まれ 33話 希が幸枝の助手を務める

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年5月6日(水)放送
第6週 第33話 「母娘キャロットケーキ」

『まれ』第6週 第33話 「母娘キャロットケーキ」あらすじ

徹と藍子の結婚10周年パーティーの際、藍子のためにケーキを焼いてほしいと希の頼みを受けて、幸枝は早速、子供の頃に藍子が大好きだったというキャロットケーキを試作。その深く豊かな味わいに希は心の底から感動を覚えます。

その日から、希は幸枝の助手としてケーキの試作の手伝いをすることになりました。幸枝の厳しい指導のもと行われる真夜中のケーキの特訓によって、希は微妙な匙加減で味が見違えるように変わってしまうケーキづくりの奥深さを初めて知るのでした。

幸枝は希にパティシエとしての心構えを説きました。食べてくれた人の笑顔が見たいからケーキをつくるなどという者は必ず脱落する。私は自分自身が世界一のケーキをつくりたい。ただそれだけのためにパティシエを続けてきたのだと。

幸枝の特訓で知ったケーキづくりの面白さを語る希。その生き生きとした表情に圭太は心惹かれます。圭太は、自分が漆の世界に戻れたのは希に喝を入れられたお陰だと思っていました。そんな圭太の胸の内を察している一子の心中は穏やかではありません。

▼関連記事
魔女姫人形の正体はキッチンウィッチ、その知られざる暗黒史

<<前回32話 | 次回34話>>

『まれ』第6週 第33話 「母娘キャロットケーキ」
 事前発表あらすじのレビューと解説

前回、前々回と藍子と幸枝の母娘の確執とその原因が描かれてきましたが、今回は一転、希が物語の中心に戻って来ます。藍子と幸枝の仲違いを解決出来なければ、幸枝の移住を心から応援することも出来ないと考えた希は、母と祖母の仲直り企画を提案。

自ら提案したその企画がきっかけとなり、希は輪島市役所に就職する前に封印してしまったケーキづくりの夢と再び直面することになります。パーティーの席で出すケーキを希は幸枝に託します。幸枝は希を、ケーキづくりの助手に任命するのです。

ケーキづくりは経験があるものの、プロフェッショナルのパティシエの仕事を間近に見るのも、パティシエから直接の指導を受けるのも、希にはこれが初めての体験です。かつてケーキづくりを夢見ていた頃には想像だにしなかった、ケーキづくりの奥の深さを初めて知るに及んで封印されていた希の夢への気持ちが動き出さないわけがない。

希の夢への気持ちが再び動き出すのと同時に、もう一つの「気持ち」が動き出しました。圭太の希を想う気持ちです。夢を語り表情を輝かせる希に視線が釘付けになる圭太。そんな圭太のかすかな心の動きを一子は見逃してはいませんでした。

圭太と一子のすれ違いがいよいよ始まります。今回は、その二人の間に最初の小さな衝撃が走るようです。

『まれ』第6週 第33話 「母娘キャロットケーキ」
 朝ドラ観賞後の感想

幸枝さんが希の夢に気付いたようです。市役所で人を応援するだけで、自分は応援しなくていいのかという幸枝さんの希への鋭い指摘。それが幸枝さんが希の夢を察したことを雄弁に物語っています。ケーキづくりを手伝ってみるかと誘ったのも、希の夢に気付いたから。

幸枝さんのパティシエの心構えも厳しい。私は私自身が世界一のケーキをつくりたい。食べてくれた人の笑顔が見たいとほざく奴は脱落する。

そんな幸枝さんを観察している藍子さんの洞察もまた鋭い。徹さんの夢は家族のため、幸枝さんの夢は自分のため。幸枝さんの夢が自分自身のためということをよく理解している藍子さん、さすがは娘です。

そして、家族のためと「ほざく」徹さんの夢は常に挫折し、自分自身のための夢を追求してきた幸枝さんは夢を叶える人生を送って来た。藍子さんの言う家族のために夢を追って来た徹さんが、幸枝さんの指摘通りに挫折続きだったというのは皮肉です。

一方で、圭太くんと一子ちゃんの関係がいよいよ微妙になってきました。とりわけ今日の一子ちゃんは気の毒過ぎます。

▼ポイントレビュー
・今回の最後のカットは希ちゃんの笑顔のスローモーション。夢を語る圭太くんの言葉が胸に響いたか。
・封印した夢を呼び覚ますかのような幸枝さんの言葉の数々も希ちゃんに衝撃を与えているはず。
・幸枝さん、フランス在住ながら「パティシエ」と発音出来ず「パシエ」。

<<前回32話 | 次回34話>>

Sponsored Link
Sponsored Link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする