NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あまちゃん』
本放送:2013年5月21日(火)
再放送:2015年5月26日(火)
再々放送:2023年5月23日(火)
第8週 第44話 「おら、ドキドキがとまんねぇ」
『あまちゃん』第8週 第44回
「おら、ドキドキがとまんねぇ」あらすじ
春子は大吉に立ち会ってもらい、正宗に離婚届への捺印を迫りました。夫としての非を改め自分を変えると春子に再考を懇願する正宗。春子は変わらなければならないのは自分自身で、そのためには東京の暮らしを捨てる必要があるのだと正宗に告げました。
せめてクリスマスを家族三人で暮らしたという正宗に対して、春子は今この場で離婚届に捺印してほしいと迫り議論は膠着状態に。今この場で離婚したら今年のサンタクロースはどうなる?と問う正宗。春子は一歩譲り、クリスマスの日の離婚を承諾しました。
その頃アキは、喫茶リアスでサンタクロースは信じる者のもとにやってくると店の常連の面々に力説していました。高校生にもなってサンタクロースを心から信じているアキに唖然とする一同。しかしアキの信じる心は揺るぎません。
そして迎えた2008年のクリスマスイブ。サンタクロースに扮した正宗は就寝中のアキのもとにプレゼントを置くと、ママのことを頼むとアキに言葉を残します。そして離婚届への捺印を済ませた正宗は、その日の真夜中に北三陸を発って行ったのでした。
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『あまちゃん』第8週 第44回
「おら、ドキドキがとまんねぇ」感想
種市がアキに告白、そして・・・実はこれはアキの夢ですとナレーションで教えてもらうまでもなく『君に胸キュン』が夢だと教えてくれていましたが、でももしかすると夢でなくリアル?とちょっとだけびっくりの冒頭場面でした。
実にリアルに描かれた夢の場面に対して、今回44話の重要な二つの場面、こちらはリアルであるはずなの、まるで夢を見ているみたいな描き方。
まず一つは離婚届の捺印の押し問答場面。この場面、大吉さんの目線から描かれましたが、その大吉さんの目線がまるで夢のよう。夢というよりか泥酔状態の時に人の話し声が遠くに響いて聞こえる夢か現(うつつ)かという心地の時のような描き方。
大吉さんの「夢か現(うつつ)か目線」ではありましたが、あの時は、春子さんも正宗さんもお互いの言葉があんなふうに聞こえていたのかも知れません。特に正宗さんは、これは夢だ、夢であってほしい、そんな気持ちだったかも。
そんな正宗さんの願いも空しく夢は現実に。しかし悲劇が現実になる直前にサンタクロースに変身。田舎の古民家の居間に突然現れた実にリアルに作り込まれたサンタクロース、その光景がアキちゃんの見た夢以上に夢みたい。
しかし、その夢か幻かみたいなサンタクロースを夢うつつで見たアキちゃんは、それをリアルのサンタクロースと確信し、信じていたから今年もまた自分のところに来てくれたと満足したことでしょう。そして、リアル・サンタクロースで娘への愛情を最大限に表現し、去って行く正宗さんの無念さに泣く第44回でした。
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尾美としのりさんと言ったら私はやはり「転校生」ですね。男女の入れ替わりは「君の名は。」よりずっと先んじてますし。近年ようやく注目され始めた「女性の生理に対する男性の無知」も取り上げていました。
尾美としのりさんを最初に見たのが、映画「火の鳥」の主人公の少年役
印象的だった。
次に見たのが、鶴見辰吾と薬師丸ひろ子主演の「翔んだカップル」で、
出ていることは確認してても、どんな役だったかは覚えていない。
あまり知られていないけれど、子役で主演をやって、大人になっても
堅実にやっている役者の一人。
予告にあった告白シーン。冒頭にいきなり出てきて、なんだ夢か、と
思ったら、しっかりナレーションでも、お気づきかと思いますが、と
ダメ押し。
でも、後々本当の初キッスは種市先輩なんだよね、伝説の「前髪クネ男」
登場前に。
尾美さんといえば
「あまちゃん」「さびしんぼう」に加え岡本麗さんとコンビだったクロレッツのCMだよね、かなり生々しいCMだったなあ
その生々しさがアキちゃんと再会する時にもありますね、自宅マンションに女性連れこんでいてたシーンで
自宅マンションにいたバスローブ着た女性、演じたのが大久保佳代子さん
生々しさにあさイチMC(当時は井ノ原快彦さんと有働由美子さん)が唖然としていた時に「あの女、知り合いです」と発したのが後年「舞いあがれ」でヒロイン一家と懇意にしている隣人かつ後の義母を演じたクワバタさんです
しかし、井ノ原さんがアド街のMCを担いジャニーズの取締役となり、有働さんが退社してニュースZEROのメインキャスターやっているんだから10年間ってやっぱり長いよなあ
サンタクロースが実にリアルだ。
思い出しました。
あるお笑いの女性の言葉。
「小学生まで、太陽が沈むと、太陽が”変身”して、月になると思っていた」
とほほ!