NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あまちゃん』
本放送:2013年5月31日(金)
再放送:2015年6月5日(金)
再々放送:2023年6月2日(金)
第9週 第53話 「おらの大失恋」
『あまちゃん』第9週 第53回
「おらの大失恋」あらすじ
2009年3月、雪景色の北三陸を、アキとユイ、そして多くの観光客を乗せた北三陸鉄道開業25周年イベントのお座敷列車が走りはじめました。今回のイベントに集まった乗客はアイドルオタクだけでなく、家族連れなど幅広い層にわたっていました。
走行中の車内ではアキとユイが『潮騒のメモリー』を披露した他、種々のゲームや北鉄グッズのオークション、カラオケ大会等で大いに盛り上がりました。ウニ丼にも人気が集まり、通常の日の10倍の300食を完売。駅の売店ではミサンガも瞬く間に在庫切れ。
お座敷列車イベントは大盛況のうちに終わりました。しかし、海女たちが自分たちも電車に乗せろと言いだし、大吉はもう一往復電車を出すことを決断。町の人たちを乗せたお座敷列車で、アキは夏と春子の前で『潮騒のメモリー』を披露しました。
町の人たちを乗せたお座敷列車に種市が偶然乗り込んで来ました。これから東京に旅立つ種市とアキは、列車の折り返し地点となる畑野駅で『南部ダイバーの唄』を合唱して別れを告げました。一方、ユイは水口から、歌が上手だったと声をかけられるのでした。
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『あまちゃん』第9週 第53回
「おらの大失恋」感想
お座敷列車の乗客たち、子供も大人もイベントを心から楽しんでいる姿がリアル過ぎる。エキストラを募集して撮影したのでしょうが、誰もが本物のイベントを本当に楽しんでいる。そんな本物の楽しい大騒ぎの現場にテレビカメラが潜入した良質のドキュメンタリーのような臨場感あふれる映像に圧倒されました。
役者さんたち、そこはプロですからしっかり演技しています、イベントを楽しむ演技。しかし、イベントを楽しむ演技を心から楽しんでいるので、本当にイベントを楽しんでしまっているエキストラの皆さんとのギャップがまるでない。
そして、楽しむ演技をする役者さんと本当に楽しんでいるエキストラの方々を同じ距離から撮影、両者が映像の中で渾然一体となっているのに目を見張りました。役者の背景としてのエキストラという構図になっていないところも新鮮な感動がありました。
ワンカット、ワンカットが愛おしい、出演したすべての人々にとって大切な思い出の瞬間の映像集とでも言うべき第53話。すべての映像が脳裏に焼き付いて頭から離れそうにありません。いいものを見せてもらいました。
この場面の撮影でエキストラ参加された方々。この時の思い出は一生の心の宝となることでしょう。
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「天野」アキが「潮騒のメモリー」を歌う。
この時点で太巻は気づかなかったのかな。お忙しいから気にも
止めなかったのでしょうが。
種市先輩との別れ。北にではなく、南に下ったけれど。
お座敷列車で潮騒のメモリーズが歌う「潮騒のメモリー」。
なんと贅沢で思い出深いシーン。