ちりとてちん 35話 草原徒然亭への復帰決意

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ちりとてちん』
初回放送:2007年11月19日(金)放送
再々放送:2013年11月15日(金)放送
第6週 第35話 「蛙の子は帰る」

『ちりとてちん』第6週 第35回「蛙の子は帰る」あらすじ

四草が働いている中華料理屋で喜代美はようやく草々と再会することができました。喜代美は草々の説得に当たります。草若の落語にこだわらず、よそで落語することも考えてみたらどうかと。その喜代美の説得に草々は激怒して応えました。

そんな中、草々は中華料理屋の出前の配達で天狗座に足を運びました。そこで偶然目にした高座は草々を激しく動揺させました。その高座では、かつて草々のライバルだった尊建が腕を上げ、客席を大いに湧かせていたのです。

草々を何としてでも助けたい一心の喜代美は、再び草原に徒然亭一門への復帰を懇願しました。その喜代美の必死の説得を聞いた草原の妻・緑が草原に言いました。あなたの笑顔を見て暮らしたいと。

その緑の言葉は草原の心を激しく揺さぶりました。緑の心からの言葉に応えて、草原はいきなり大きな声で落語をはじめ、その場にいた面々を感激させました。それは草原が徒然亭への復帰を決意した瞬間でした。

『ちりとてちん』第6週 第35回「蛙の子は帰る」感想

三年前の「事件」で、お客さんの笑う顔よりも妻と子供が笑う顔を選んだのだと、過去をきっぱり切り捨てようとする草原。

その説明に対する奥さんの一言がまた今回もまぶし過ぎました。自分は三年このかた、夫の仕事で疲れた顔ばかりで笑顔を見たことがない。夫が自分らしい生き方をする笑顔を見て暮らしたいのだと。

ところで、草原がハンドミキサーの修理完了を喜代美に知らせるために電話をすると受話器の向こうから聞こえてきたのは懐かしい師匠の声でした。

 瀬を早(はや)み 岩にせかるる 滝川(たきがは)の
 われても末(すゑ)に 逢はむとぞ思ふ

 崇徳院(77番)

(川の瀬の流れが速く、岩に遮られて二手に分かれている川の急流。しかし、また一つの流れとなって合流するように、今は別れ別れになっているあの人とも、またいつか逢いたいと思っています)

電話で師匠の声を聞いた時、草原の心の中にこの和歌の持つ強い決意と情熱が芽生え始めたのではないでしょうか。

そして奥さんの「笑顔を見て暮らしたい」の一言で、いきなり大きな大きな声で「瀬を早み」と詠いはじめたあの瞬間。間違いなく『ちりとてちん』名場面の一つです。

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