ごちそうさん 141話 竹元現れる

連続テレビ小説(朝ドラ)『ごちそうさん』
2014年3月19日(水)放送
第24週 第141話 「チョッコレイトな開戦」

『ごちそうさん』第24週 第141回「チョッコレイトな開戦」
 あらすじ、ネタバレ

め以子は倉田の提案による「蔵座敷」の建設に取りかかり始めました。仕事を頼んだ藤井と大村が西門家を訪ね早速打ち合わせをはじめます。するとそこに竹元が姿を現しました。戦時中、無人島に渡り木の実と海の幸で生きながらえたと竹元は言います。

建築の仕事がないことに欲求不満を募らせていた竹元は蔵の設計を買って出ました。帰宅した泰介と源太も話しに加わります。め以子が悠太郎が建てそうなものをと注文を言うと、集まってきた一同は好き勝手に悠太郎の思い出話しに花を咲かせます。

皆が口々に語る悠太郎の思い出話をヒントにして奇想天外なアイディアを膨らませてゆく竹元。真っ赤な外壁、カレー色の内装、一畳しかない座敷スペース。竹元が思いつくままに口に出す妄想の数々を、め以子はハラハラしながら聞いています。

設計図を書き上げると竹元は挨拶もせず馬介と出て行ってしまいました。図面を見て天才だと唸る大村。悠太郎がかつてつくった開明軒の思い出の階段を模した図面を見て、これは悠太郎を迎えるための座敷だとめ以子は大粒の涙を流すのでした。

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『ごちそうさん』第24週 第141回 「チョッコレイトな開戦」
 感想

言いたい放題の悠太郎の思い出話に思いっきり笑わせてもらいました。悠太郎不在の回が続いていましたが、久しぶりの悠太郎の存在を感じることが出来ました。本人の登場場面がある回よりも、むしろ悠太郎の存在を感じられたくらいです。

悠太郎だったらこう建てるというものを建てたいというめ以子の願いに、大村さんが厳しい一言、赤門らしさって何?竹元教授が続けて、建築的な個性がない!安全で頑丈なだけでこだわりがないとか『ごちそうさん』はじまって以来のいじられぶり。

め以子の浮気を疑って怒鳴り込んだ一件や、亜貴子さんカレー事件まで暴露されるとは。ぬか床が市役所にやって来た理由を今更ながら知った藤井さんには笑いました。藤井さんがぬか床の秘密を知らなかったことについて大村さんが「都合の悪い話しは割愛」とツッコミ。

器が小さい奴だのなんのと言われっぱなしの悠太郎をめ以子が悠太郎を擁護。常識的な人なだけなんですと。このめ以子の擁護発言に反応した泰介の反応がすごい。非常識極まりないことをやって満州に送られたんですよ。泰介、ちょっと言い過ぎかも(笑)

さて、東京時代に開明軒の料理を回りくどい言い方で絶賛し視聴者をほろっとさせた竹元教授ですが、今回も傍若無人ながらさりげなく心に響く気遣いが小粋でした。そばにいるだけで物理的に閉塞感漂うような男をそばに置いておく神や仏などいない!

言い方も理由も滅茶苦茶ではありますが、悠太郎は絶対に帰って来るに決まっていると断言した竹元教授、この人やっぱり素敵だなと再認識。散々騒いだ挙げ句に馬介さんと出て行ってしまった竹元教授ですが、やることはやってくれてたんですね。しかも完璧に。

かつて帝大時代の悠太郎がつくった開明軒の階段を、開明軒の料理にふさわしくないといったような言い方で酷評した竹元教授。階段を酷評する形をとりながら開明軒の料理を最大限に絶賛してみせるという離れ業をやってのけてくれました。

悠太郎の階段を悪く言いながら、実は悠太郎の階段の出来映えの確かさを竹元教授は認めていたんですね。蔵座敷で悠太郎の階段を再現。この再現、きっと悠太郎の仕事への竹元教授流の賛辞なのでしょう。

(※注)開明軒の階段の由来を知るはずのない大村さんが「わざわざコンクリートと手すり、粋なことしはるわ」と心から感心していましたが、大村さんの口を借りて悠太郎の仕事への竹元教授の評価を言わせたんだと思います。

竹元教授は、開明軒であの階段を見た時、料理にふさわしくないと口ではこきおろしながら、心の中では「粋なことしはるわ」と感嘆していたんでしょう。

そんな竹元教授の心意気、大村さんや藤井さんの今だに新卒・西門君を可愛がるような愛情、そんな皆さんの真心をめ以子がこれまたいい言葉でまとめてくれましたね。

「あの人迎えるための座敷やないですか」

この言葉、蔵座敷に関わった人たちへの賛辞だと思いました。

今回は、竹元教授、大村さん、藤井さん。僕の大好きなおじさんキャラ全員集合で思いっきり笑いながらも、心豊かになる実に素敵な回でした。ごちそうさんでした。

(※注)大村さんは、開明軒の階段の話を聞いているはずとのご指摘を頂戴しました。

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10 Responses to “ごちそうさん 141話 竹元現れる”

  1. つまぴょん より:

    今回も竹元教授、いい仕事してましたね。
    言いたい放題言ってても、
    悠太郎の仕事を盛り込んだ設計図案を残していくって…
    しかも逆説的な言い方で、悠太郎は生きているって断言していくし・。
    かっこいいなぁ~。
    藤井さんにしろ大村さんにしろ、いい上司に恵まれてましたね悠太郎は・・・
    今回は蔵の中だけのお話でしたが、
    それがかえって良かったなぁと思いました。

    • hublog より:

      コメントありがとうございました。
      『ごちそうさん』は素敵なキャラクターがたくさんいましたね。彼らにもうすぐ会えなくなってしまうのが残念でなりません。

  2. より:

    竹元、大村、藤井が揃っての悠太郎話は面白かったですね。
    ドラマの中にすっかり入り込んでしまって、彼らと一緒になって、懐かしい同窓会で味わう、ひとときのタイムスリップを楽しめました。

    喧しくてメチャクチャなようで、悠太郎のことをちゃんと見ていて、決めるところはビシッと決めて去っていく竹元教授、最高です。

    • hublog より:

      コメントありがとうございました。
      「懐かしい同窓会」素敵な表現ですね!まさにこの言葉通りの豊かで楽しい時間でした。あの場に入って話に加わりたかったくらいです。

  3. まさはん より:

    大村さんは階段の由来は知ってはると思います。竹元教授と二人で立ち飲み屋さんに行った時、聞かはったと思います。
    知ってるからこその「粋な・・」かなと思いました。

    • hublog より:

      コメントありがとうございました。
      立ち飲み屋さんでたしかに話しをしてましたね!ご指摘頂いて記憶がよみがえりました。早速、訂正の追記をさせて頂きました。ありがとうございました!

  4. まさはん より:

    もう来週で終わるのが哀しいです。
    でもここに来て今日は素晴らしい回でしたね。台詞に聞こえなかったです。皆、役が乗り移ったようでした。息もぴったり!
    め以子が悠太郎を思って涙するのを見て寂しそうな源ちゃん。その源ちゃんを見る酸いも甘いも噛み分けたお静さん。
    登場人物の人となりが解る今だからこそ、それぞれの「これから」が気になります。スピンオフに留まらず、め以子の人生全てを見届けたい、そんな気持ちになりました。

    • hublog より:

      コメントありがとうございました。
      > 役がのりうつった
      まさに仰る通りですね。この場面だけでも一時間も見ていたい、そんな気持ちになりました。

  5. 祥子 より:

    今日のめ以子さんは、色んな表情をしていましたね。夫のことを思ってあんなに嬉しそうにするなんて。孫もいる年齢なら、熟年夫婦ですやね。今とは違う戦争中の何かがそうさせるのでしょうか。竹元教授も、特有のキャラで楽しませてくれます!馬介さん大好きです!

    • hublog より:

      コメントありがとうございました。
      「うちの嫁さんはかいらしいんや」を四十を過ぎても、まるで昨日のことみたいに覚えているのが「かいらしい」と思ってしまいました。竹元教授は結末までにまた登場するみたいですが、次の登場の時は「恋人」同伴だそうで、楽しみでなりません。

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