NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あまちゃん』
本放送:2013年5月15日(水)
再放送:2015年5月20日(水)
再々放送:2023年5月17日(水)
第7週 第39話 「おらのママに歴史あり」
『あまちゃん』第7週 第39回
「おらのママに歴史あり」あらすじ
春子が17歳の時に録音した『初恋』のデモテープを聞きながら、春子はアキに語り始めました。家出の直接のきっかけとなった、オーディション番組『君でもスターだよ』への出演の合格通知をもらうことが出来た自分の過去のことを。
オーディション番組「君でもスターだよ」に出場できる機会をつかんだ当時17歳の春子は、夏に土下座して東京に行かせてほしいと頼み込みました。しかし、十週勝ち抜くことは出来そうもないが二度とないチャンスだと語る弱気な春子に夏は激怒。
夏は春子に詰め寄りました。「君でもスターだよ」出演は、本気なのか遊びなのかと。本気という答えを春子から聞いた夏は番組出演を認めることに。しかし、その直後に北三陸市長と海女たちが、春子に海女をやってくれと懇願。翌朝、春子は家出をしたのです。
母の隠された過去を初めて聞かされアキは心の底から驚驚かされます。その日の夜、忠兵衛が漁師をやめ家に住むとの宣言し、忠兵衛が大好きなアキは欣喜雀躍。実は忠兵衛は、定期検診であまり良くない結果が出たため、漁師引退を決意していたのです。
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『あまちゃん』第7週 第39回
「おらのママに歴史あり」感想
17歳の春子さんに、本気か遊びか、ゼロか十かと迫る夏ばっぱが格好良過ぎです。これで少なくとも夏ばっぱは春子さんがアイドルになることや、東京に行くことを決して反対していたわけではないということだけは明らかに。
ところで、あの状況で母親から「本気か遊びか、ゼロか十か」と詰め寄られたら答えの選択肢は一つしかない。春子さんは苦し紛れで「本気」と答えた可能性も排除できない。春子さんの言う「本気」は本当に本気だったのか、気になるところです。
また、北三陸市長や海女たちが天野家にやって来て「海女になってくれ、潜ってくれ」と懇願。その場で夏ばっぱは説得こそしませんでしたが、その場で結論を出すことを避け体よく皆を追い返すことに成功。
17歳の春子さんが、母は説得すると言っておきながら説得してくれなかったと落胆するのはわかります。しかし、夏ばっぱの大人の対応としてはあれがギリギリのやり方かと。というか、あの時に夏ばっぱは、春子さんに家出する隙を与えたのかも知れません。
17歳の春子さんにそれを理解しろというのは無理があるかも知れません。しかし40歳を過ぎた春子さんには、あの状況では最善の対応だった理解してほしかったな。しかし、それが理解できないからこそ、ドラマとして成り立つわけでもあります。
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矢沢永吉さんが卒業証書を破り捨て東京行きの列車にのりフラッと横浜で降りてから、拓郎さん、秀樹さん、世良さん、奥田さん、Perfumeの3人等と広島県はレジェンドミュージシャンの宝庫なのよ
村下孝蔵さんも当然そのひとり
「初恋」は40年経過しても歌い継がれている名曲
誤解が解けるのは、アキが上京するときだ、と知ってはいるけれど、
じれったい。まあ、忠兵衛さんの生死さえぼかしていたのも、夏ばっぱの
性格を表す伏線になってはいるんだけれど。ついでに言えば、列車内で
大吉が春子にしつこく話しかけたことで、春子が席を移動する場面が
何度も再現させたのも、唐突にならないようにとの演出なんだけど。
17歳の春子ちゃんには、分からなくても、
今の春子さんには、その時の夏さんの気持ちを
少しは分かっている
のかな?