まれ 27話 弥太郎が圭太を破門する

連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年4月29日(水)放送
第5週 第27話 「情熱ミルフィーユ」

『まれ』第5週 第27話 「情熱ミルフィーユ」あらすじ

安西の正体が経営コンサルタントであることが発覚。圭太を通じて安西を紹介された塗師屋の八島は、安西にそそのかされ輪島中の塗師屋から職人を引き抜きはじめました。倍額の給与を提示し、職人たちを籠絡したのです。輪島の漆器組合は大混乱に陥ります。

安西は、輪島塗をバブル当時のレベルにまで復活させたい。さもなければ職人が減るばかりだ。復活させるためには妥協も必要だ。正論だけでは食べてはゆけないと弥太郎と圭太を説得。しかし、弥太郎は安西の主張を退けました。

頭を抱える希は打つ手はないか思案をめぐらすものの、課長の博之に制止されました。輪島塗の用件を満たしている以上、この騒動に市役所の出る幕はないと。希が帰宅すると安西は桶作家に来ていました。元治の塩まで狙いをつける安西に希は愕然とします。

なす術のない希は弥太郎の工房に足を運ぶと、圭太が弥太郎に手をついて詫びているところでした。圭太は八島の説得を試みたものの、八島は説得に応じなかったのです。八島の説得に失敗した圭太は、ついに弥太郎から破門を告げられてしまうのでした。

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『まれ』第5週 第27話 「情熱ミルフィーユ」
 事前発表あらすじのレビューと解説

移住体験ツアーの参加者の一人で「人生に疲れた」ことを理由に参加した安西という男の正体がついに明らかにされました。安西は経営コンサルタントでした。儲けのネタを探しに、身分を隠して移住体験ツアーに潜り込んでいたのです。

朝ドラ『ちりとてちん』でも職人の手作業とオートメーション化の対立が描かれましたが、少なくとも『ちりとてちん』のオートメーション化には大義が存在しました。しかし、今回のオートメーション化の目的のすべては利益です。

八島という塗師屋をそそのかし輪島塗のオートメーション化を実現。そこから得られた利益をコンサルタントフィーとして自分に還元させようというのが安西の狙いです。その思惑を隠すために「人生に疲れた」男を演じていたのです。

ところで、輪島塗の製造工程は一人の職人さんがすべてを完結するのではなく、各製造工程に専門の職人さんが張り付いています。その職人さん集団を統括するのが塗師屋の役割。安西にそそのかされた八島の職業がこの塗師屋です。

そして塗師屋の八島さんがオートメーション化によって事業規模を拡大するに当たり、自分のところにいる職人さんだけでは手が足りなくなることは目に見えているため、あろうことか他の塗師屋の職人さんまで引き抜きにかかった。職人さんたちの結束をお金によって破壊してしまったことを弥太郎さんは激怒したのです。

『まれ』第5週 第27話 「情熱ミルフィーユ」
 朝ドラ観賞後の感想

安西さんのポケットから落ちたレシートに印字されていた異常に高額な買い物の理由が判明しました。高い買い物ばかりしていたのは、輪島塗の職人たちを籠絡するための手土産だったのでしょう。

ちなみにレシートには「シャンパンボトル 37,500」などなど、バブルの頃によく見かけた接待アイテムがズラリと印字。合計額は252,194円。輪島塗のバブルの頃の勢いを復活させたいと目論む安西さんがいかにも選びそうなものばかりでした。

尚、レシートに印字されていたシャンパンのブランドは「ポンペリニヨン」。ドンペリがモデルでしょうか。さすがNHKです。

それはさておき、まだ漆を塗らせてもらうことすら出来ない段階での破門は、圭太くんにとってはあまりにも辛い処分です。もし許されたとしても、再び一からやり直しのはずです、この世界は。

追記:徹さんが「貝殻ビジネス」を発想したヒントとなった「葉っぱビジネス」は実在します。実は僕も徹さん並に(恥)このビジネスに関心を持ったことがあります。「葉っぱビジネス」の発案者の方に話を聞きに行ったり、ずいぶん入れ込みました。

▼ポイントレビュー
・弥太郎さんの部屋のセット(?)の美しさに目を見張りました
・紺谷課長、感じは悪いが部下を見極める洞察力には確かなものがあります
・安西さんに感化を受けたらしい徹さん、生き生きした顔を見るのは久しぶりです

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