NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あまちゃん』
本放送:2013年7月5日(木)
再放送:2015年7月9日(木)
再々放送:2023年7月6日(木)
第14週 第82話 「おら、大女優の付き人になる」
『あまちゃん』第14週 第82回
「おら、大女優の付き人になる」あらすじ
北三陸では、春子がブティック今野で売っている服を来て、いよいよ北三陸の地に馴染んできていました。「春ちゃんが俺らのレベルさ降りてきた」と喜ぶ大吉。一方で、不幸が重なり夢破れたユイは高校も中退し荒れた生活を送っていました。
家には帰らず、リハビリ中の父の世話の一切をヒロシ任せのユイ。しかも、変わり果てたユイの姿が何者かに写真に撮られ、その画像はインターネット上に流出。ユイが中学生を恐喝したなどという噂話まで書き込まれる事態に大吉も頭を痛めていました。
その頃、アキは鈴鹿ひろ美の付き人となってテレビ局のスタジオで仕事をしていました。わがまま放題の鈴鹿に翻弄されるアキ。しかし鈴鹿は、アキに昔の自分を見るような気がして可愛く思い、アキも女優としての鈴鹿を尊敬していました。
11月のある日、デパートの屋上でアキは種市と故郷の話しをしました。種市は、ユイが暴走族に入っていること、家に寄り付かず男と同棲していることなどをアキに告げました。そんなユイの姿を見たくないアキは、正月に北三陸に帰るのをやめることにしました。
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『あまちゃん』第14週 第82回
「おら、大女優の付き人になる」感想
北三陸に帰ってきたばかりの頃は「腫れ物に触るな!」オーラで誰も寄せ付けなかった春子さん。夏ばっぱと和解し、アイドルを目指すアキちゃんとも心が通い合い、そしてついに腫れ物は完治したのでしょうか。まさかのブティック今野ブランド。
しかも「ブティック今野ブランド」は弥生さんとペア。腫れ物が治り、北三陸に骨を埋める覚悟が固めたとか、そういった大きな心境の変化があったのでしょうか。北三陸の愉快な人々の一員宣言ともとれる「ブティック今野ブランド」の真意が気になります。
さて、アキちゃんのナレーションの言葉を借りれば「壊れた」ユイちゃんの、壊れっぷりがすごい。単なる噂話だと信じたいですが、中学生恐喝、自販機破壊、コンビニ強盗、暴走族、同棲。こんな噂が出てしまうほどの荒れっぷり。しかもわずか一ヶ月で。
一方で鈴鹿ひろ美の付き人となったアキちゃん、鈴鹿ひろ美との掛け合いが実に面白い。憧れの女優に遠慮なく忌憚ない意見を言ってのけるアキちゃんも図太いですが、子供相手に大人ぶることなく真剣に反論する鈴鹿ひろ美の大人げなさも愛嬌があっていい感じです。
そしてデパート(?)屋上のパンダに乗って話しをするアキちゃんと種市。話しをする場所が、寿司屋でもなくスタバでもマックでもなく、ネオンサインに照らされたうす暗いビルの屋上というの触れたくない話しをするには絶好のロケーション。
ネオンサインの人工的で不健康な色彩と11月の東京のちょっと肌寒い空気感が、共有する大切な友の転落を嘆く二人の心の中のヒリヒリするような感じをよく現していました。
ところでアキちゃんと種市くんの二人。無頼寿司での激論以来、憧れの対象と憧れる女の子という関係ではないのはもちろん、先輩後輩にすら見えない。いつの間にか種市くんにタメ口をきくようになったアキちゃんが成長したのか。種市くんが退化したのか。二人の関係の変化が気になります。
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これだ!
本日の鈴鹿さんとアキちゃんが一緒に歩いているシーン、まさに映画「Wの悲劇」のパロディだわ
30年近い年月が流れてその時にアキちゃんのスタンスだった薬師丸さんが過去作品での三田佳子さん的な役を演じている
ただし、三田佳子さんは「領収書・領収書・領収書」なんてセリフなかった、それが面白い🤣
ついに壊れた。良家の子女が落ちたら怖い。どこまで行ったのか。
空気の読めないアキちゃん。それが個性なのか。
「個性も協調性も存在感も向上心もない」のは、母親が押さえつけていた
からかも。たががはずれると、どこまで行ってしまうから制御が
必要だったのかも。
ということで、ユイちゃんに必要なのは絶対的に押さえつける存在なのかも。
それが明日の話か。
ユイちゃんの噂話が凄い。
ヤンキー?不良少女?・・・腫れ物?