NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あまちゃん』
本放送:2013年5月20日(月)
再放送:2015年5月25日(月)
再々放送:2023年5月22日(月)
第8週 第43話 「おら、ドキドキがとまんねぇ」
『あまちゃん』第8週 第43回
「おら、ドキドキがとまんねぇ」あらすじ
忠兵衛が再び遠洋漁業に出発する日の朝を迎えました。忠兵衛の再出発を記念して天野家はこれが初めてとなる家族写真を一家五人が揃って撮影。しかし、一家五人が顔を揃えるには調理場に引きこもってしまった夏を引っぱり出す必要がありました。
そして、月日が流れ2008年が間もなく終わろうとするある日のこと。北三陸駅で種市を待ち構えていたユイは、アキをどう思っているのか種市を問いつめました。そして終始煮え切らない態度の種市ににユイは怒りを爆発させてしまいます。
一方、種市とのデートを楽しみに資格試験の勉強に励むアキでしたが、資格試験に向けた事前の模擬テストの点数はわずか3点。あまりの点数の悪さに望みを失い、すっかり落ち込んだアキはスナック梨明日に足を運び、そこで水口と初の対面。
勉の弟子で「ミズタク」とニックネームを付けられた水口はアキに並々ならぬ関心を示します。そして、資格試験をとって将来どうなりたいのか、アキは無限の可能性を秘めていると一方的に話しかけて来るのでした。
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『あまちゃん』第8週 第43回
「おら、ドキドキがとまんねぇ」感想
琥珀に異物混入。琥珀の中に虫が入っているから「不良品」と判断してゴミ箱へ捨てるミズタク。勉さん、琥珀掘り40年目にして初めての虫入り琥珀ということだけれど、その希少性をまったく知らないミズタクの考古学専攻という学歴は本物?
嘘をついている人が尻尾を出す場面というのは得てして「尻尾」がわかるようにこれ見よがしな大仰な演出がされるものですが、「考古学を先攻しながら虫入り琥珀の希少性を知らない」という「尻尾」をチラ見させつつも大仰な見せ方を一切しない粋な演出。
ミズタク初登場の時だったか、弥生さんが町おこしのアイディアを盗みに来た「産業スパイ」じゃないかと疑ってましたが、これだけ怪しいと疑うに足る要素満載のキャラクター。しかしこれ見よがしな演出がないがために、疑いきれない絶妙のバランス。
この人物は何者?って関心を視聴者に持たせながら一週間は引っ張れそうなものだけど、そういったことも一切やらない奥ゆかしさ。
以上、ミズタクの正体。そしてこれ見よがしに引っ張らない演出の謎。一般的なドラマの作劇作法から推し量れない『あまちゃん』に感服する第43回でした。
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今日は歌詞がテロップに流れていた。最終回でも同じ場面あったよね。
あの時は誰にも告げずにこっそりと出ていったけれど。
三島由紀夫の「潮騒」で、火を飛び越える名場面があって、そのオマージュ
なんだけど、そちらを知らない人にとっては斬新な内容になるんだろうね。
「北へ帰るの、ここも北だけど」何度聞いても笑えてしまう。
ミズタク「普通にかわいい」
春子さん「異常にかわいい」
そうだよね。