まれ 46話 能登のクリスマスケーキ

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年5月21日(木)放送
第8週 第46話 「危機的クリスマスケーキ」

『まれ』第8週 第46話 「危機的クリスマスケーキ」あらすじ

希はクリスマスケーキのルセットづくりを開始しました。しかし、フランス菓子の伝統の知識が皆無の希は浅井に協力を頼み込みました。浅井は希の要請を快諾するものの、大悟を納得させられるようなアイディアがなかなか出て来ません。

一方、徹は再びフレンチレストランの夢を追い始めていました。藍子の前では夢を追っていることを否定する徹ですが、藍子は徹の本心に気付いていました。夢を追うことを頑なに否定し静かな老後を語る徹に、藍子は複雑な気持ちを抱きはじめます。

行き詰まった希が夜中の公園で頭を冷やしていると、夜釣りをしていた大輔と遭遇。大輔との会話の中で、希はクリスマスケーキのアイディアを思いつきました。それは能登の食材を使った能登のクリスマスケーキというアイディアでした。

希は部屋に戻ると、能登から持って来た食材をバッグから引っ張り出し、クリスマスケーキの試作を開始しました。試作を重ねる希の様子を見守っていた大輔もいつしか居眠りする中、希は夜を徹してクリスマスケーキの試作品を完成させるのでした。

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『まれ』第8週 第46話 「危機的クリスマスケーキ」
 事前発表あらすじのレビューと解説

ルセットづくりに手を出すなと陶子から手厳しく言われても、手を出さずにはいられない希は、浅井の協力のもとルセットづくりを開始。美術書、洋菓子や料理の写真集等々、浅井がこれまで集め続けて来た資料を参考にしてアイディア出しをはじめます。

しかし、そのアイディア出し手法に行き詰まった希が大輔との会話の中から重要なヒントを得ることになります。希のお菓子ノートを見た大輔は、希のケーキのアイディアはすべて日常生活の大切な場面から発想されていることに気がつきます。

大輔のその指摘に我に返った希は、能登の暮らしの中で常に身近にあった食材をつかった「能登のクリスマスケーキ」というコンセプトを見いだします。

大輔との会話を通して改めて気付かされた自分のものづくりの原点は、故郷での大切な日常生活の中にあるという事実。この気付きは、代替クリスマスケーキのアイディアに行き詰まった今の状態を解決するに足る大切な気付きでした。

しかし『まれ』の物語後半で希が、能登で洋菓子店を開業するという決断に、この時の希の気付きが影響を与えることになるかも知れません。物語全編を通して重要な意味を持つ気付きであったと思わずにはいられません。

『まれ』第8週 第46話 「危機的クリスマスケーキ」
 朝ドラ観賞後の感想

ケーキづくりと並行して、ジワジワと進んで行く希ちゃん、圭太くん、そしてゴン太の三角関係のフラグの描き方が見事でした。一方で、また波乱含みの徹さんと藍子さんの二人。こちらもジワジワと何かが動き始める予感がします。

水面下で何かが動き始める予感を漂わせながら、極めつけの変人、ケーキ馬鹿の大悟さんを納得させるルセットを完成出来るのか。それとも失敗し浅井くんは田舎に戻るのか。もう一つの物語も並行して語るストーリーテリングが今回も巧みです。

追記:伝統のフランス菓子にこだわる大悟さんのモデルはもしかすると東京・尾山台にある洋菓子店「オーボンヴュータン」のシェフ、河田勝彦氏かも知れません。朝ドラ『まれ』の製菓監修の辻口パティシエは若い頃にこのシェフのお店で弟子入りしていました。

フランス帰りの巨匠であること。フランス菓子の伝統にこだわり決して日本式のショートケーキを決してつくらないことなど、河田勝彦シェフと大悟さんの間には共通点があります。ただし変人ではありません。

浅井くんが語る、大悟さんのケーキづくりのフランスの伝統へのこだわりを聞いて、思い出しました。

オーボンヴュータン

▼ポイントレビュー
・浅井くんがケーキオタクぶりを発揮
・大悟さん、暇な時には天中殺の手伝いをするのか
・お客さんに、注文をすぐ言え、早く食え。大悟さん最強
・港の場面のしっとりした映像が美しい
・大輔くんのニックネームがいつの間にかゴン太に確定
・今回はニャーニャーに会えなくて残念

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コメント

  1. koji より:

    ルセット漏洩の件は思わぬ形で無かったかのようになりましたね(笑)。

    しかし本作はメインストーリーとサイドストーリーの区別がつかない。。。

    と言うかメインストーリーが何本もあるかのような演出に惹かれてしまいますね(笑)。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 本作はメインストーリーとサイドストーリーの区別がつかない
      > メインストーリーが何本もあるかのような演出
      僕も群像劇は大好物なので、とても楽しめます。