NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あまちゃん』
本放送:2013年4月16日(火)
再放送:2015年4月21日(火)
再々放送:2023年4月18日(火)
第3週 第14話 「おら、友だちができた!」
『あまちゃん』第3週 第14回
「おら、友だちができた!」あらすじ
9月になり、天野家では夏、春子、アキの親子三代の生活がはじまりました。朝食だけは必ず一緒に食べることにした三人。しかし、三人それぞれの仕事や学校のスケジュールの都合から、三人揃っての夕食は日曜日だけという日々。
そんな中、いまだにアキはウニを穫ることができていませんでした。水温が日に日に下がって行く9月、潜るのは午後4時までだと夏から時間制限を言い渡されアキ。成果もあがらず潜る時間も短くなることにアキは焦っていました。
ウニひとつ獲れずに海女と言えるのかとはやる気持ちを抑え切れないアキ。先輩海女の制止も振り切って沖合に出たアキは、海中で海草に足をとられてしまい、浮き上がることができなくなってしまうのでした。
辛くも美鈴に助けてもらったものの生死に関わる失態に夏は激怒。アキに海女失格と告げ、出入り禁止を宣告。ついには夏と春子の口論にまで発展し、仲直りしかけた母と祖母が自分のせいで再び喧嘩になってしまうことが悲しいアキでした。
あまちゃん|感想あらすじネタバレトップページ
『あまちゃん』第3週 第14回
「おら、友だちができた!」感想
「仲直りしかけた母と祖母が自分のせいで喧嘩することが悲しい」
母と祖母の喧嘩に胸を痛めるアキちゃんですが、春子さんと夏ばっぱの喧嘩が強烈過ぎるあまり、アキちゃんの朝ドラ・ヒロインとしての試練や数々のエピソードの影が薄くなりかねないのが、観ていて胸が痛む。
それとも、母と祖母の喧嘩もアキちゃんの朝ドラ・ヒロインとしての試練のひとつとして観るべきなのか。春子さんと夏ばっぱの二人の対立、その先に和解が待っていることをわかっていても観ていてこれは苦し過ぎる。
そんな中、救いだったのは今回の春子さんと夏ばっぱの対立が、アキちゃんを思っての対立だったこと。春子さんと夏ばっぱ、それぞれの個人的事情による喧嘩ではなく、娘・孫娘への愛情故の喧嘩だったことで、ちょっとだけ安心して観ていられました。
もう一つ救いがあるとすれば、アキちゃんが母と祖母の対立を、深刻に受け止めたり胸を痛め過ぎたりする「気の毒なヒロイン」の場面がないことでしょうか。母と祖母の対立を「悲しい」と表現しつつも淡々と受け止めているアキちゃんの明るさに救われます。
あまちゃん|感想あらすじネタバレトップページ
子どものことで、母と祖母が対立する。普通によくある話でも、実の母娘だから
喧嘩が本格的に、歯に衣着せずに戦われる。遠慮が無いのが親子の証拠。
海が大嫌いな親と海が大好きな子どもとで感じ方も違うけれど、理解しようと
あせっているのかも。
で、能年自身は兵庫県の内陸部出身で、海とは縁が無い地域出身なのに、
役のために海での泳ぎを必死で覚えたとか。
アキちゃんの
「取った!取ったど!!」
でも、手を広げてみると
500円玉があります。
「それ、取ったじゃなくて、
拾っただな」
と言われます。
(とほほ)