まれ 14話 弟子入りを拒まれる圭太

連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年4月14日(火)放送
第3週 第14話 「卒業ロールケーキ」

『まれ』第3週 第14話 「卒業ロールケーキ」あらすじ

一子をスカウトした男・勝浦マコトが詐欺の容疑で逮捕されました。しかし、一子はそのことに落胆するどころか全く意に介さず、すでに別の事務所入りを進めている一子のたくましさが、希や仲間たちを驚かせます。

その頃、圭太は、輪島職人になる夢を父に反対されていました。ついに圭太は家出をし塗師をしている祖父・弥太郎のもとへ。しかし、弥太郎は圭太の弟子入りを拒否しました。女にフラれるような魅力のない男に人の心をつかむ器はつくれないというのです。

数日後、圭太は電話で希を呼び出しました。希に抗議するために。村内放送を耳にした圭太は希に言います。輪島塗りという夢があって自分がある、勝手に夢と自分を切り離すなと。しかし、希と圭太は激しい口論になってしまいます。

9月半ば、希は市役所の一次試験を受験。しかし、進路への迷いが強くなる一方の希の気持ちは晴れません。そんなある日、希は一子も持っているオーディション情報誌で「ロールケーキ甲子園」が開催されるのを知り、そのコンテストへの出場を決意するのでした。

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『まれ』第3週 第14話 「卒業ロールケーキ」
 事前発表あらすじのレビューと解説

新学期早々、失恋の痛手に苦しんでいた圭太でしたが、その失恋体験は思わぬところでも影響が出始めます。憧れの輪島塗職人になるべく、祖父・弥太郎の工房の門を叩く圭太でしたが、弥太郎はそんな圭太を突き放します。

女にフラれるようなモテない男は弟子にとらないと。はじめはどんな理屈かとビックリしましたが、女の心もつかめないような男に人の心をつかむ良い器などつくれないという理屈によるもの。心から納得の正論。うまいこと言います。

一方の文も、一時は徹の天敵だったので残念な人物が許せない堅物なのかと思いきや、若い子たちの恋の行方をダシにして遊ぶという最強キャラでした。輪島大祭の明くる日、圭太が希に告白したことは狭い村のこと、村中の人々の知るところに。それに文はじめ村のおばちゃんらが食らいついたのです。

前作朝ドラ『マッサン』後半、特に戦争の前後のあたりからは、あまりにも悲しい物語が続いたので、朝ドラで心から笑うことを忘れていました。そんな中、『まれ』第14話のストーリーを編集していて救われた気持ちになりました。もう笑ってもいいんだ!と。

『まれ』第3週 第14話 「卒業ロールケーキ」
 朝ドラ観賞後の感想

徹の言う夢、あんなものは夢ではないと説く元治さん。地道にコツコツ努力して叶える夢もあると語る文さん。桶作夫婦にとっての夢とは、どれほど大きな夢を持ってもそこに至るまでの道のりは一歩一歩階段を上るように努力を重ねるほかないということでしょうか。

「とんでもないところにたどり着く唯一の方法は、小さなことを積み重ねること」

これはイチローの言葉なのですが、イチローの言う「とんでもないところ」は『まれ』の世界に置き換えれば「夢」のこと。そして「小さなことを積み重ねること」とは希ちゃんの好きな言葉「地道にコツコツ」。

残念ながら徹さんは大きな夢を持ってもそこに至る道のりが全くない。大きな夢さえ持っていれば自動的にそこにたどり着けるくらいに思っているフシがある。現状の希ちゃんの夢に対する考え方も、徹さんと同じようなものなのかも知れません。

かたや圭太くんは「日本一」という桃太郎レベルの大風呂敷を広げるものの、一方で輪島塗のような気が遠くなるほどの手間のかかる作業を地道にコツコツ積み重ねることが出来る資質を持っている。圭太くんは「日本一」になれる桃太郎かも知れません。

そんな圭太くんのことを、今回「あんな堅物」と表現した徹さん。圭太くんが輪島塗のような地道な作業をコツコツと出来るタイプだからこそ「堅物」に見えたのでしょう。「堅物」だからこそ夢を叶えられると徹さんが悟る日は来るのでしょうか。

そして「地道にコツコツ」の資質を持つ希ちゃんが、夢を受け入れるようになった時、希ちゃんも最強の夢追い人になれるかも知れません。父親譲りの勘違い夢論を希ちゃんが克服する日はいつ来るのでしょうか。

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6 Responses to “まれ 14話 弟子入りを拒まれる圭太”

  1. koji より:

    黒電話のベル。。。

    受話器を手にした元治さん。。。


    「まれ、一子ちゃんや」

    と、元治さん。。。

    そして、まれに受話器を渡したときの元治さんと文さんダブル田中の「阿吽の呼吸」

    台詞なしの表情だけて誰からの電話だと視聴者に解らせるなんて凄いです!。

    まさに燻し銀ですね(笑)。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      受話器を希ちゃんに渡した直後の元治さんと文さんの息の合い方は神レベルでした。朝からすごいものを観たと思いました。

  2. koji より:

    僕も父子の確執のシーンが大好きです!。

    正蔵と悠太郎

    大将と英一郎

    熊さんと一馬

    いずれも和解のシーンは感動的でしたね。

    特に熊さんと一馬は和解の後の出征のときの一馬から熊さんへの手紙のシーンが本当に感動的で目が大洪水になりました(T_T)。

    さてさて今作の父子三代の確執もどのように収まるのか見物ですね。

    今作に限っては笑えて楽しい和解になればと思います(笑)。


    それにしても

    もうひとり魔性の女が登場しましたね。。。

    弥太郎さんが溺れてしまわないかと心配になりますね。。。


    文さんが弥太郎さんではなく元治さんを選んだ理由も解るような気もしますね(笑)。



    しかし「スナック崖っぷち」

    そんな店名のスナックには絶対に行きたくないですよね(笑)。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      15日放送回では紺谷父子の確執の救い難いほどの根の深さが描かれましたね。
      『マッサン』の二組の父子確執の和解に至るプロセスは劇中では手短かに描かれましたが、紺谷父子のそれは長くなりそうです。西門家を越えることは確実ですね。

  3. koji より:

    輪島漆器とその伝統を愛する祖父と孫。

    その間の父は公務員。

    そりゃぁ揉めない訳がないでしょうね。

    今後、この直系男子三代にネジレが生じるとのこと。

    それをどのように、ほどいてゆくのかも見所のひとつですね。


    さて、能登輪島には能登空港があり加賀には小松空港もあります。どちらにも羽田間との直行便があります。

    首都圏から行きは北陸新幹線。

    帰りは両空港から飛行機で。

    その逆もありですし行きも帰りも新幹線もありですし行きも帰りも飛行機もまたありです。

    既に経済効果が現れてますが更なる経済効果を石川県民として期待しています(笑)。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      紺谷家の親子三代の確執が楽しみです。朝ドラの父子の確執は大好物なので、鴨居家や森野家、前々作の西門家の家族問題は大いに楽しませてもらいましたが、今度は三代にわたる確執。楽し過ぎです。

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