ワンピースに憧れる美幸 / べっぴんさん 第34話

連続テレビ小説(朝ドラ)『べっぴんさん』
2016年11月10日(木)放送
第6週 第34話「笑顔をもう一度」

『べっぴんさん』第6週 第34話 あらすじと見どころ解説

昭一の了解を得た君枝がベビーショップあさやに復帰しました。そんなある日、客の一人から夜泣きの相談を受けたすみれはひらめきました。明美の育児に関する専門知識を活かして、育児に関する相談に乗る「ベビー相談室」を始めようと。

すみれが発案した「ベビー相談室」は、五十八から考えることを求められていた三つ目の売り文句となりました。そのすみれのアイディアを五十八は心から絶賛し、すぐに始めるようすみれに告げました。

その頃、美幸という名の少女が店に何度も足を運んでいました。美幸はショーウィンドウの中のワンピースに憧れていたのです。すみれはそのワンピースを美幸の入学式に着せてあげようと仕立て直しを始め、良子の型紙がどれほど優れているかを思い知らされました。

良子のことを思い出したすみれは久しぶりに良子のもとに足を運びました。その時、すみれは気づくのでした。良子から笑顔が失われていること。そして良子と勝二の夫婦の関係がどこかギクシャクしているらしいことを。

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midokoro
接客態度が悪いことを客から注意されたことが原因で、店を辞めてしまった良子。一方、良子の夫の勝二も仕事を見つけられないままでいました。

夫婦揃ってそれぞれがピンチに陥っている良子と勝二の夫婦関係もまたピンチに陥っているようです。

『べっぴんさん』第6週 第34話 事前発表あらすじのレビューと史実解説

すみれがベビーショップあさやの「独自の売り」にしようと発案した「ベビー相談室」。史実を調べた限りでは、リアルのベビーショップ・モトヤ時代には「ベビー相談室」に該当するようなサービスはなかったようです。(間違っていたら申し訳ありません)

しかし、ファミリア創業後には「ベビー相談室」に近いサービスが登場します。

一つは昭和27年(1952年)に発行された無料小冊子『ファミリア・ガイド』。出産や育児に関する情報を一冊の冊子にまとめたものを百貨店の催しなどで配布しました。

またベビー・コンサルタントと呼ばれる育児専門スタッフを各店舗に配置。

出産と育児に関する顧客からの相談に店頭で直接応じるシステムで、明美の実在モデルに当たるベビーナース・大ヶ瀬久子さんが昭和36年(1961)年にファミリアに入社後は、大ヶ瀬久子さんがベビー・コンサルタントの養成を担当しています。

『べっぴんさん』第6週 第34話 観賞後の感想

君枝ちゃんの問題が前回までに解決し、今回からはゆりちゃんと良子ちゃんにシフトです。

「他に何か変わったことはない?」

君枝ちゃんがお店に戻って来たことを知らされた良子ちゃんがすみれちゃんに尋ねました。他に何か変わったことはない?

良子ちゃんにお店の近況の変化を尋ねられ、すみれちゃんは美幸ちゃんにワンピースを着せてあげることになったと伝えていましたが、良子ちゃんが本当に知りたかったこと。それは明美ちゃんのことかなと思いました。

君枝ちゃんが店に復帰したということは、明美ちゃんがそのことをを認めたということに他なりません。

一度はお店から追い返した君枝ちゃんを明美ちゃんが再び迎え入れたということは、明美ちゃんの自分に対する気持ちも変わっているかも知れない。

良子ちゃんはそれを期待していたのではないかと。

良子ちゃんの問いかけに対してすみれちゃんの答えは別方向に向かいましたが、美幸ちゃんが自分の作ったワンピースを着ている姿を想像してうっとりしている良子ちゃんの表情。

その表情にハッとして、良子ちゃんがどれほど仕事を愛していたのかを察するすみれちゃんの繊細な観察眼。

口数が少ない分、人のことを良く見ているのでしょう。

良子ちゃんの仕事への思い入れを察して、すかさず「改めて良子ちゃんはすごいと君ちゃんが言ってたよ」とまで言いながらも、戻って来て欲しいと一歩踏み込んで行かないところがまたこれまでの朝ドラヒロインらしくなく新鮮です。

さて、良子ちゃんが気にしていた「他に何か変わったこと」すなわち明美ちゃん。

明美ちゃんの良子ちゃんに対する気持ちも変わって来ているようでした。

良子ちゃんを追い返したことを明美ちゃんは明らかに後悔しているみたいです。さらに良子ちゃんがお店を出て行く時の寂しそうな表情も明美ちゃんの心にトゲのように刺さり続けているようです。

良子ちゃんにまだ払われていないお給金を届けたい。いいかなとすみれちゃんに問われた明美ちゃんが答えました。

「ええやろ、当然のことや」

こんな強がった言い方をしていましたが、これは明らかに照れ隠し。本当は良子ちゃんの様子を見に行って欲しいのでしょう、明美ちゃんは。

明美ちゃんと良子ちゃんの関係も間も無く解決しそうな気がして来ました。

「すみれの頑張ってるところ見たくなって」

ゆりちゃんが久しぶりにすみれちゃんの家にやって来て、そして久しぶりの屈託のない笑顔を披露してくれました。

さくらちゃんと遊んでいる時の、ゆりちゃんの暗さの微塵もない明るい笑顔。

喜代さんの言うことは正しかった。

心が疲れている時、人は子供の顔を見たくなる。子供の無邪気な笑顔が疲れた心を癒してくれるからなのでしょう。

ゆりちゃんが自分の意志ですみれちゃんのもとにやって来たのか、五十八さんに背中を押されてやって来たのかは定かではありません。

でも、ゆりちゃんの笑顔復活の兆しもようやく見えて来ました。

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12 Responses to “ワンピースに憧れる美幸 / べっぴんさん 第34話”

  1. オカンT より:

    大変ご無沙汰しております。
    前作の途中からしばらくROMに徹しておりまして、久々の投稿です。
    前作に引き続き本作でも足踏みミシンがしばしば登場するので、興味深く視聴していますが、関西人としては主要人物の関西弁(神戸弁)が中途半端なのがどうしても気になってしまいます。
    あと、ワンピースを着せてもらうことになった美幸ちゃんですが、ご両親の気配が全くない中で「入学式に着せてあげる」って何故?レンタルのように貸してあげるのでしょうか。
    その辺りが不自然でよくわかりません。
    良子ちゃんを復帰させるためにワンピースを着せるキャラが必要だったのかもしれませんが、もう少し細かく描いて欲しがったなぁ。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうござます。お久しぶりです!

      > 美幸ちゃん

      美幸ちゃんの素性が35話でようやく明かされました。作劇上、このタイミングで説明するしかなかったのかも知れませんね。

  2. とん より:

    栄輔くんのスルーされっぷりが見てて痛々しくもあり、微笑ましくもありw

    >良子ちゃんが本当に知りたかったこと。それは明美ちゃんのことかなと思いました。

    なるほどー!すみれちゃんと同様、僕も普通に今の事を話すんですよね。
    ここの解説がなかったら物語を半分も楽しめていないと思いますw

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうござます。

      > 栄輔くんのスルーされっぷり

      すみれちゃんは栄輔くんが運命を語る意図に気づかず潔くんは相手にしない。しかしそんな空気が全く読めない栄輔くんのKYな性格はある意味で幸福ですね(笑)

  3. 1013 より:

    すみれちゃん変わりましたよね。
    昔だったら五十八さんに「どうや⁉︎見つかったか⁉︎」とあの勢いで言われたら「なんか•••なんかな•••」と呟いて下を向いてしまってたのに、しっかり五十八さんの目を見てハキハキ答えているんですから微笑ましくて堪りません。
    五十八さんもすみれちゃんを見る目が温かくて優しい目になってますよね。
    あとはゆりちゃんが自分の立ち位置を見つけられたらいいのだけれど、そちらはしばらくかかりそうですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうござます。

      > 五十八さんの目を見てハキハキ

      すっかり忘れてましたが、すみれちゃんは五十八さんの強い押しを不得手としてましたね。少女時代、多分言いたいことはあるのだろうけれどそれをどんな言葉に表したらいいのかわからない。五十八さんの迫力に負けてなおさら頭の中が空転する。そんなすみれちゃんが今では・・・

      すみれちゃんの成長ぶりに対して自分は・・・ゆりちゃんも焦りを募らせていることかと。

  4. よるは去った より:

    五十八「なんちゅうええ考えや!!」 お父様の笑顔にしっかり光が射してましたね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうござます。

      > お父様の笑顔

      戦後、意気消沈していたお父様の完全復活の瞬間を見たような気がしました。

  5. HN忘れ より:

     移動後の新しい店舗名になってますね。
    9行目の美幸が御幸になってます。

     いつも楽しみにしています。
    そして、これからも。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      ご指摘ありがとうございます。早速、訂正させて頂きました。
      今後とも当ブログをよろしくお願い致します。

  6. FYL より:

    「次回35話」のリンクが切れているようです。

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