ちりとてちん 14話 草若草々と出会う喜代美

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ちりとてちん』
初回放送:2007年10月16日(火)放送
再々放送:2013年10月22日(火)放送
第3週 第14話 「エビチリも積もれば山となる」

『ちりとてちん』第3週 第14回「エビチリも積もれば山となる」あらすじ

清海の友達への劣等感を感じつつも喜代美は彼女たちをもてなすためにエビチリの仕込みをはじめました。喜代美はエビの背わた取りを黙々とこなします。しかしエビの背わた取りをやっと終えた時、エビチリの最後の仕上げを清海がやってしまいました。

エビの背わた取りのような地味を極めた作業を重ねた末に、一番楽しい仕上げを清海にさらわれてしまった喜代美の劣等感がついに爆発しました。喜代美は、困惑する清海に詰め寄った勢いで部屋を飛び出し、大阪の街をさまよい歩きはじめます。

行くアテもなく見知らぬ街を歩き回る喜代美の耳に、亡くなった祖父といつも一緒に聞いていた落語の声が聞こえてきました。その声に導かれるように迷い込んだ家の庭先で、喜代美の前に現れたのは、祖父を思い出させるような優しそうな初老の男でした。

その男の家で喜代美が食事を食べさせてもらっていると、チンピラ風の男が上がり込んできました。その男を借金取りと思い込んだ喜代美が男を撃退しようとしたその時、そのチンピラ風の男は「師匠、ただ今帰りました」と初老の男に頭を下げるのでした。

『ちりとてちん』第3週 第14回「エビチリも積もれば山となる」感想

草々が草若に放った言葉「師匠」を聞いて、『ごちそうさん』の「師匠」、近藤正臣演じる酉井捨蔵を思い出しました。

『ちりとてちん』の師匠・草若にせよ、『ごちそうさん』の師匠・酉井捨蔵にせよ、両者とも社会からドロップアウトし、本来なら世間で主役どころか脇役も降ろされているようなポジションにありながら、自分の人生の主役として飄々として生きている姿が潔い。

僕にも「師匠」がいるのですが、かつて「師匠」が会社で左遷されて辺鄙な漁村に飛ばされた時のこと。ろくすっぽ仕事もないその左遷先で、腐ることもなければ返り咲こうともがくこともなく現状を受け入れ、毎日超然と海辺で釣り糸を垂れる姿を思い出しました。

僕の「師匠」も社会の中では脇役すらも降ろされてしまった身でしたが、自分の中では主役を貫き通し、そんな苦い経験も自分の中に塗り込んで、その模様を出すことにこだわる生き様が美しかった。

しかし『ごちそうさん』の師匠・酉井捨蔵も「酉井捨蔵」を名乗っている間は自分の人生を静かに生きているとは言えそれが本当の姿とは言い切れないものがありました。草若師匠もいかにもワケありキャラ。

ワケありが明らかにされ、本来の姿を取り戻したとき、一体どんな姿を見せてくれるのでしょうか。

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