ちりとてちん 51話 喜代美落語の要諦を悟る

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ちりとてちん』
初回放送:2007年12月8日(水)放送
再々放送:2013年12月3日(水)放送
第9週 第51話 「ここはどこ?私はだめ?」

『ちりとてちん』第9週 第51回「ここはどこ?私はだめ?」あらすじ

徒然亭の弟子たちが居酒屋「寝床」で飲んでいるところに、番組収録を終えた小草若が、アシスタント役をつとめるA子を連れてやってきました。しかし、自分の「居場所」の弟子たちの中にA子が入って来たことが喜代美には面白くありません。

ついに喜代美はA子を追い返してしまいました。そして追い返してすぐにそのことを悔やみ始めました。すっかり落ち込んでいる喜代美に、草若はそっと熱いお茶を出しながら言いました。「あの娘には心がぬくもった時、謝っとき」

明くる日、喜代美のもとに奈津子が訪ねてきました。落語の世界の厳しさを喜代美に聞かされた奈津子が応えます。落語も決して特別な世界ではなく相手への気遣いの訓練からはじまる。その奈津子の言葉で、喜代美は覚りました。

それからというもの、喜代美は心を込めて楽しく家事ができるようになりました。そんな喜代美の様子を確認した草若は、扇子と手拭いを喜代美に手渡すと明日から稽古をはじめることを告げました。その扇子を開くと徒然亭の紋が入っているのでした。

『ちりとてちん』第9週 第51回「ここはどこ?私はだめ?」感想

A子の登場で、今度こそ「A子の裏側のB子」になりたくない喜代美は、A子を追い出してしまいました。

これまでは、このような状況の後はいつでも落ち込む一方だった喜代美でしたが、今回ようやくこの失敗から学習し、一歩成長できました。

成長できたというか、周りの人たちから成長させてもらったというか・・・。しかし、今までももしかすると成長させてもらう機会はあったのかも知れません。成長させてもらう機会をつかんだ点は間違いなく成長しました。

さて、追い返されてしまったA子は気の毒な限りですが、その後の周りの人たちのフォローには学ぶところが沢山ありました。僕も喜代美以上に学ばせてもらいました。

まずは草々が「お前は落語家に向いていない。いつも自分のことばかり考えている」と怒鳴りました。

師匠からは「相手見て言葉選んでものを言え」と厳しく注意を受けたものの、師匠が注意したのは草々の表現のしかたで、草々の言ったことそのものは的を得ています。得過ぎているからきついんですが。

師匠の「相手見て言葉選んでものを言え」は、その後の一連の師匠の行動がすべてを物語っています。お茶を入れ、落ち着いたら謝れと言っただけ。これが「相手見て言葉選んで」

「相手見て」という抽象的な表現は、明くる日に訪ねてきた奈津子が、師匠の行動のどこに当たるかを聞かせてくれました。

奈津子曰く「あったかいお茶が欲しいと思った時に入れてくれた」それは「お店を飛び出したとき喜代美の心が冷えているとわかった」と。

恥ずかしながら、師匠が「相手見て」と言った時、僕は相手のキャラクターに応じて言葉の選び方を考えるという表層的なものの見方しかできませんでした。相手のその時の心があったいか、冷えてるか。「相手見て」とはそういう深い意味を持つ言葉でした。

また奈津子が何気なく「どんな世界でも最初の仕事は雑用、どうしたら相手の気持ちがいいか、楽しいか、大人になるための訓練から始める」と言いました。

自分の若い頃を思い出すとき、この基本的な心得がまったくなっていなかったと、今更ながら反省させられたことでした。

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