まれ 29話 ミルフィーユの謎を理解

連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年5月1日(金)放送
第5週 第29話 「情熱ミルフィーユ」

『まれ』第5週 第29話 「情熱ミルフィーユ」あらすじ

弥太郎から破門され家を飛び出した圭太は洋一郎のもとに身を寄せつつ、一子と東京に駆け落ちするつもりでいました。一方、希は許しを請うために再び弥太郎を訪問。しかし、弥太郎には会ってもらえず、職人からは諦めろと言われてしまいます。

打つ手が見いだせない希に一徹が助言しました。弥太郎の弱点を知っている人に説得に当たってもらえばいいと。翌日、希は早速、「裏市長」のキミ子に弥太郎の弱点を尋ねました。しかし、敵もいない弥太郎に弱点は見当たらないとキミは答えます。

困り果てた希は圭太と遭遇。もう一度、弥太郎に許しを請おうと説得を試みるものの、圭太は弱気です。そんな圭太を希は一喝。圭太から漆を取り上げたら何が残るという希の言葉が圭太の心に突き刺さります。

その頃、徹は貝殻ビジネスの企画書を完成。そして完成した企画書を安西に提出。契約の調印寸前のところまで漕ぎ着けていました。そんな中、キミ子は弥太郎の弱点を見つけました。キミ子は言います。かつて弥太郎が心から愛した女が弱点だと。それは文のことでした。

<<前回28話 | 次回30話>>

『まれ』第5週 第29話 「情熱ミルフィーユ」
 事前発表あらすじのレビューと解説

弥太郎から破門された圭太は破れかぶれになり、一子を連れて東京への駆け落ちをひそかに計画。東京暮らしを満喫する高志の帰省で心が揺らぐ一子にとっても、これは渡りに舟の提案かと。高志の帰省がここで活きて来ます。

一方、圭太の破門を撤回してもらいたい一心の希は、偶然弥太郎の弱点を知り一計を案じます。弥太郎の弱点とは文。希が入手した情報によれば、かつて文に恋をした弥太郎は、文の頼みは決して断れないというのです。

文と元治までも動員し弥太郎の説得を試みる希ちゃん。なかなかの策士ぶりですが、机上の計算通りには弥太郎の気持ちを動かすことは出来ず、文・元治の説得をもってしても弥太郎は首をタテに振ろうとはしない。

膠着状態に陥ったこの場の空気を一挙に覆したのが、ミルフィーユのパイ生地を重ねる理由に異常なまでにこだわる亜美でした。今週のサブタイトルとなっているお菓子「ミルフィーユ」が、物語にまさかの急展開を加えます。

『まれ』第5週 第29話 「情熱ミルフィーユ」
 朝ドラ観賞後の感想

弥太郎さんから破門され腐る圭太くんに対する、一子ちゃんと希ちゃんの反応がまったく正反対。浮かれっぱなしの一子ちゃんではありますが、圭太と駆け落ち出来ることが嬉しいのか、東京に行けることが嬉しいのか。自分でもどちらかよくわかっていないのでしょう。

そんな一子ちゃんの焦点の定まらない浮ついた気持ちをマキちゃんが鋭く指摘。「男と東京の両方は無理」。男と東京のどちらに喜びを見いだしているのかさえ自分でわからずに両方とも得ようとする一子ちゃんの中途半端な気持ちをマキちゃんは洞察したのでしょう。

しかし、そんな一子ちゃんにも中途半端でないところが一点。自分の満足が最優先で圭太くんの苦悩にはほぼ無関心であるというところ。そしてこの一点が、希ちゃんとは正反対となるポイントにもなっています。

一子ちゃんとは正反対に圭太くんの夢を案ずる希ちゃんですが、その説得の仕方は実に巧みです。伝統を壊した自分を許せないと自分に拘泥する圭太くんに、許そうが許すまいがそんなことは漆には関係ないことと、圭太くんを斬って捨てる。

圭太くんの関心を、許せない自分からこよなく愛する漆に向けさせた希ちゃんの人心操作術は魔性の女レベルかも知れません。自分は紺谷課長の弱点を見つけたと裏市長のプライドを巧みにくすぐる希ちゃんにも、ちょっこし怖いものを感じました。

追記:安西氏のビジネスパートナーらしき男(赤坂)まで登場。二人のおじさんが馬鹿正直なくらいに怪し過ぎで愛らしいほどです。

▼ポイントレビュー
・一子の駆け落ちの企てを見抜くマキちゃんの洞察力が鋭い
・そのマキちゃんの名言が深い「男と東京の両方は無理」
・希ちゃんの名言もまた深い「自分を許そうが許すまいが、漆には関係ない」

<<前回28話 | 次回30話>>

Sponsored Link
Sponsored Link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. えびすこ より:

    番組開始から1か月がたちました。
    実話が元ネタになった場面と言うのは今回のまれにはあるんでしょうか?
    あまちゃんの時は登場人物のモデルになった人がいて、「鶴瓶の家族に乾杯」にも出ていました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      元治さんにはモデルとなった実在の塩田職人がいるようです。弥太郎さんも、恐らくロケ地となっている工房の塗師屋がモデルかと思います。