NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あまちゃん』
本放送:2013年7月6日(金)
再放送:2015年7月10日(金)
再々放送:2023年7月7日(金)
第14週 第83話 「おら、大女優の付き人になる」
『あまちゃん』第14週 第83回
「おら、大女優の付き人になる」あらすじ
ユイの悪い噂を地元の友人から聞いたと種市はアキに話して聞かせました。種市の話しを信じたくないアキが、話しを聞かなかったことにしようと心に決めたその頃。北三陸では、ユイが化粧品を万引きしようとした現場を春子に抑えられていました。
春子は、喫茶リアスまで強引に連れて来たユイと向かい合うと、厳しい言葉でユイを諭しはじめました。学校も行かず、病身の父の世話もしないなら東京へ行け。親が原因で夢を諦めることになったことなど誰も同情しないと。
一方、鈴鹿ひろ美の付き人の仕事で、アキは忙しい日々を過ごしていました。脚本の読み合わせの練習で方言が抜けないアキに呆れてしまうものの、鈴鹿ひろ美にとってもアキはかけがえのない存在になりつつあるのでした。
夜遅くまで鈴鹿ひろ美につき合い、門限を過ぎて寮に戻る慌ただしい生活をアキがおくっていたある日。水口は皆を集めてミーティングを開き、荒巻社長の重大発表をメンバーに伝えました。それは、アメ女とGMTの「国民投票」を実施するというものでした。
あまちゃん|感想あらすじネタバレトップページ
『あまちゃん』第14週 第83回
「おら、大女優の付き人になる」感想
時折、かつてスケバンだった時の本性を現した時の春子さんの姿に、実は少しばかりつらいものを感じていました。
しかし、今回久しぶりに姿を現した春子さんの「本性」に対する僕の中は評価は、オセロゲームの黒が一瞬にして次々と白に反転するように裏返しになりました。
今のヤンキー・ユイちゃんを、一切同情しないでただひたすらその非を追求できるのは春子さんだけ。また、今のユイちゃんを縮み上がらせることが出来るだけの力量と経験を持ちあわせた人も春子さんだけ。
さて、ユイちゃんを締め上げる春子さんの言葉の一つ一つが、いつも春子さんらしく支離滅裂ながらも深く鋭い。ユイちゃんの心を滅多刺しにする鋭利な刃物のような春子さんの言葉の趣旨を、春子さんが口にした順にまとめてみました。
▼警察に電話しようか、それともアキに電話しようか
・この二者択一だと、ユイちゃんがとれる選択肢は警察のみ。厳しい!
▼お母さんのこと恨んじゃだめだよ
・同病相憐れむ。家出経験がある春子さんだから言える言葉です。
▼行きたきゃ行けばいいじゃない、東京に
▼どうぜ学校に行ってない、お父さんの世話もしてない。だったら、東京へ行け
・家に帰らないなら東京に行くのも同じことなのに、決してそうはしないユイちゃんには厳しい言葉です。
▼親のせいで夢諦めたとか、誰も同情しない
・同情を集めるためにグレたであろうユイちゃんの本心を突き刺す!
▼プライドあんじゃん、かっこつけてんじゃねえよ!十八の小娘!
・元スケバンだけが言える言葉です。
スケバン春子さんが美し過ぎます。
あまちゃん|感想あらすじネタバレトップページ
春子さん「スパゲティは、あばずれの食べ物」
初めて知りました。でも、ホント?
今回は、春子さんがいて、良かった!!