NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あまちゃん』
本放送:2013年7月18日(水)
再放送:2015年7月22日(水)
再々放送:2023年7月19日(水)
第16週 第93話 「おらのママに歴史あり2」
『あまちゃん』第16週 第93回
「おらのママに歴史あり2」あらすじ
正月が過ぎてもアキが東京に戻って来る気配がまるでないため、ついに寮のアキの小物類が撤去されそうになりました。その頃、まだ北三陸にいるアキは海女カフェでアルバイトをはじめ、大吉たちやヒロシたちを喜ばせます。
海女カフェで働きながら、ユイの近況をアキはヒロシから詳しく聞かされました。母の失踪で、完全にアイドルの夢が絶たれたと思い込んでしまったその時からユイの様子がおかしくなったことを知り、一人上京してしまったことをアキは深く後悔しました。
ユイの挫折に加え、ドラマの台詞がカットされたことの自信喪失ですっかり落ち込んでしまったアキは、度々かかってくる水口からの電話にも一切出ようとしません。そんなアキが心配な春子は、凹んでいるアキを慰めてほしいとユイに頼みました。
そんな中、東京から水口がやって来ました。留守電を初めて聞いたアキは、水口がアキに賭ける思いに心を動かされます。アイドルとして自分の存在を認めてもらえたアキでしたが、そこにユイが到着。アキは再び小屋に閉じこもってしまうのでした。
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『あまちゃん』第16週 第93回
「おらのママに歴史あり2」感想
アキちゃんが海女カフェでバイトしてるのは現実逃避、祖父が季節はずれの「たこの生け捕り」の仕掛けをつくるのも現実逃避。「現実はつれえな」の言葉がヒリヒリするほどリアルに伝わってきます。
アキちゃんが上京した初日、ミズタクはじめ会う人会う人ことごとくに「可愛いほう?なまってるほう?」と聞かれ、自分の存在が全否定されるような厳しい言葉を次々に浴びせられていましたが、こたえる様子もなくその時はちょっと違和感を感じていました。
でもその時、実は強烈な疎外感を感じながらそれを顔に出さなかっただけだったのかと、今更ながら納得。台詞カットやらユイちゃんの挫折の話しやらで心がすっかり弱り切った今になって上京初日の心の傷の痛みが出て来たようです。
しかしすれ違いでミズタクが「君はもうユイちゃんの相方じゃない。自分の立ち位置を確立した。君の代りは君しかいない」と、アキちゃんを一人のアイドルとして認める発言。心がここまで折れてないうちにこの言葉があったらもっとよかった・・・
ちょっと手遅れのような気もしましたが、ミズタクの言葉はアキの心に沁みたはず。干天の慈雨みたいに。しかし、アキちゃんの心が復活するまであと一歩というところでユイちゃんがやって来て再び引きこもり状態に。
ユイちゃんを傷つけてしまったことがつらいのか。一人上京してしまったことでその後のユイちゃんの人生の歯車を狂わせてしまったと悔やんでいるのか。ユイちゃんの顔を見て引きこもり状態のアキちゃん、次回には救われるのでしょうか。
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アンジャッシュ状態。たぶん流行っていた頃だろう。
アキが東京に行くときに春子さんが言った言葉。
アキは少しも変わっていない。でも、みんなが変わったよ。
この先、この名言を何度思い出すことになるだろうか。
留守電の嵐。東京にいる人、一人を除いてみんなが入れている。
残り一人は父親だけど。
おじいちゃんと組合長との会話と
アキちゃんとミズタクとの会話が
絡まっている!