ごちそうさん 148話 モリス亡き息子の思い出

連続テレビ小説(朝ドラ)『ごちそうさん』
2014年3月27日(木)放送
第25週 第148話 「とんだごちそう」

『ごちそうさん』第25週 第148回「とんだごちそう」
 あらすじ、ネタバレ

甲子園大会の夢を実現するために希子の上官・モリスの交換条件をのむことにしため以子でしたが日本料理とは何なのかが分かりません。電話で相談した父の大五から素材を活かすことと醤油が大切であることを説かれひらめきを得るめ以子。

モリスを蔵座敷に招く日がやって来ました。静や源太も食材の調達に協力。め以子は、正蔵、活男、宮本先生に手を合わせてから準備を開始。そしてモリスを伴い希子も到着、モリスは大きな肉の塊を持参、それを料理してくれと言います。

め以子はその肉をローストビーフにしてモリスに出しました。これは日本料理ではないと不満げなモリスに、日本料理とは素材を最大限に活かすものだとめ以子は反論。め以子のローストビーフを口にしたモリスの固い表情は美味しさでほぐれてゆきます。

自分は息子を無理矢理軍人にして真珠湾で亡くしたと語り始めるモリス。日本を許す事が出来ないモリスでしたが、美味しい日本料理によって日本を好きになれると笑顔で語り、西門家の家族や仲間たちも招き入れて和やかに食卓を囲むのでした。

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『ごちそうさん』第25週 第148回 「とんだごちそう」
 感想

昨年の暮れにかけて、西門家の家族それぞれが抱えていた心の問題が、一人また一人とゆっくり丁寧に解決されてゆくのは、とても嬉しいことでした。一人の問題が解決される度に心の中で喝采を送っていたものです。

先週から今週にかけて、西門家の心の問題を解決に導いため以子に最後まで残った心の問題が一つまた一つと解決。このたびの解決は嬉しさ半分、寂しさ半分。ひとつ解決されるごとに結末にひとつだけ近づいてゆくからです。

今回、モリスを招く準備をしていため以子が、正蔵さん、宮本先生と活男の目に見えない三人に協力を仰いで手を合わせる姿を見て、活男のことは心の中でおおむね解決は着いたのだろうと実感させられました。

すると残るはアメリカ嫌いと悠太郎の帰還。そして『ごちそうさん』も残すところあと2回となりました。

さて、モリスも息子さんを亡くしていました。活男くんと同じように料理を愛していた由。最初にモリス=ヤミーがめ以子のおむすびを求めたのは、あれは亡き息子を偲んだ行為だったんですね。息子ならきっと食べるだろう。だから食べてみようと。

たまたま食べため以子のおむすびは美味しかった。そしてこの美味しいおむすびを作る人の料理なら美味しいに違いない。そして美味しさを感じるとき、ありし日の息子さんの笑顔が脳裏に蘇っていたのかもしれません。

心の中に息子さんの笑顔を取り戻すことで、憎しみに閉じ込められた心を解放したかった。モリス=ヤミーはそんなことを願っての蔵座敷訪問。

途中から希子ちゃんの語学力では通訳が追いつかなくなったらしく「字幕」対応。め以子はもしかするとヤミーの言葉は途中から全く理解できなかったでしょうが、ヤミーの気持ちを感じ取ったのでしょう。頬に伝わる涙がそれを物語ってました。

こんな時代でなく、別の機会に活男くんとヤミージュニアが巡り会えていたら、きっと二人は良い友達になっていたのでしょうね。

というわけで、め以子の抱える心の問題がまたひとつ解決。残るは悠太郎が最後にどうなるのか。そして『ごちそうさん』もあと2回。終わってしまうのが信じられません。

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9 Responses to “ごちそうさん 148話 モリス亡き息子の思い出”

  1. サクラ より:

    蔵座敷に倉田さんと和枝さんが登場して鰯の料理が洋食風で凄いですね!いよいよですがまだまだ楽しんでます!ありがとうございます、続編を是非お願います。

    • hublog より:

      コメントありがとうございます。
      まだまだこの先も続くめ以子たちの人生をもっともっと見続けたいですね!

  2. MM より:

    なんや、もうすぐ終わっちゃうんだなあ。
    「猥雑だけど、命への愛がある」桜子が室井の小説を評した言葉だけど、これはドラマ自体のテーマを解説してるんでしょうね。
    「食」という命そのものと密接に関わりあうテーマに対して、め以子という考えることより行動することが得意な主人公が、料理という手段で、家族、地域社会、国家とかかわっていく。生と死と再生というドラマが料理という一本の軸で貫かれている。
    スケール観から言って、ここ最近の朝ドラのなかでは抜きんでているんではないか。
    この作品の料理指導をしているのは、フードコーディネーターの飯島奈美さんらしいけど、出てくる料理のリアリティがやっぱすごいと思う。雪を使って氷を作るシーンとか、おそらくほんとうにできるかどうか実験してるんだと思うよ。だって、「やってみたけど作れなかった」みたいな話、ブログでも2ちゃんでも見たことない(笑)。

    追伸:源ちゃんのセリフで再認識したけど、め以子は家庭料理の人なんだよね。どんな素材もおいしくしたり、蔵座敷で半分職業料理人みたいになったりしてて、私も勘違いしそうになってたけど、基本的には「料理のうまいお母さん」なんだよなあ。その平凡さが、たまらなくいいです(涙)

    • hublog より:

      コメントありがとうございます。

      > 出てくる料理のリアリティがやっぱすごいと思う。雪を使って氷を作るシーンとか、おそらくほんとうにできるかどうか実験してるんだと思うよ。だって、「やってみたけど作れなかった」みたいな話、ブログでも2ちゃんでも見たことない(笑)。

      なるほど。こうした細部に隙をつくらないこだわりの積み重ねが重厚感とリアリティを演出しているのですね。

    • 祥子 より:

      アイスクリームを作る話、本当に作れますよ。雪に塩を混ぜて、私は子供の頃、青森市に住んでいましたが、冬に何度も作りました。まだアイスクリームが珍しく、なかなか普段に食べられないので作ったんです。とってもおいしかったですが、とっても寒かった!

  3. porco7236 より:

    はじめてコメントします。
    いつも丁寧なあらすじ紹介と温かな目線での感想、ありがとうございます。
    共感や感動を共有できるというのは本当に嬉しいです。
    お互い頑なな心の溶けたモリス大尉とめ以子が天窓を見上げた時、
    きっと勝男とモリス Jr. は料理のことを語り合い、
    良き友人となっているような気がします。
    あと2日、ごちそうさんワールドを満喫します。

    • hublog より:

      コメントありがとうございます。
      感動を多くの人と共有すると感動が倍増します。
      皆さんのおかげで『ごちそうさん』をより豊かに楽しむことができました。
      残すところあと2回となってしまいましたが、最後までよろしくお願い致します。

  4. hublog より:

    いつもコメントありがとうございます。
    ヤミーがいい顔してましたね。時代が異なればヤミージュニアは活男くんといい友達になれていたかも知れません。
    泰介や諸岡くんもご相伴に預かることが出来、甲子園に順風が吹いてきましたね。

  5. 祥子 より:

    モリスに出す献立を考える場面が最後の収録だったと聞いています。
    美味しい物を食べている時の顔は、日本人もアメリカ人も同じ。命をかけて戦うほどの違いはなかった。め以子さんの言葉が深かったです。藏座敷で、楽しい会食でしたね。

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