて辞めたわけではないですから。

ベビーショップあさやを去って行くとき、商店街の突き当りで未練たっぷりに後ろを振り返る君枝ちゃんの寂しそうな姿。

そして今回描かれたデザイン画に詰まった短い時間の思い出や、ベビードレスが完成した瞬間の感動に思いを馳せる君枝ちゃんの姿が切ない。

もしかすると君枝ちゃんは、すみれちゃんと同等かそれ以上に仕事を愛しているのかも知れません。

早く職場復帰した君枝ちゃんの姿を観せてほしいものです。

琴子さんの怒り

最後に一言。

思い出の詰まった家を米国人に接収されたことに怒りと悔しさをあらわにする琴子さんの姿を見て安心したのは僕だけでしょうか。

家をとられた上に使用人の家に押し込まれるという屈辱を受けて黙っていられるものなのかなとずっと思っていました。

余談ですが家を接収されただけなのはまだマシな方かも知れません。

『梅ちゃん先生』の物語の舞台の近くの某地では、戦後ほどなくして米軍が住民に対して72時間以内の強制転居を命じ、期限の72時間後にはブルドーザーで一帯の民家すべてを破壊し尽くしたとか。

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2 Responses to “君枝の隠し事を知る昭一 / べっぴんさん 第31話”

  1. よるは去った より:

    琴子「ホームパーティー?・・・・・よう仲ようできますね・・・・・。」 お義母様にしてみれば精一杯抑えているってとこですかね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうござます。

      > お義母様

      琴子さんの反応が一番自然かなと思います。

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