NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あまちゃん』
本放送:2013年7月2日(月)
再放送:2015年7月6日(月)
再々放送:2023年7月3日(月)
第14週 第79話 「おら、大女優の付き人になる」
『あまちゃん』第14週 第79回
「おら、大女優の付き人になる」あらすじ
北三陸でユイはミス北鉄に二連覇。しかし念願の上京を果たせないことに鬱屈した思いを募らせる日々。父はリハビリできるまでに回復したものの、母と交代で看病しているうちに学校に行きづらくなり今は不登校。そんなユイの近況をヒロシは電話でアキに語りました。
大吉や吉田も、ユイのことが心配でなんとかしてあげたいとは思うものの、何をしたら良いのか皆目見当がつきません。そんな思いが今のユイにはプレッシャーになっていると春子が忠告するものの、大吉と吉田は微妙な女心が理解出来ません。
その頃東京では、アキがユイのことを相談しに安部の働く屋台を訪ねました。移動式屋台の裏でアキがユイの近況を話しているところに、潜水土木科の先輩・種市が来店。思いがけない再会を果たしたアキと種市は、連れ立って寿司屋で食事することになりました。
種市は、羽田空港拡張工事延期で東京スカイツリーの建設現場に異動。南部ダイバーとして仕事ができなくなった種市は会社を辞め、翌週には岩手に帰るつもりでいました。アキが種市の話しを聞いているその時、太巻が鈴鹿ひろ美を伴い寿司屋にやって来ました。
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『あまちゃん』第14週 第79回
「おら、大女優の付き人になる」感想
北三陸にいる頃、3月の海に自転車で飛び込んだうえに「いろりちゃん」になってしまったほどの落ち込みぶりを見せたアキちゃんでしたが、あの時の失恋の痛手からはもう完全に立ち直っているようです。
まだ恋愛感情を持っていると思われるのは心外だみたいな言い方をしてましたが、あれは強がりでなく本心からだったんでしょう。しかも、南部ダイバーの道を諦めた種市くんは「変わってしまった」と落胆。アキちゃんの種市くんへの憧れは消え去ったみたいです。
一方でユイちゃんが心配です。学校にも行っていないそうですが、ドラマの中で情報が少な過ぎるので、どれほどの落ち込みぶりなのかが見えない。見えないからこそ余計に心配が増幅されます。
勉さんがユイちゃんのことを考えてずっと泣き通しでしたが、大のおじさんがあれほど泣くくらいの追い込まれているんでしょうか。それにしても勉さん、なんて優しい心の持ち主なんだろう。
大吉さんと吉田さんが二人並んで心配しているのは、ユイちゃん本人のことが心配なのか、それともユイちゃんが落ち込むとイベントが盛り上がらなくなることが心配なのか。両方とも心配なんでしょうが、後者の占める割合も決して小さくはなさそうです。
ユイちゃんに関してのアキちゃんの言葉が秀逸で今回一番印象に残りました。
「ユイちゃんは、いないのに話題に上るのがすごい。それがスターの条件。表舞台に立つべき人間なんだとつくづく思う」
なるほど、いないのに話題に上ることを際立たせるために、なかなかユイちゃんを登場させないのかと合点がゆきました。
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「演劇なんかださい」
あんたが言うか。
種市先輩、辞めた直後はいろいろ思うこともあったのだろうが、
もうアキの顔見てもこそこそ隠れるのはやめた。
で、寿司屋に来て、居着くことになるのか。
鈴鹿さんと再会。で、付き人になるきっかけになるのか。
駅で絡まれるユイちゃん。先生が出て来る前に、副駅長、あんたが先に
来なさいよ。
種市先輩「俺 もう 南部ダイバーじゃねえんだ」