大急百貨店での出店準備 / べっぴんさん 第56話

連続テレビ小説(朝ドラ)『べっぴんさん』
2016年12月6日(火)放送
第10週 第56話「商いの聖地へ」

『べっぴんさん』第10週 第56話 あらすじと見どころ解説

大急百貨店で一ヶ月間だけ店を出す事に決めたすみれたちは、君枝の家の二階に商品づくりの作業場を確保するなど着々と準備を始めました。店頭での売り子は悦子と、悦子の女学校時代の同級生に託すことになりました。

その頃、良子は親の言うことを聞こうとしない息子の龍一のことで頭を悩ませていました。そんな中、龍一がキアリスのショップカードに落書きをし、それを注意した明美と良子は対立。良子は子育てへの苦悩をますます深めてしまいます。

同じ頃、さくらが生きがいだった喜代は、さくらが保育所に預けられてから寂しさを募らせていました。そのことを訴える喜代の気持ちを汲み、すみれと紀夫は再びさくらの面倒を喜代にみてもらうことにします。

一方、すみれの課題だった大急百貨店に出店する際の目玉商品がようやく決まりました。子供の弁当箱があまりにも地味で面白みがないことに気づいたすみれは、弁当箱のフタに絵を描き、箸と袋をお揃いにして売り出すことを思いついたのです。

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大急百貨店からのまさかのオファーを、これもまたまさかの理由で断ってしまったすみれたちキアリスの面々。

失いかけた大きなチャンスは、大急百貨店社長・大島の人物の大きさに救われました。

しかし新たな問題のフラグが立ち始めました。すみれと良子の子育て問題です。

『べっぴんさん』第10週 第56話 事前発表あらすじのレビューと史実解説

劇中、キアリスの商品の製造は作業場に当てられた君枝の家の二階で行われていますが、史実は四人の創業者たちがそれぞれの分担に従って各自の家で行なっていたようです。

また、間借りしていた靴屋も商品づくりの作業場に使われていたようです。

劇中では、商品が売れずに頭をかかえるすみれたちの姿がこれまで幾度か描かれて来ましたが、史実では売れ過ぎて商品の製造が追いつかないことが悩みの種だったようです。

また、いつも空きができがちな陳列ケースを埋めるため、子供服以外の商品を売ることもあったようです。

例えばクリスマスのプレゼントして銀色のベルにキャンディーを詰め込み可愛くラップしたもの。

思いつきで置いたこのような商品すら、陳列ケースに並べるや飛ぶように売れ、このクリスマスアイテムの準備で靴屋を占拠したこともあったそうです。

『べっぴんさん』第10週 第56話 観賞後の感想

「悦子さま」復活!

往年の「悦子さま」が復活しました!

悦子さまはまだキャバレーづとめを続けているはずです。にも関わらず前作でカフェーづとめに恥じらいを捨てきれなかった綾ちゃんと異なり堂々としているところが立派。

しかも、女学校時代からの取り巻きのお嬢さんたちに「悦子さま!」と言われても「そういう時代があったのよ」と自虐発言をする余裕が悦子さまを悦子さまたらしてめています。

明美ちゃんをして「才能あるんちゃう」と言わしめた悦子さまの接客術が、接客がどう見ても苦手そうなキアリスの中心メンバー四人の弱点をこれから補ってくれるのでしょうか。

女学校時代にちょっとだけ描かれた手芸倶楽部の引っ込み思案のお嬢さんたちと、押しの強そうな悦子さまグループの静かな対立も再び勃発するのかな?

悦子さま、そして悦子さまグループの二人の美人のこの先の展開が急に気になりはじめて来ました。

「わしが金持ちなら明美さんを街に連れ出す」はデートの誘い?

明美ちゃんと武くんが最初に接近したのは、明美ちゃんが武くんにお茶を出した二人っきりの場面だったでしょうか。

続いて前回の、明美ちゃんが手料理を作って武くんに食べさせる場面。

半ば家族から見捨てられるように実家を追い出され恐らく人情味厚い潔くんに拾ってもらったらしい武くん。自分を女手ひとつで育ててくれたお母ちゃんを早くに失い、天涯孤独になってしまった明美ちゃん。

家庭のぬくもりとは無縁の二人が、単なる恋愛以上の感情で距離を縮めてゆく描写があたたかくてたまらなく好きです。

武くんが暖かな手料理を食べるのは、もしかして実家を追い出されて以来のことかも知れません。一方の明美ちゃんが自分の手料理を誰かに喜んで食べてもらうのは初めての体験のような気がします。

そんな二つの場面を経て今回の武くんが発した言葉にはドキリとさせられました。

「わしが金持ちなら明美さんを街に連れ出す」

この言葉、間接的なデートの誘いです。

そして空想の中でのデートで明美ちゃんにうなぎをご馳走する武くん。その武くんに返した明美ちゃんの言葉は間接的なデートの承諾を意味します。

「今、うなぎ食べた気分になった」

二人が心の中ではじめてのデートを楽しんだ瞬間でした。

そして空想の中のデートに満足した明美ちゃんが、その「デート」のお礼に武くんに再び手料理をつくる。

思い出すと涙が出るほどに愛らしくてすがすがしい静かな恋バナがはじまりました。

龍一くんの孤独

血のつながったおばあちゃんは自分が生まれる前に死んでしまったけれど、本当のおばあちゃんのような深い愛情に包まれたさくらちゃん。(すみれちゃんの長女)

四六時中、琴子さんがつきっきりで祖母の溺愛と言うレベルの愛情をたっぷり注がれる健太郎くん。(君枝ちゃんの長男)

両親ともに忙しいにも関わらずさくらちゃんも健太郎くんに幸福です。常に愛情をたっぷりともらって育っているので。

この二人の子供たちとは対照的に不憫なのが龍一くん。(良子ちゃんの長男)

さくらちゃんや健太郎くんと同じく龍一くんも両親が仕事で忙しい。

しかし、さくらちゃんや健太郎くんとは異なり自分をとことんかまってくれるおばあちゃんのような存在が龍一くんにはいません。

龍一くんが大暴れするのは親の関心を引こうとする行動のような気がします。

今回、朝から大騒ぎする龍一くんに良子ちゃんが怒りますよと言っても、龍一くんはどうせ怒らないと開き直りました。

この開き直り。実は親は自分に無関心と言う諦めの気持ちがその奥にありそうです。

ちょっとネタバレになりますが、間も無く龍一くんの孤独が救われる場面が用意されているようです。

龍一くん、そして良子ちゃんともども心の負担が軽くなりますように。

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