NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あまちゃん』
本放送:2013年4月2日(火)
再放送:2015年4月7日(火)
再々放送:2023年4月4日(火)
第1週 第2話 「おら、この海が好きだ!」
『あまちゃん』第1週 第2回
「おら、この海が好きだ!」あらすじ
アキの目の前で颯爽とウニを取り、気前よく7つもウニを食べさせてくれたその海女はアキの祖母・夏であることがわかりました。一方、その少女が娘の春子の子供だと知るや夏子から愛想の良さは消え失せ、ウニのお金3,000円をアキに請求。
その頃大吉は春子に「引退宣言した夏の代りに海女になってくれ」と頼み込んでいました。夏が倒れたという報せは、夏の海女引退で町の大切な観光資源のひとつ「北の海女」が途絶えることを危惧した大吉が、春子を呼び戻すためについた嘘だったのです。
北三陸の観光の二枚看板は「北の海女」と「北三陸鉄道」。この二つの看板を一人背負っていた夏の引退後、大吉は春子に継いでもらいたいという願いを持っていたものの、春子は「私には私の人生がある、生活がある」と大吉の頼みを一蹴。
春子と大吉が押し問答しているところへ夏が帰って来ました。24年ぶりの再会となる夏と春子ですが、会話は始終ギクシャクしたまま。ついには口論にまで発展しすぐに東京に帰ると言い出す春子。ところが、アキは「帰りたくない」と春子に告げるのでした。
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『あまちゃん』第1週 第2回
「おら、この海が好きだ!」感想
2回目にしてヒロインの母とその母・すなわちヒロインの祖母が激しく対立!
しかもその対立はその場限りの口喧嘩などではなく、二人の背後には積もりに積もった長年の深い確執が見え隠れする。全156話からなる物語の冒頭から強烈なつかみ、驚くようなスピード感。今さらながら驚きました。
それに加えて、大吉さんが春子さんを呼び戻すための口実は真っ赤な嘘だった。母と対立した上に大吉さんの嘘の口実で北三陸までやって来た春子さんに、いつまでもこの地にいる理由は何もない。この地に留まる理由を探すほうが困難なほど。
そんな春子さんにまさかの展開。アキちゃんが東京に帰りたがらない。畳み掛けるように次から次へと、ご本人にとっては不愉快なことこの上ない出来事に翻弄される春子さんの追い詰められっぷりが、酷過ぎる。
その一方で遊びが満載。
びっくりした時:じぇ!
すごくびっくりした時:じぇ!じぇ!
ものすごくびっくりした時:じぇ!じぇ!じぇ!
方言の解説をしながら字幕遊び。字幕を遊び倒しつつも、字幕のフォントは地味で控えめ。遊びが過ぎないこのバランス感覚がたまりません。
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