ごちそうさん 90話 ふられた悠太郎

連続テレビ小説(朝ドラ)『ごちそうさん』
2014年1月18日(土)放送
第15週 第90話 「今日でおわカレー」

『ごちそうさん』第15週 第90回「今日でおわカレー」
 あらすじ、ネタバレ

家を追い出されていた悠太郎(東出昌大)がようやく帰って来ました。夫への愛を忘れられない亜貴子(加藤あい)にふられてしまったと語る悠太郎。

亜貴子の手作りのカレーに馴染めず「め以子のカレーがある限り戻ってくる」という悠太郎を、め以子はこれ以上責める気にはなれず、悠太郎とめ以子の二人は元の鞘に収まることができました。

一方で、仕事が終わった希子を、またしても怪しい男が待ち伏せしていました。希子は、咄嗟にその場に一緒にいた川久保(茂山逸平)の腕をつかむと「この人と一緒になりたい」と、その怪しい男に告げるのでした。

その日の夕方、悠太郎は竹元を連れて家に帰ってきました。竹元は家族と一緒に夕食を食べ、め以子のつくったカレーを大絶賛。夕食後、悠太郎の仕事ぶりを尋ねる正蔵に竹元は、「有り難い」とこたえるのでした。

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『ごちそうさん』第15週 第90回 「今日でおわカレー」
 感想

「ふられたから戻って来た」悠太郎とめ以子が、物語上「元の鞘」に収まったという結末。め以子の頬に一筋の涙が流れ、見守る家族や桜子さまたちが「飲み直すか」と言って一件落着。

僕としては違和感が残りました。そして、その違和感とは、子を持つ父親として、悠太郎が猫娘筆頭に三人の子供の気持ちへの想像力を全く持ち合わせていなかったというところにあります。

極論すれば夫婦といえども元は他人、お互いに取り替えが可能です。しかし、子供からすれば父親も母親も他人ではなく、世界で一人しか存在しない血のつながった父であり母である。

夫婦も、取り替えは相応に傷がつきますが、子供が負う傷は多くの場合夫婦の取り替え時の傷の比ではない。

「有事」の際の子供たちへの影響に、悠太郎は父としてもう少し想像力を働かせてほしかったなと思います。一件落着に至るめ以子との会話で、子供についてはいささかも触れられることがなかったので。

『ごちそうさん』は親子の情愛はそれほど大きなテーマではないので、物語をいたずらに複雑にしないための物語進行上の都合により、悠太郎の抱く子供への気持ちは敢えてカットしたのかも知れません。

家族を描く以上は親子関係も少しだけでも見据えた決着の付け方が欲しかったです。

しかし、僕の知る限りにおいてはリアル人生で完全な解決のほうが少ないのが現実。悠太郎とめ以子のケースも不完全なケースだったと割り切って、次週からの『ごちそうさん』を楽しもうと思います。

次週は、何と言っても和枝姉さんが再登場。楽しみでなりません。

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10 Responses to “ごちそうさん 90話 ふられた悠太郎”

  1. saty より:

    「しんどかったやろな」と亜貴子(の夫を思うセリフ)に涙。この言葉で、他人の痛みの分かる、思いやりある人物と判明でした

  2. saty より:

    翌朝の精肉売場で、牛すじを買いつつ「おいしそうやったよね」の会話を聞く。朝ドラおそるべし、日曜の献立を席巻とは

  3. 豚に真珠 より:

    確かに、悠太郎に対しては腹が立ちました!!戻った理由もふられたからって…。何…!と思ったけど、戻った理由がカレーにしてたけども、め以子への愛を再認識したんじゃないの。口下手な悠太郎にとっは、あれが、せいっぱいの愛情表現と…思う事に私なりに、なっとくする事にしました。元々、原作者はLOVEコメディと言ってるので、悠太郎に親としての云々とかの話し迄広がっていくと暗いドラマになってしまうのでは…。更に本当に駆け落ちしたら、益々朝ドラに不向きになるよね。ここは、あえて話しを広げないで良いのではと思います。と、私なりに納得しようとしてます。悠太郎の寝言は何を意味してたのかな?あき子への懺悔?め以子が腕を振り上げて途中で止めた時は可愛いくて健気だったね~。あきこさんに対してもポジティブだね。

    • hublog より:

      いつもコメントありがとうございます。「LOVEコメディ」で腑に落ちました。たしかに家族関係にまで話しを広げたら収集がつかなくなりますね。これからは、「LOVEコメディ」と自分に言い聞かせて楽しもうと思います。ありがとうございました。

  4. Regina より:

    妻に秘密で毎朝逢いに行くとか、家に上がり込んで後ろから抱きしめるとか、昨日(放送分)までの悠太郎の行動にイライラしていただけに、戻ってきた理由が「フラれた」「あなたのカレーがある限り戻ってくる」…だなんて、
    「…はあぁ!? 何言ってんの!?」って感じです。

    もっと納得できる理由はないのだろうかと腹が立ちま したが、かえってそれが悠太郎らしいなとも思いました。
    融通がきかなくて、頑固で理屈っぽくて、愛情表現がとびきり下手くそですものね。

    子供の頃に駆け落ちを失敗したまま、互いの恋心を封印したまま成長した悠太郎と亜貴子ですが、
    大人になった今、自分でも気付かない内に、ミツオさんとめ以子の存在が、とても大きくなっていたんですね。
    そのことに、亜貴子は悠太郎に抱きしめられた時、悠太郎は亜貴子のカレーを味わった時に、気付いたのだと思います。

    悠太郎は表現の仕方が不器用だから、「美味しいカレーが食べたいから帰ってきた」みたいに聞こえましたが(笑)、め以子には、自分の存在を愛してくれる悠太郎の気持ちが理解できたんじゃないかな。

    理解できない視聴者のために、竹元教授が「カレーは女そのもの」「女の中の女」「カレーの女神だ」と、め以子のことを褒め称えてくれてますね。

    あえて当事者の台詞で説明し過ぎないのに、周囲の人たちの細かい表情や台詞の中に、ちゃんと伝えたいメッセージが込められている。

    とても緻密で繊細な脚本ですね。

    たくさんの愛が溢れている「ごちそうさん」が大好きです。

    • hublog より:

      コメントありがとうございました。
      頂いたコメントで竹元教授が西門家に来てしかもカレーまで食べていった理由がやっとわかりました。来週、竹元教授が正蔵さんを気遣うエピソードが登場しますが、竹元教授の西門家来訪をその前準備くらいにしか認識していませんでした。物語の深い味わい方を教えて頂きありがとうございます。
      今後とも当ブログをよろしくお願い致します。

  5. mu より:

    はじめまして、いつも楽しみながら拝見しています。

    悠太郎と子供たちのふれあいが少ない、というよりほぼ無いと言った方がいいくらいですね。
    今日も教授の発言に子供が反応して、お父ちゃんなんか言って!と言っているにもかかわらず、夢中でカレー食べてました。

    物語のテンポを良くするためかエピソード満載で、子供とのふれあいや関係性ははしょってあるようですね。残念な事に。

    亜貴子とのストーリーも悠太郎次第で明るい展開になっただろうに。
    亜貴子の孤独をめいこと共に救って欲しかったなぁ。と思います。
    (極めて個人的な意見ですが)

    来週はまたさらに展開があるようで、
    来週に期待です。子供達とのふれあいが描かれることも含めて。

    • hublog より:

      コメントありがとうございます。
      亜貴子の孤独を悠太郎とめ以子が救うという展開は想像すら出来ませんでした。そんな着地をしていれば悠太郎とめ以子の仲直りも腑に落ちていたかもしれませんね。
      今後とも当ブログをよろしくお願い致します。

  6. iruka より:

    いろいろな視点がありますね(笑)
    私もめ衣子の「権利がある」という言い方は好きではありませんが(というか権利という言葉が嫌いです)。
    また、ことが発覚してからの一連のめ衣子の態度も望ましいとも賢いとも思いませんが(むしろ馬鹿だと思う)。
    つまるところ、なんといってもそもそも悠太郎がいけないんですよ。
    いや奥さん以外の人に心が動いたらいけないとはいいません。
    昔の恋人?に心が揺れたらいけないともいいません。
    あっさりと「怪我の治療に行ったら亜希子にあった、旦那に先立たれ嫁ぎ先を離れて一人きりで相談相手がいない。火事にあって辛い時代、支えあった友人だから時に相談にのりたい」といえばいいのに、うそをついて毎朝!会いに行けば、それは現在進行形で亜希子さんが好きということですよね。
    隠していたこと(そもそも隠すのがおかしいんだけど)が発覚したあと、オブラートに包んででもいいのに何一つ説明せず妻の不安を解消しようとはしませんでしたよね(ただ、何も説明なしに会いに行くのをやめるというのはめ衣子にも亜希子にも不誠実)。
    亜希子に再会してからの一連の行動に3人の子供の父、西門家の当主としての意識が欠落していましたよね。
    戻ってきた理由も「ふられた」って妻帯者が別の異性にふられたから家に戻るって、ふられなかったら妻子を捨ててかまわないってことですかね?
    胃袋をつかまれてるから絶対戻ってくるというのも・・なんだかなあ・・・
    人間の三大欲の睡眠欲と食欲と○欲のうち後者二つを満たしてくれる都合のいい相手ですかって言い返しそうです、私なら。
    既婚者は、パートナーに愛情をもっていて結婚生活を存続させる意識があるのであれば、他の異性を同じくらい(あるいはそれ以上に)好きですということを悟らせないくらいの心配りや思いやりが必要では?
    というか、私は相手にそれを求めます。結婚って自分の都合ではなく恋愛感情でもなく、家庭を育て護っていくという誓いの元に携わる大切な仕事だと思うからです。(アガサクリスティの「春にして君を離れ」という小説を読んでみてください、推理小説ではありません。)
    まあ、私も含めみなさん未熟だからドラマがあるのですが(笑)。
    あ、それと悠太郎と亜希子の過去は明らかにされていなかったので、今回の騒動?の伏線をはっていたのかもしれませんね。伏線をはった以上は何かエピソードを突っ込まないとってことでしょうか?あんまり上手くはないなあ。

    • hublog より:

      コメントありがとうございます。
      おっしゃる通りいろいろな視点があり勉強になります。
      僕は自分の視点に固執しがちな人間なので、それぞれのご経験やお立場により異なる視点からのものの見方、見え方は学ぶところが多く、今回の竹元教授ではないですが「有り難い話し」です。
      今後とも当ブログをよろしくお願い致します。

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