NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あまちゃん』
本放送:2013年8月5日(月)
再放送:2015年8月10日(月)
再々放送:2023年8月7日(月)
第19週 第109話 「おらのハート、再点火」
『あまちゃん』第19週 第109回
「おらのハート、再点火」あらすじ
アキをデビューさせるために春子は芸能事務所「スリーJプロダクション」を開業。自宅をオフィスにしてスタートした事務所が初めて受けた仕事は、北三陸の吉田と栗原の結婚式で披露するアキのメッセージを収めたビデオレターでした。
一方の荒巻は、GMTのデビューCDを当初目標としていた販売数を1万枚から10万枚に上方修正しました。そして当初予算の10倍の宣伝費を投入し大々的にテレビCMプロモーション活動を開始。水口はついに事務所の中で自分の居場所を失ってしまいます。
そんな中、アキのマネージャーを探し始めた春子に水口は志願。荒巻の会社を辞めることでユイをデビューさせる約束を果たせなくなったことを、水口は電話でユイに詫びました。その水口の真摯な姿勢を見た春子はアキのマネージャーとして水口を採用することを即断。
アキのことをよろしくと春子に頭を下げられた水口は、早速アキを連れてテレビ局に挨拶まわりをはじめます。偶然、テレビ局内で会った鈴鹿ひろ美にも挨拶をする水口とアキ。鈴鹿は「いつか一緒にお芝居しましょうね」とアキの新しい門出を祝福するのでした。
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『あまちゃん』第19週 第109回
「おらのハート、再点火」感想
「筋を通す」・・・ミズタクが格好良過ぎる。
アキのマネージャーを志願するものの、ミズタクを引き抜く事で太巻さんを敵にまわしてしまうデメリットを良く理解する春子さんは、ミズタクの志願をきっぱり拒否。しかし、もはや太巻さんの下で仕事する気を完全に失っているミズタクも諦めない。
「筋を通す」。そうミズタクが言って電話をかけはじめた時、僕もそうでしたが春子さんもミズタクが太巻さんに電話すると思ったはず。春子さんから引き抜かれた格好にならないように、自分から辞めると宣言するのだろうと。
しかしミズタクが電話をした相手は太巻さんでなくユイちゃんだった!太巻さんの下を離れることで、ユイちゃんをデビューさせるという約束を果たせなくなることを詫びる・・・それが「筋を通す」ことの意味だったとは。
これほど痛快な肩すかしを食らうのは大げさでなく初めてかも知れません。詫びるだけでなく「僕は諦めていない、いつかアキと一緒にお座敷列車で、なんなら満員列車で歌ってもらう」と、約束を諦めない、こんな熱さをこの男が持っていたとは。
いつの間にか勉さんの横で琥珀を磨いていた、あり得ないくらい地味な初登場を飾ったミズタクが、物語の真ん中に今度はこんなかっこ良く入り込み「第二の初登場」を飾ることになりました。つくづくすごい脚本だと思ったことでした。
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「いつか一緒にお芝居しましょうね」はアキちゃんに向けられた台詞なんだけれども
映画「探偵物語」を知っている世代としては
「かつての共演者・松田優作さんの息子さんと共演している薬師丸ひろ子さん」
としてこの台詞を耳にすると
感慨深いものが。
ミズタクのいさぎよさは、先に退社したこと。JJJに断られているのに、
ユイちゃんには、アキちゃんのマネージャーをすることにした、と
すでに入社したように語っている。まあ、アキのことを一番良く知っている
業界人で、春子にとっても一番正確を知っているから扱いやすい。
で、いきなり太巻戦略との衝突。小野寺ちゃんを売り出そうとする場面が
後の展開につながってくる。同時に鈴鹿さんのエール。後の展開の伏線。
みんな耳いいんだねえ
リアルタイムでこの放送終了後にネットで「GMTのナレーションしていたのってユイママじゃねえの?」というカキコが目立ったが後に判明するけど正解なんだよね
東京の満員電車経験した者としては満員電車でコンサートされたらたまったモノではない
ミズタクが、カッコウ良かった!