NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あまちゃん』
本放送:2013年8月3日(土)
再放送:2015年8月8日(土)
再々放送:2023年8月5日(土)
第18週 第108話 「おら、地元に帰ろう!?」
『あまちゃん』第18週 第108回
「おら、地元に帰ろう!?」あらすじ
GMTのデビューを目前にしてアキは事務所をやめることになりました。アキを絶対にアイドルにしてあげると啖呵を切った春子でしたが、やることがないアキは純喫茶アイドルでアルバイト。アキは春子と同じ道をたどることになってしまいました。
一方で水口も事務所には出勤せず、アキがアルバイトをはじめた喫茶店で時間つぶしをはじめます。事務所からアキを追い出した太巻に対して、水口は勘がにぶったと暴言を吐いてしまい、事務所にいづらくなってしまったのです。
その頃、北三陸ではユイが海女をはじめていました。アキはユイに電話で仕事のない近況を報告し、春子を信じてもう少し頑張ってみると告げました。そんなアキをユイが励まします。自然とまわりに人が集まり皆を笑顔にさせるアキにはアイドルの資質があると。
そんなある日、春子が家族三人で芸能事務所をつくろうと言い始めました。春子が社長、アキが所属タレント、そして正宗が運転手のスリーJ( JJJ )プロダクションが発足。春子とアキは新しい夢に向かって動き出すのでした。
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『あまちゃん』第18週 第108回
「おら、地元に帰ろう!?」感想
「勘がにぶったんじゃないですか!?」
ミズタクが太巻さんに宣戦布告!?アキちゃんがいなければGMTは売れないと挑発された太巻さんも売られた喧嘩を買うことに。
「俺が本気出したら1万じゃすまない、10万売ってやる。目にもの見せてやる」
思えば『あまちゃん』では、親族間以外の人間関係で登場人物どうしが激しく対立し、闘いが続くような構図がなかったかも知れません。それがついに勃発。太巻さんへの日頃の鬱憤をぶちまけたミズタク。こういう闘争は大好物、ワクワクしてきます。
アイドル論「アキちゃんと一緒になるとまわりが笑顔になる、だから人が集まって来る、それってアイドルの基本」。まったく同じことをミズタクとユイちゃんに語らせる状況をつくり、まったく同じ言葉でありながらユイちゃんの言葉だけにアキが感動する仕掛けの面白さ。アイドル論を正面から論じる照れくささも上手に回避。
そしてついに『 スリーJプロダクション( ‘ jjj ’ )/ 』発足。「こっから始めよう!」と宣言する春子さんの高揚感にしびれました。この高揚感こそ『あまちゃん』のハナです。
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ユイちゃんにあったのは、アキちゃんへの嫉妬。
自分は精一杯アイドルを目指すと宣言していたのに、実際には町では
浮いた存在。叫ぶだけで何も出来ない、前向きに進んでもいかない、いけない
自分に比べて、アキちゃんの行動力は羨ましい限り。海女になりたいと言えば
実際やってるし、冬でも潜りたいと言えば潜水土木科に編入しているし、
ユイちゃんと歌いたいと言えば海女カフェ作ってるし。ユイちゃんのために
東京で頑張ると言えば、太巻&まめりん以外のみんなを味方にしているし。
そして、そのことを認めたくなかったけれど、認めることからユイちゃんの
第2章が始まる。離れていても一心同体。最初はアキちゃんの一方的宣言
だったのが、ユイちゃんもそう思い始めた。
私が大好きな高田純次さんが言う「年取ってから自慢話と昔話と説教は避けている」とはホント名言だわな
ミズタクの話が退屈だったのは昔話と自慢ではないが自虐話なんだから
そりゃ続けてのアドバイスも説教みたいで避けられるわな
まだ学生時代のバンド名の由来になっているミッシェルとバースデーについて聞いた方がマシか(私は聞くがね、まあ興味ない人が大半か)
まあ、ミズタク自身はこの後に「一般男性、ルパ~ン三世」とか「じっちゃんの名にかけて」とか「オレひとりじゃ岩手に勝てねえ」等々面白いセリフ多いんだけどね
勢いで事務所を辞め、啖呵を切ったけれど、実は何も考えていない。
それを開いたのが意外にも正宗さん。地道ながら一番活動してるじゃん。
ミズタクの遠慮の無い一言が太巻にも火を付けた。意外性の連続がこの
物語の根幹。主人公は昔と少しも変わらず成長もしていない。しかし
周りのみんなを変えていった。ユイちゃんもここから変わっていく。
スリーJプロダクション (‘jjj’)/ 誕生。
・アキちゃん=タレント
・春子さん =社長
・正宗さん =運転手(<==え?)