ごちそうさん 71話 宮本先生死亡、鍋底大根

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ごちそうさん』
2013年12月20日(金)放送
第12週 第71話 「ごちそうさんまでの日々」

『ごちそうさん』第12週 第71回「ごちそうさんまでの日々」あらすじ

女学校時代の恩師・宮本先生が震災で亡くなったことをめ以子は知りました。民子からの手紙に記されていたのです。恩師の思い出の納豆を食べたくなっため以子は市場へ。家に帰ると、桜子が「関東だき(おでん)」をつくってめ以子の帰りを待っていました。

関東だきを敢えて明るく食べることで、め以子と桜子は「食べること」を大切なものと考えていた宮本先生に弔いの気持ちを捧げました。その中、ひとり沈黙を守っていた室井は、夜もふけ酔いがすっかりまわると、被災地の様子を涙ながらに語り始めました。

被災地の惨状をつぶさに語り始めた室井は、避難所で食べたおでんの話しをしはじめます。余震でひっくり返してしまったおでんの鍋。その鍋の底に張り付いていた「鍋底大根」はこぼれた具材の分まで美味しかったと。

自分も「鍋底大根」のように、強く美味しく生きなければならない。室井は涙ながらに自分に言い聞かせるのでした。その明くる日。重い荷物を背負い埃まみれになった悠太郎が疲れ切った様子で姿で帰って来ました。

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『ごちそうさん』第12週 第71回 「ごちそうさんまでの日々」感想

前回70話で憔悴しきった顔で桜子さまのもとに帰って来た室井さんは、今日も「関東だき」をかこむ席でだまりこくってましたが、酔いがまわってやっと口を開きました。

やっぱり、被災地で見たこと聞いたことのショックが大き過ぎたようです。しかし、酔った勢いを借りてやっとしゃべり始めた「鍋底大根」の話しは心に沁みるお話しでした。

避難所の炊き出しの鍋が強い余震でひっくり返り、鍋底に張り付いて残った一切れの大根。室井さんはその大根に、たまたま大阪に駆け落ちして来ていたため被害を免れた自分の姿を重ね合わせたのでしょうか。

「鍋底大根は美味くなくてはならない。ひっくり返った具たちのために全力で美味くならなくてはならない。死んだちくわやはんぺんに申し訳がたたない」

さすが文士。室井さんの言葉の深さが胸を打ちます。

さて、お亡くなりになった宮本先生。女学校時代には数々の箴言を残してくれましたが、その中のひとつが久しぶりに登場しました。

「包丁はただの鉄の板、研がなければ包丁にはならない。そんなことを繰り返すうちにやっと自分の望む刃の角度が見えてくる。夢というのもそういうものじゃないですかね」

学びの多い『ごちそうさん』第71話でした。

追記:「おでん」を関西では「関東だき」と呼ぶのを今回はじめて知りました。それで思い出したのが台湾にあるセブンイレブン。日本のセブンイレブンと同じく「おでん」があるのですが「関東煮」と表記されています。関西由来の名前が台湾に伝わったようです。

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