再婚を勧められるすみれ / べっぴんさん 第37話

連続テレビ小説(朝ドラ)『べっぴんさん』
2016年11月14日(月)放送
第7週 第37話「未来」

『べっぴんさん』第7週 第37話 あらすじと見どころ解説

すみれを訪ねてきた紀夫の両親が涙ながらにすみれに言いました。いつまで経っても戻らず便りすらない紀夫は戦死したのかも知れない。紀夫のことは諦めてほしい。すみれには自分の未来のことを考えてほしいと。

紀夫の両親から再婚を暗にすすめられたすみれはそのことを五十八に報告しました。五十八は、紀夫の消息を突き止める。それまで待てとすみれに約束します。しかし、すみれの気持ちは晴れませんでした。

店に戻ったすみれは、復員したばかりの夫に子供がなつかないとこぼす良子と君枝の悩み事を聞いてますます落ち込んでしまいます。元気のないすみれを明美が励ましました。紀夫は死んだと決まったわけではない。淡々としていればいいと。

そんな中、すみれたちは2回目のベビー相談室の日を迎えました。評判が評判を呼び、2回目のベビー相談室は店の前に行列が出来るほどの大盛況となりました。その一方で、すみれの寂しさはますます募るばかりでした。

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midokoro
消息のわからない紀夫のことはもう諦めて欲しいと言う紀夫の両親の言葉がすみれの不安と寂しさに火をつけてしまいました。

そして復員した夫に子供がなついてくれないという良子と君枝の、すみれにとってはぜいたく過ぎる悩みがすみれの寂しさを増幅させる。

姉や友人の夫たちが復員する中、今週はたった一人で帰らぬ夫を待つすみれの孤独が描かれる一週となるのでしょうか。

『べっぴんさん』第7週 第37話 事前発表あらすじのレビューと史実解説

姉のゆりの夫、友人の良子や君枝の夫が次々と戦地から帰ってくる中で、すみれの夫だけは戦地から戻らず寂しさを募らせる。

そんな場面が劇中では描かれていますが、リアルでは「すみれ」だけが帰らぬ夫を待ち続けるという状況ではなかったようです。

劇中の主要男性キャラの実在モデルの復員時期をまとめてみました。

すみれの夫【坂野道夫】昭和21年(1946年)4月頃
良子の夫【田村寛次郎】昭和21年(1946年)4月頃
君枝の夫【村井完一】不明(出征したかどうかも不明です)
参考:潔【尾上清】昭和20年(1945年)終戦を迎えたのは宮古島

しかし「すみれ」だけが帰らぬ夫を待ち続けたわけではないと言っても、戦後の混乱の中で便りもない夫を半年以上も待ち続ける苦しさは筆舌に尽くしがたいものがあったことと思います。

『べっぴんさん』第7週 第37話 観賞後の感想

今週は、すみれちゃんの周辺に大きな変化が生じてくる週です。その大きな変化のフラグが今回は随所に散りばめられていました。

ネタバレにならない程度にそれらフラグをまとめ、今週の準備をしようと思います。

「変わらなあかんことがわからんのか」

闇市の元締めの親分・根本さんと子分の玉井さんが何やら激しく口論してましたね。

場銭を取らないでどうやって儲けるのだと根本さんに食ってかかる玉井さん。その玉井さんに根本さんが強い口調で反論します。

今が変わり目だ。これから変わらなければいけないことがお前にはわからないのかと。

時代がこれから変わることを察知した根本さんと、現状維持を信じる玉井さん。二人の間に生じ始めた亀裂は修復されるのか。それともさらに広がってしまうのか。

五十八お父様の戦後の復活の象徴となった心を揺さぶる演説が回収されそうです。

「この傘売ってくれ」

今週のサブタイトルは「未来」ですが、当初発表されていたサブタイトルは「未来」ではなく「傘のような男」でした。

もともとはサブタイトルでもあった今週のとても重要な小道具「傘」の登場です。

この「傘」が何を意味するかはここでは省きます。

しかし栄輔くんの生まれた家が傘工場であること。そして工場で作られた傘との再会。そして傘と再会した直後に、すみれちゃんと交わした会話。

これらが今週中に回収されますので、記憶に刻みつけておきたいと思います。

ベビー相談室

二回目のベビー相談室はますます大盛況。以前ならすみれちゃんたちの成功を手放しで喜んでくれた麻田さんも今度は素直に喜んでばかりもいられなくなりました。

なにしろ靴を買いに来たお客さんが、店の混雑ぶりを見て怒って帰ってしまったのだから。

客さんを大事にする麻田さんとしては、自分の店の営業が成り立たないことよりもお客さんを怒らせてしまったことが何より心苦しいに違いありません。

自分が不便をかけられていることには何も言わない麻田さんですが、お客さんに迷惑をかける今の状況に麻田さんはどんな反応を示すのでしょうか。

「紀夫のことは忘れてくれ」

順序が前後しますが、今回の最大のフラグは紀夫くんのご両親がすみれちゃんに告げた言葉でしょうか。

「紀夫のことは忘れてくれ」
「あなたには未来があるのよ」
「紀夫は戦死したかも知れない」

紀夫くんのご両親に言われるまでもなく、そんな不安はこれまで幾度となくすみれちゃんの脳裏をよぎっていたかと思います。

しかし、その度に心の中に去来する不安を必死になって打ち消していたのでしょう。ところが、紀夫くんのご両親の言葉でその不安と直視することになってしまった。

「会いたいね、会いたいね」

眠っているさくらちゃんに何度も何度も繰り返すすみれちゃんの涙が切なすぎて、週末明けの朝に見るにはつらすぎる、すみれちゃんの思い出がいっぱい詰まった神戸の高台の場面でした。

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4 Responses to “再婚を勧められるすみれ / べっぴんさん 第37話”

  1. あかり より:

    ずっとこのサイトのファンで、待ち切れずに先の日のあらすじまで読んでしまいます。
    栄輔さん、傘工場の息子と言っていましたね。これは来週に向けてのフラグでしょうか。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      初コメントありがとうござます。

      > 傘工場の息子

      今週と来週のフラグかなと思ってます。切ない傘の物語になりそうですね。

  2. もんすけ より:

    希望であるはずの「待つ」ことが、いかほどの苦しみなのか。
    (会いたい、会いたい。でも、もしかしたら…、もしかしたら…)の逡巡。
    前を見なければ進めない。進めば、大事な人を暗闇に置いていくような錯覚に苦しめられる。ベビー相談室に押し寄せるお客さんの中にも、すみれちゃんと同じ立場のおかあさんがまだまだたくさんいたであろうことも思うと、一層心苦しくて仕方がありません。

    道端で花を売る小さな女の子。
    終戦後、道端に蹲っていた明美ちゃんのシーンがふと重なり、子を想うお母さん達の長蛇の列と対比して、ここでもホロリ。
    実家で作っていた傘を見つけて思わず購入してしまった栄輔さんにもホロリ。
    今週は…、辛いですね。。。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうござます。

      > 今週は…、辛いですね。

      神戸の街を見下ろす丘の上で「会いたいね、会いたいね」と涙をポロポロ流すすみれちゃん。でも、そのすみれちゃんを見守るように立つ桜の樹のツボミが膨らみはじめているところに希望を見出すことができました。未来のツボミの演出が粋だなと思います。

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