大急百貨店の社長・大島 / べっぴんさん 第49話

連続テレビ小説(朝ドラ)『べっぴんさん』
2016年11月28日(月)放送
第9週 第49話「チャンス到来!」

『べっぴんさん』第9週 第49話 あらすじと見どころ解説

終戦から三年が経過した昭和23年(1948年)。その年の夏にはすみれたち庶民を苦しめた預金封鎖も解除され、世の中も活気を取り戻していました。キアリスも順調でこの頃には潔の紹介で足立武と言う少年を雇い始めていました。

そんな中、年配の女性が孫へのプレゼントを求めにキアリスに来店。その女性はすみれに商品の説明を求め、すみれも懇切丁寧に応じます。その女性がキアリスにやって来たのは、以前すみれたちがファッションショーで配ったショップカードがきっかけでした。

一方坂東営業部では、戦前に獲得していた大急百貨店の「大急特選」のお墨付きを取り返すことが潔たちの願いでした。その頃、紀夫に社長になる自覚を持たせようと考える潔は、紀夫を接待に連れ出したました。接待の相手は大急百貨店社長・大島でした。

接待の席で、潔と紀夫は大島の言葉に驚かされました。妻からキアリスの評判を聞いた大島がキアリスを大急百貨店に誘致にしたいと望んでいたのです。潔と紀夫は、大急百貨店とキアリスの間を取り持つことを約束するのでした。

<<前回48話 | 次回50話>>

midokoro
キアリスの開店は昭和21年(1946年)。その日から二年ほどが経過した頃、キアリスが新展開を迎えようとします。

関西で老舗の最大手百貨店、大急百貨店がキアリスとの取り引きを希望し始めたのです。

しかも、キアリスとの取り引きを始めることを望んだのは一担当者ではなく、大急百貨店の社長その人でした。

『べっぴんさん』第9週 第49話 事前発表あらすじのレビューと史実解説

昭和25年(1950年)4月12日。キアリスの実在モデル・ファミリアが開店しました。

開店して間もなく妻を連れた男性客がファミリアに来店。その男性客はファミリアが取り扱う商品の品質の確かさに目を見張りました。

その男性客の名は清水雅。当時の阪急百貨店の社長です。

ファミリアの商品は間違いなく売れると確信した清水氏は、出社すると直ちに腹心の部下・鳥居正一郎氏に命じました。

ファミリアを阪急百貨店に誘致せよと。

阪急百貨店の社長・清水氏が市場調査に歩く中でファミリアを偶然見つけ、間髪を入れずに自社への誘致の決断を下すと言うこの実話が今回の劇中で描かれたエピソードのモチーフになっています。

ドラマの中では出来過ぎた話に見えかねませんが、事実は小説よりも奇なりという言葉の通り、今回のエピソードは事実が基になっています。

なお、清水氏からファミリア誘致の社長命令を受けた鳥居氏も、その後、阪急百貨店の社長に就任しています。

『べっぴんさん』第9週 第49話 観賞後の感想

夏の明るい陽射しも手伝ってか、前週まで物語を覆っていた暗さが一掃され調子が明るくなった気がするのは僕だけでしょうか。

すみれちゃんと紀夫くん

紀夫くんの引っ込み思案なところは相変わらずですが、終戦直後の収容所で負った深い心の傷はすっかり癒えたみたいです。

出勤時、喜代さんにさくらちゃんを託す時の笑顔に、戦前ですら見ることが出来なかった家長としての頼もしさがただよっていました。

紀夫くんのことをこれでようやく安心して観ていられます。

紀夫くん以上に安心なのがすみれちゃんの笑顔です。終戦からこの方、常に憂いを帯びた表情を浮かべていたすみれちゃんの顔から憂いが消えました。

物語の調子が明るくなったのは、夏の強い陽射し以上にすみれちゃんが心からの笑顔を取り戻したことが大きいのかも知れません。

そして、すみれちゃんがその笑顔を取り戻すきっかけとなったファッッションショー。その会場で配ったショップカードという種が芽を出し始めました。

そんな中、腰を悪くしたらしい喜代さんが心配です。

良子ちゃんと勝二さん

オンブされている時にいつも良子ちゃんの耳をつかんでいた龍一くんも4歳。いかにも昭和の男の子顔がかわいい!

一方で良子ちゃんと勝二さんの間に再び吹き始めている微妙なスキマ風が気がかりです。

ヤンチャ過ぎる龍一くんに手を焼く良子ちゃんに、ダメなものはダメと言えと勝二さんが言いいました。でも、父親として勝二さんにその一言を言って欲しかった。

良子ちゃんも同じことを考えていたのでしょうか。

勝二さんに従いながらも、何か言いたげな表情を浮かべる良子ちゃんが心配です。また、勝二さん復員直後のようなすれ違いが生じないといいのですが・・・

君枝ちゃんと昭一くん、そして琴子さん

君枝ちゃんが強い妻になりました。というか、昭一くんが弱すぎ?

健太郎くんを溺愛する琴子さんに君枝ちゃんが異を唱えるものの、琴子さんに反論されてしまう君枝ちゃん。

子育てへの考え方の君枝ちゃんと琴子さんの食い違い。嫁と姑の静かなバトル。

この二人の間に挟まれて小さくなっている昭一くんの小心ぶり。その小心ぶりを完全に見透かし半ばあきれはじめているらしい君枝ちゃん。

昭一くん、家長としてのポジションを失いましたね。

新キャラ:足立武と大島社長、そして女性客

三人の新キャラが登場です。

潔くんの紹介でキアリスで働くことになったという武くん。

ネタバレになってしまうのでこの欄では詳細は省きますが、この先の展開の中で武くんはとても重要な、そしてもしかするとちょっぴり泣かされてくれる役回りを演じます。

今回は地味な登場でしたが、武くんは要注目キャラです。

次回以降、武くんの視線や表情、そして言葉の一つひとつを細心の注意を払って観て行くと、この先の展開の伏線らしき何かが見えて来るかも知れません。

そして、もう一人が前週の最後にもチラッと出てきた大島社長。

伊武雅刀さんのような大御所を起用するくらいだから言うまでもないことですが、武くん以上の重要キャラの登場です。

キアリスの発展と飛躍に欠かせないキャラですが、キアリスだけでなくすみれちゃんの人生にも大きなインパクトを与えることになるかも知れません。

さらにもう一人の大御所・前田美波里さん演じるキアリスの女性客。

次回にはこの女性客の素性が明かされるのでしょうか。

<<前回48話 | 次回50話>>

Sponsored Link
Sponsored Link
いつも、当ブログ『朝ドラPLUS』をご覧頂き誠にありがとうございます。当ブログでは、誤記、誤変換、事実誤認をなくすべく努めておりますが、もし文中に誤りや表現の不明な点がございましたら、ご指摘頂けますと幸甚に存じます。今後とも『朝ドラPLUS』をよろしくお願い致します。ありがとうございました。

icon_mareicon_mareicon_mareicon_mareicon_massanicon_hanakoicon_umechicon_umechicon_umechicon_itokoicon_umechicom

関連記事

6 Responses to “大急百貨店の社長・大島 / べっぴんさん 第49話”

  1. ア※ラッキー より:

    もしかしたら、たぶんですが、さくらちゃん(二代目の子もカワイイ)紀夫パパやすみれママが、仕事に行って喜代さんだけになってしまい寂しくなっちゃうので、赤ちゃん返りしちゃったのかなぁ・・・。よく、下の子が生まれたら、なるらしいですね。

    武くんを演じている役者さん(名前失念しちゃいました)確か大河ドラマ「花燃ゆ」で、松下村塾に居たような・・・気がします。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうござます。

      > 赤ちゃん返り

      さくらちゃんが可愛くてならない喜代さんとしては赤ちゃん返りも嬉しいのでしょうが、年齢には勝てませんね。

  2. サエモン より:

    前田さんは素性を明かさなくても
    何者かは分かりますね

    ベビーブームですか
    この時制度を見直せば
    今や団塊の世代と呼ばれる方々は
    消えた年金問題や
    その後の世代が困ることは
    減ったかも知れないが
    当時は国の成長と復興最優先だから
    後先考えれませんよね(笑)

    喜代さん腰は大丈夫かな?
    忠さん喜代さんは役者がベテランだから
    設定年齢知らないから
    麻田さんはスゴいおじさんに見えるしね(笑)

    大島社長は年相応なのかな?
    大急って
    名前の響きだけだと

    大丸と東急から名前を
    取ったとたまたま大急の名前だけ聞いた
    普段みてない家族が勘違いしてました

    うちはそれらの百貨店近所には無いですね
    ファミリアはどこかにありましたが

    紀夫さんもやっと変わりましたね
    計算や集中してるのに声かけはダメだよね(笑)

    潔さんは軽いけど期待が重いね
    坂東を守らないといけない
    責任感が少し強すぎる
    もう少しリラックスして

    武はこれからだね

    良子ちゃんはまた大変だね

    君ちゃんは強くなったが
    確かによそはよそ
    兄弟は兄弟
    いとこや親戚とは違う
    比べてはダメ
    比べたらコンプレックスになるからね

    キアリスにチャンス到来
    大急からの取り引きが

    紀夫さんも苦手な接待や酒飲み過ぎだしね

    ショップカード便利ですね
    商品にキアリスの名前をひとつひとつ入れようと

    そして新聞記者からの取材
    すみれちゃんが一応代表者になりましたね♪

    色々今後の伏線でましたが
    どうなるやら

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうござます。

      > 今後の伏線

      前週までで戦中から戦後の混乱期にかけての物語に一区切りついたので、今回から第二幕の始まり。それもあって第二幕への伏線が詰まっていたのかも知れませんね。

  3. よるは去った より:

    大島「女房が良い店だと・・・・・。」 最初の前田美波里さんが演じていた貴婦人がもしや・・・・・。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうござます。

      > 前田美波里さんが演じていた貴婦人

      次回あたり明かされるかも知れません。

コメントを残す

サブコンテンツ

ページトップへ