夫たちが男会を結成する / べっぴんさん 第51話

連続テレビ小説(朝ドラ)『べっぴんさん』
2016年11月30日(水)放送
第9週 第51話「チャンス到来!」

『べっぴんさん』第9週 第51話 あらすじと見どころ解説

大急百貨店との取り引きをすみれが拒んだことで、紀夫は坂東営業部の社員たちから責め立てられてしまいました。紀夫は改めてすみれを説得。キアリスの将来の発展のためにも、大急百貨店との取り引きを始めるべきだと紀夫はすみれに説いて聞かせます。

百貨店で商品を売ることで、今よりもたくさんの人にキアリスのことを知ってもらえれば可能性が広がる。紀夫のその言葉に心を動かされたすみれは百貨店との取り引きを決断。すみれは早速、そのことを坂東営業部に伝えに行きました。

足を運んだ坂東営業部で、すみれは潔の考えていることに驚かされました。潔は翌年にも紀夫を坂東営業部の社長にしようと考えていたのです。一方、大急百貨店との取り引きに応じると言うすみれの決断にキアリスの他の面々も異論はありませんでした。

すみれの決断を受け、紀夫、勝二、昭一の夫たち三人が再びキアリスに集まって来ました。妻たちに百貨店との取り引きを任せることに紀夫、勝二、昭一は「男会」を結成。三人は定期的に集まり妻たちの仕事を見張ることにするのでした。

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一度は暗礁に乗り上げたかに見えたキアリスと大急百貨店の取り引き。頓挫した理由はすみれがその取り引きに何の価値も見出せなかったからです。

そのすみれが紀夫の説得に応じて大急百貨店との取り引き開始を決意。

しかし、決意した理由は大急百貨店そのものに価値を見出したからではありません。夫たちとは別の所に価値を見出したすみれの考え方が、男性陣との摩擦を生み始めます。

『べっぴんさん』第9週 第51話 事前発表あらすじのレビューと史実解説

劇中では、明美を除く三人の女性創業者たちが助学生時代の「手芸倶楽部」の延長線上のような形でキアリスを運営し、夫たちがその手助けをする。そんな描かれ方をしていますが、実際にはどのような運営スタイルだったのでしょうか。

劇中の登場人物名を用いてまとめてみます。

「キアリス」は個人商店ではなく株式会社の組織形態を取っていました。よって取締役会があり、創業時は以下の面々によって構成されていました。

取締役社長:麻田(靴職人の麻田さんが社長です!)
専務取締役:すみれ
常務取締役:商店街の婦人服店店主、劇中に該当する登場人物なし
取締役:良子
取締役:君枝
監査役:勝二

創業から数年後、当時の会計責任者に不正が発覚しその責任を取る形で麻田が社長を辞任。その数年後に紀夫が「キアリス」の社長に就任しています。

また創立時の資本金75万円のうち、20万円を潔が出資しています。参考までに当時の20万円は現在の貨幣価値に換算しておおよそ300万円です。

『べっぴんさん』第9週 第51話 観賞後の感想

紀夫くんの「はじめてのおつかい」

紀夫くんの「はじめてのおつかい」ならぬ「はじめての交渉」が散々な結果に。

NOと言われたらNOをいかにくつがえすかが交渉の肝です。しかし、そのNOを素直に受け入れてしまう紀夫くん、さすがいいところのボンボンです。

拍子抜けするほどの紀夫くんの素直さがちょっとばかり微笑ましく感じられるその一方で、社員たちが紀夫くんに対して手厳しいことこの上ない。

仮にも紀夫くんは坂東営業部のオーナーの御曹司で将来の社長です。そんな人物にあそこまで言ってしまって、将来の自分の処遇が心配にならないのかと僕の方が心配です(笑)

そして、社員たちに責め立てられる紀夫くんをかばおうとしない潔くんに社員以上の厳しさを感じます。来年には紀夫くんを社長に・・・潔くん、かなり本気です。

あの程度の社員からのバッシングへのストレス耐性がなければ企業のトップなどつとまりませんからね。

しかし、紀夫くんが事務所を発った後にも紀夫くん批判を続け言葉が過ぎる社員に注意を与えるところがまた潔くんらしい。

言いたいことがあったら本人の前で堂々と言え。陰口は許さない。

社員たちにしてみれば、こんな男前の哲学を持った潔くんにこそ社長をやってもらいたいところかも知れません。

ところで、もしこれが逆だったら。

もし紀夫くんに面と向かって文句を言う社員は止めつつも、紀夫くんがいなくなってからの社員の苦情を見て見ぬフリをしていたら、潔くんの印象はかなり悪くなったかと。

そして、社員に対して本人のいないところなら何を言っていいと言う誤ったメッセージを送ることになったかと。

改めて潔くんは男前だと思います。

わしらが手綱を引かな、男会結成ですな

キアリスの創業者・四人組の中で、商売に対しての積極性では良子ちゃんは他の三人にやや劣りがちなと僕は考えています。

しかし、良子ちゃんの夫の勝二さんは他の二人の夫たちをリード。

紀夫くんと昭一くんが頼りなさ過ぎということもあるのかも知れません。一人だけ突出して年長という年の功もあるのかも知れません。

若い二人の夫たちを率い、まだまだ何をしでかすかわからない危なっかしい女性たちの手綱をつかんで離さない勝二さんがいてくれるという安心感が心地よい。

麻田さんに次ぐ安定にキャラになってゆくのでしょうか。

追記:君枝

君枝ちゃんの家の二階を作業スペースに出来ないか。すみれちゃんの頼みを快諾し、琴子さんを説得してほしいと昭一くんに頼む君枝ちゃん。

「きちんと言うてくれます?今度は

最後に「今度は」と念を押すところに吹きました。

日に日に強くなってゆく君枝ちゃん。その一方で、弱々しかった君枝ちゃんを守る姿が頼もしかった昭一くんが日に日に小さく見えてくるのは僕だけでしょうか?

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4 Responses to “夫たちが男会を結成する / べっぴんさん 第51話”

  1. S.O.X. より:

    こんばんは。本日の感想3点。

    明美ちゃん、もし記事に写真が載って「独身」だとわかれば、世の男性が放って置かなさそうです。これでめげるキャラではないと思いますので、ますますがんばってください(笑)。

    「何とかなる」の楽観型の潔くんと、「何とかする」の調整型の紀夫くん(何とかなりました)、そして取り敢えず行動に走ってしまうキアリスの面々(これはいわゆるベンチャー型なのでしょうか)、三者三様の経営者のパターンが見られるところが面白いです。(潔くんと紀夫くんは出自と逆な感じのところがさらに面白い)

    「男会」、むさくるしいけど楽しそうです♪紀夫くんが一番若いのかな?単なる飲み仲間にも見えますが(笑)、こちらからも色々学ぶところもあるでしょう。まずはお酒が強くなるかな?(笑)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうござます。

      > 三者三様の経営者のパターン

      経営者のタイプ別分類、面白いですね。キャラクターたちがもっと年をとって円熟味を増した頃、それぞれの個性がどのように際立って行くのかこうして分類しながら観察すると楽しみが増します。

  2. よるは去った より:

    菅野N 「人の心の淋しさに影は忍び寄ってくるものなのです。」 ネタバレの先を読んでみると恐ろしい人間がアプローチしてくるようですな。あの日あの場所で「呪詛」ともとれる台詞を吐き捨てて去って行った人間が・・・・・。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうござます。

      > 恐ろしい人間がアプローチ

      舞台から完全に消え去るものとばかり思っていたらまさかの再登場です。

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