まれ 17話 夢を追う覚悟/馴れ初め

連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年4月17日(金)放送
第3週 第17話 「卒業ロールケーキ」

『まれ』第3週 第17話 「卒業ロールケーキ」あらすじ

希が帰宅するや、藍子は希の頬に平手打ちをくらわせました。希が一子と一緒に東京までオーディションを受けに行ったと勘違いしたのです。そこまでして夢を追いたいのなら、親に隠れるような真似はするな。親を説き伏せてから夢を追えと藍子は希に詰め寄ります。

藍子の怒りは収まらず、徹にまで飛び火。責められる一方の徹を見るに見かねた元治は徹をかばいました。徹が出稼ぎに出たのは腰を痛め塩田で働けなくなったからだと。塩田の仕事が出来なくなり能登に来てまで役に立たない姿を、徹は家族に見せたくなかったのです。

そんな徹に、希や一徹までが父を見放すような言葉を浴びせかけます。結婚した時の約束を果たせていない自分が悔しいと言い捨てると徹は家を飛び出してしまいました。徹がその約束を今も忘れていないことを知った藍子は、徹との馴れ初めを希や一徹に聞かせました。

1980年、いつも暗い顔をしていた藍子を気にかけていた徹は、藍子を笑顔にすると約束し求婚したのです。両親の馴れ初めを聞かされた希は、徹に謝るよう促しました。そんなある日、希は市役所の一次試験に合格。希はある決意を固めるのでした。

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『まれ』第3週 第17話 「卒業ロールケーキ」
 事前発表あらすじのレビューと解説

自分の将来を賭けてチャレンジしたコンクール「ロールケーキ甲子園」で、まさかの大敗を喫した希。すっかり意気消沈して帰宅するやいなや、勘違いもあったとは言え藍子から手厳しく叱責されてしまいます。

一子と一緒に東京でオーディションを受けていたというのは勘違いとしても、夢を追いたいなら親を説得してからにしろと、夢を追う覚悟を厳しく問うこの言葉は希の心に深くつき刺さります。

「ロールケーキ甲子園」の大敗でケーキ職人としての腕前の自信を喪失。更に藍子からは、腕前以前の夢を追う覚悟まで問い質され、厳しい現実を直視させられた希は、いよいよ将来の進路の決断を下さなくてはならなくなります。

一方、徹と藍子の馴れ初めの話が登場。結婚前にした「ある約束」とは、常に藍子お母ちゃんを笑顔にするということ。徹と結婚する前、藍子は笑顔を忘れた暗い少女時代を過ごしていたのです。

『まれ』第3週 第17話 「卒業ロールケーキ」
 朝ドラ観賞後の感想

元治さんが優しい!

徹さんが腰を痛めていたことを見逃さなかった元治さん。腰を痛めているのなら言ってくれればよかったと一徹くんは言いましたが、元治さんは言われなくてもそのことに気付き、そして気にかけていた。

塩田で働けなくなった役立たずな自分の姿を見せたくなかったという釈明も聞き入れてもらえず気の毒過ぎる徹さん。そんな徹さんをかばおうと、腰を痛めた話を出したのは徹さんを責めるわけではなかったと元治さんも津村一家に釈明。味方を完全に失った徹さんの擁護に徹する元治さん、怖い顔をして実はこんなに優しい人だったのか。

海辺でひとり落ち込む徹さんに無言で酒を差し出し、言葉は敢えてかけずただ寄り添うだけの元治さんの姿も心に沁みました。

徹さんも、これまでずっとダメ親父の面ばかりが描かれて来ましたが、「石にかじりついてでも」なんていう言葉が口から飛び出すくらいの真剣さも持ち合わせていたこと。馴れ初めエピソードの中で、実は繊細な心遣いが出来る人物だということ。これまで秘められていた徹さんの別の顔が出て来て、高感度アップ。

第1週の頃には徹さんのあまりにも典型的なダメ親父ぶりが『まれ』の足を引っ張るのではないかと懸念する声もあがっていたようですが、そんな懸念も今回の徹さんの姿で払拭されたのではないでしょうか。

▼ポイントレビュー
・1980年で20代前後ということは徹さんと藍子さんは昭和30年代半ばの生まれ?
・ノックダウンした徹さんの「スッキリしました?」の気遣いの一言が実に繊細
・1980年当時の再現がリアル!あんなお兄さんお姉さんを街でよく見かけました

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コメント

  1. koji より:

    1980年は僕が12歳の時でした。

    松田聖子さんの歌手デビューの年。

    小6にして初めてテレビに出ている女性に恋心を抱いた年でした(*^^*)。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      1980年の松田聖子さんといえば、山口百恵さんが引退し松田聖子さんがデビュー。昭和の二大ビッグスターが同時に現役だった貴重な年だと『あまちゃん』で春子さんが熱弁をふるっていたのを思い出します。

  2. koji より:

    今回は、回想シーンの一部を除けば

    他の主要キャストの出ていない

    津村家と桶作家の面々のシーンだけでしたね。

    しかも両家が今や「ひとつ屋根の下」で暮らしている本物の家族のように

    いつの間にか成っていましたね(笑)。

    さてさて恒例の名前に関する繋がりの始まりです(笑)。

    「能登はやさしや土までも」

    本作にも出た昔からの能登の風土を表した言葉です。

    もうひとつ

    その昔、現在の輪島市とその周辺の町村は「鳳至郡(ふげしぐん)」と言う地域でした。2015年現在の能登にも「鳳珠郡(ほうすぐん)」と言う地域があります。

    もう

    おわかりですよね?。

    (笑)

    だから土屋太鳳ちゃんがヒロイン役に選ばれたのかな?。

    と、勘ぐってしまいました(^_^;)。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      「鳳」の字つながりですか!
      「鳳」の字で思い出しました。土屋太鳳ちゃんの母上が妊娠中に見た夢「生まれたばかりの裸の赤ん坊が雲の上で寺子屋のような低い長机に正座し、細長い紙に筆で『二月三日生まれ 女 太凰』と書いていた」のが(Wikipediaより引用)が名前の由来だとか。
      しかし「凰」は名前に使えない漢字のため代わりに「鳳」を当て、これが能登の「鳳」につながっていったようですね。