坂東本家の兄弟喧嘩勃発 / べっぴんさん 第77話

連続テレビ小説(朝ドラ)『べっぴんさん』
2017年1月5日(木)放送
第14週 第77話「新春、想いあらたに」

『べっぴんさん』第14週 第77話 あらすじと見どころ解説

1月2日の朝。長太郎の息子・肇が、商売のことで五十八ばかりを頼りにすることに不満を抱いていた長太郎はついに五十八と激しく衝突。兄弟ゲンカをはじめた五十八と長太郎はお互いに収まりがつかなくなり、激しい応酬を繰り広げました。

そんな五十八と長太郎にトク子が一喝しました。自分が生きているうちは二人ともこの家から出て行けと。トク子の厳しい言葉で五十八と長太郎は兄弟ゲンカをやめたものの、怒り心頭のトク子はついに倒れてしまいました。

床に伏してしまったトク子は生前の夫が遺した書があることを思い出しました。トク子は亡き夫からその書を五十八と長太郎に見せるよう言われていたのです。押し入れから探し出したその書には「飲んで 食って 歌へ」とだけ記されていました。

その書に拍子抜けした五十八と長太郎は仲直りし、自分たちの考え方を改めました。長太郎は肇に事業を譲ると家族の前で宣言し、五十八もまた潔に商売上のことで一切の口出しをしないと約束するのでした。

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midokoro
ゆりを坂東本家に預ける際に、五十八が過去の非を詫びることで一旦は解消されたかに見えた五十八と長太郎の確執が再燃します。

そして仲裁に入ろうとしたトク子が倒れてしまう事態にまで発展します。

『べっぴんさん』第14週 第77話 事前発表あらすじのレビューと史実解説

この記事を投稿した時点では、何がきっかけで五十八と長太郎が兄弟ケンカをはじめたのか詳しいことは不明です。

以下、これまでの五十八と長太郎のエピソードを回想しつつブログ主の憶測をつづってみることにします。あくまでも憶測なのでそのつもりでお読み頂ければと思います。

五十八と長太郎の確執が解けたかに見えたのは、ゆりを坂東本家に預けた時です。

心ひそかに兄を見下していたことを五十八は心から詫び、五十八の謝罪を長太郎も受け入れました。

しかしブログ主は心配でした。

この程度のことで積年の確執が解消されるのだろうか。五十八の謝罪劇は一時的な手打ちに過ぎず、確執は水面下で深くなってしまうのではないかと。

さて、ブログ主の心配した通りの展開になってしまいました。

いつのことだったか、すみれとゆりが久しぶりに坂東本家を訪ねた時のこと。五十八が座敷の上座に座り家長然として商売上の相談を受けている姿を見て嫌な予感がしたものです。

家長としての権威が五十八によって失われた長太郎は、きっとその状態を不愉快に思っているに違いないと。

そんな長太郎の不満がついに爆発した。

それが今回描かれる五十八と長太郎の兄弟ゲンカの原因、またはキッカケではないかとブログ主は考えています。

『べっぴんさん』第14週 第77話 観賞後の感想

「飲んで食って歌へ」は『あさが来た』へのオマージュ?

坂東本家のお父ちゃんが遺した書「飲んで食って歌へ」のあまりの能天気さに毒気を抜かれ仲直りする五十八さん・長太郎さん兄弟の姿を観ていて『あさが来た』のある一場面を思い出しました。

嫁ぎ先の家で姑からのイケズに遭い、最愛の妹にすら会うことが許されなくなったはつちゃんが失意のどん底にいた時のこと。

失意のどん底という状態を表すかのように井戸に転落し、井戸の底で見つけたのは妹のあさちゃんからの手紙でした。

その手紙に記されていたのはたった一言「わろてね」。

このあまりにも能天気な手紙が失意のはつちゃんを救い、この頃より婚家は傾き始めたもののその一方ではつちゃんの人生はこの時を境にして反転をはじめました。

五十八さん・長太郎さんの坂東本家の兄弟間の確執も、お父ちゃんが遺した書「飲んで食って歌へ」で解消でしょうか。

五十八さん・長太郎さんの亡き父

初めて語られた五十八さん・長太郎さんのお父ちゃんの存在。

五十八さん若かりし頃に坂東本家が傾いた理由がわかったような気がします。

坂東本家の家業がいっとき窮地に陥ったのは長太郎さんの商才が不足していたことが原因だとばかり思っていました。

だからこそ、五十八さんの開拓した得意先を本家を守るという大義名分だけで横取りしてしまうのはあまりにも理不尽だろうと。

しかし、五十八さん・長太郎さんのお父ちゃんが早くに亡くなり、そのためまだ若かった五十八さん・長太郎さん兄弟では坂東本家の家業を守りきれなかったと考えれば少しだけ合点が行きます。

五十八さんの得意先横取り騒動は理不尽と言えば理不尽ですが、そんな事情があるのなら少しは理不尽さも和らぐような気がしないでもありません。

また、そんな事情があったからこそ五十八さん・長太郎さんの兄弟は比較的早く仲直り出来たのかも知れません。

家業が傾いた原因が長太郎さんの力量不足であれば、得意先を奪われた五十八さんとしてはそう簡単には許せなかったはずです。

「飲んで食って歌へ」

これだけでは仲直りなど到底無理だったかと。

何はともあれ、坂東本家の暗黒史はこれで全面解決のようです。

1月3日放送『お正月だよ!べっぴんさん~キアリス大集合~』

1月3日に放送された『べっぴんさん』後編の予告とも言える『お正月だよ!べっぴんさん~キアリス大集合~』。

この番組を見逃してしまった方のために、番組内で紹介された内容をざっくりとまとめておきます。先々の展開を今は読みたくない!そんな方はここで読むのをストップしておいてくださいね。

さて、最大の目玉は栄輔くんの再登場です。

彼は必ず再登場するだろうとは思っていたので再登場そのものについては全く驚きはしていません。多くの方も同様かと思います。

しかし再登場の仕方は想定外。良い意味でも悪い意味でも期待を裏切るまさかの再登場を果たします。

栄輔くん、かつては潔くんを兄貴と慕っていましたが、間も無く再登場を果たす彼にその頃の面影は全くなく、潔くんのライバルとして坂東営業部に宣戦布告でもするかのような勢いで登場します。

これだけでもかなり衝撃的ですが更に驚くべきことが彼の部下。

親分から闇市を追い出され、明美ちゃんを仲間に引き入れてボロ儲けを企んだもののこちらも未遂に終わった玉井氏がいつの間にか栄輔くんの子分に。

さくらちゃんへの恋に破れ失意の中を大阪を去って行った栄輔くん、その後に筆舌に尽くし難い苦労を重ね、人が変わってしまったのかも知れません。

ということは、栄輔くんの心の再生の物語が『べっぴんさん』後編の見所の一つになるのかも知れませんね。

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8 Responses to “坂東本家の兄弟喧嘩勃発 / べっぴんさん 第77話”

  1. フジ より:

    初めてコメントします。
    私がこの回で印象に残ったのは、最後にさくらちゃんがお母さんと叔母さんに「ごめんなさい」と言った事です。朝、紀夫さんとさくらちゃんは遊びに行っていましたが、きっとその時にお母さんがどうして怒ったのか、父子でお話ししていたのかな・・・等と見えないストーリーを想像してしまいました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      初コメントありがとうございます!

      > 父子でお話し

      心優しい想像ですね。紀夫くんはきっと、さくらちゃんが理解出来るように噛み砕いて諭したのでしょうね。どんな言葉を使ったのか、その現場を見てみたかったです。

  2. みすた〜 より:

    今回のいい大人のケンカと仲直り。
    要は兄弟喧嘩なのですよね。子供の時から喧嘩しては仲直りを繰り返した仲だからこそ。
    相手が他人だと言わないことを家族だからこそ言ってしまう。他人だと永遠に仲直りできない事もまた家族だからこそ元の鞘におさめられる。
    朝ドラは絶対悪を作らない脚本が多く、それに心底ホッとします。

    • みすた〜 より:

      追記

      さくらが可愛い挨拶をして皆が和み、長太郎が突然歌って、五十八もそれに倣う場面。
      もしかして、このおじさん達も子供の頃に親戚の集まりでこうやって2人並んで歌ったことがあったのではないでしょうか?そしてさくらの様に子供らしい姿に皆から拍手喝采を受けた明るく飲んで食べて唄う、そんな正月か何度かあったのでは。

      きっとこのお正月、現代の各家庭でも似たやうな風景があったに違いありません。私は子供の時妹とピンクレディのモノマネをしました(笑)今年はさしずめ恋ダンスが踊られたかもしれませんね。

      朝ドラはヒロインだけでなく周りのキャストのサブストーリーも大切。
      描かれる家族の姿に胸が熱くなる回でしたね。

      • 朝蔵(あさぞう) より:

        コメントありがとうございます。

        > このおじさん達も子供の頃

        仲直りして兄弟の関係も子供の頃みたいに元に戻ったので、兄弟で親戚一同を沸かせた幼い日々を思い出したのかも知れませんね。愛らしいおじさんたちでした。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 兄弟喧嘩

      60過ぎたおじさんが、お母ちゃんに怒鳴られてショゲている姿を見て思いました。きっと子供の頃から兄弟喧嘩をしてはお母ちゃんに叱られてションボリを繰り返して来たんだろうなって。

  3. よるは去った より:

    トク子「(お祖父様)の書が残っている。」は相当な道徳的な事かと思いきや(笑)。「飲んで喰って歌へ」 まあ単純なようでいて深いですな。一口で言えば「人生ある程度まで生きたら、『楽しむこと』だけ考えなはれ。」という解釈で良いのかな。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 単純なようでいて深い

      人生の行動指針にして、商売の稼ぐ基準でもある。本当に深いです。

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