まれ 51話 一徹がみのりと結婚宣言

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年5月27日(水)放送
第9週 第51話 「再出発エンゲージケーキ」

『まれ』第9週 第51話 「再出発エンゲージケーキ」あらすじ

大晦日。徹の友人のIT会社は将来有望な会社であることを一徹は調べ上げました。今度は間違いないだろうと太鼓判を押す一徹は、両親揃って東京に行くことをすすめました。一徹が関東方面の大学に進学すると聞いていた徹は、東京に戻る話に乗り気になります。

しかし一徹が意外なことを言い始め家族を驚かせました。自分は大学には進学せずにデイトレードの道を歩む。高校卒業後は能登で結婚し家庭を築くつもりだと。そして一徹は両親に告げました。自分はみのりと結婚することを。

話を聞きつけてみのりの両親もやって来ました。真人と久美はデイトレードのような不安定な職を持つ一徹に娘はやれないと、みのりの結婚に猛反対。話し合いが膠着状態に陥る中、みのりは徹の部屋に立てこもり無言の抗議をはじめます。

明くる日、2003年元旦。徹の部屋に立てこもったままのみのりは、面々の説得にも応じず、部屋から出て来ようとはしません。一同が困り果てているところに高志が珍客を連れてやって来ました。大輔が横浜からやって来たのです。

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『まれ』第9週 第51話 「再出発エンゲージケーキ」
 事前発表あらすじのレビューと解説

一徹とみのりがまさかの結婚宣言!劇中の登場人物たちも、そして視聴者にとっても寝耳に水の展開です。一徹とみのり、まさかの組み合わせではありますが、二人の生い立ちを整理してみると、実は納得出来る組み合わせであることがよくわかります。

幼少期に父親不在の暮らしを長期間強いられていた一徹は、長男としていつか母と姉を自分が支えなければならないという家長の自覚が早くから芽生えていたのかも知れません。そして家長として、あるべき家庭の姿を思い描いていたのでしょう。

一徹にとってのあるべき家庭の姿とは、徹が築いた家庭とは真逆の家庭。具体的には、みのりの両親が築いたような暖かで安定感のある家庭が、一徹が「家長」として思い描いていた家庭だったのでしょう。

そしてみのりもまた、両親が築いてくれた暖かい家庭を自分でも再現することが夢だった。同じ将来の望みを持った二人が結婚するのは、極めて自然な流れです。一徹とみのりの二人が幸福な家庭を築くことを切に願っています。

追記:みのりの父が扮していた「アマメハギ」とは輪島市に伝わる伝統行事です。秋田県のなまはげや山形県のアマハゲとよく似た行事で、「アマメ」とは火鉢にずっとあたっていると出来る火ダコで怠け者の証し。「ハギ」は剥ぎとること。

そして、火ダコを剥ぎとる妖怪の中を「アマメハギ」と呼び、怠け者を戒めることを目的とした行事なのだそうです。

『まれ』第9週 第51話 「再出発エンゲージケーキ」
 朝ドラ観賞後の感想

今回の騒ぎは『まれ』始まって以来の最大規模の騒動だったかも知れません。しかもそんな大騒動を巻き起こしたのが大人も若者も含めて、これまで最も安定感のあったキャラ二人というギャップが楽しい。

大騒動を巻き起こしたものの、よく考えてみると一徹くんとみのりちゃんの行動には思い付きや軽はずみな面が微塵もない。しかも、若いながらによく練られたライフプランを持っているところなど、今回集まったどの大人たちもかなわないレベルです。

至って冷静沈着。結婚宣言直後の大人たちの騒動も前もって想定していたとしか思えない一徹くんとみのりちゃん。そんな二人の周りで右往左往するしか出来ない大人たちや仲間たちなど能登の面々。

そんな中で、ただ一人騒動の成り行きを嬉しくてならない様子で見守る文さんの笑みがおとろしい。横浜編になって以来、文さんの出番が少なくなり寂しく思っていたので、久々に魔性の文さんを心から楽しませてもらいました。

▼ポイントレビュー
・久々に文さんの魔性の微笑みを見た
・微妙な関係なのに希ちゃんのもとにやって来る一子ちゃん
・その微妙な関係を妙に気にする文さんはやっぱり魔性の女
・みのりちゃんがいなくて寂しいゴン太が可愛過ぎる
・ゴン太とゴン太の初対面場面のゴン太(芝ワンコのほう)の演技は神レベル

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コメント

  1. えびすこ より:

    劇中では2003年を迎えましたが、土屋さんになってからまだ1年何か月しかたっていないですね。まだ3分の2ありますが、比較的ゆっくり進みそうですね。
    2015年まであと12年ありますが先は長い?ようですね。

    ところで今期の民放のドラマは「固い内容・テーマの番組が多い」と言われますが、4~6月期にしては珍しいですね。
    7月スタートのドラマは柔らかい番組もありそうです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      7月スタートのドラマといえば『花咲舞』の続編が登場します。
      しかし、同じ原作者による『半沢直樹』の続編はどこに行ってしまったんでしょうか。

      > 2015年まであと12年ありますが先は長い?ようですね。

      6月の下旬にやっと2005年か2006年になるようです。
      本当にゆっくりですね。

  2. だんきち より:

    こんにちは、いつも楽しく拝見しています。
    今回(51話)の一徹・みのりの結婚宣言を、「よく練られたプランに大人が右往左往」と書かれていますが、本当に練れらているならば、双方の両親以外には根回し済みで、認めざるを得ない…というストーリーでもよかったのでは、と思いました。
    「これだけ私たちが考え抜いた完璧な人生設計をどうして大人は認めてくれないの!」とばかりに拗ねて籠城する姿は、現実的に考えれば却って逆効果。みのりのキャラ設定としても、少し違和感を覚えました。
    一方の一徹君は「説得するからとりあえず出てきなよ」と努めて冷静ですが、そう思うのであれば、折り入って相談がある、と手順を踏んでも不思議はなかっただけに、ドタバタありきの展開が個人的には残念です。
    こうすることで、大人顔負けの計画を立てていてもまだまだ未熟である、という意味合いを持たせたかったのかもしれませんが。
    それはともかく、犬の方のゴン太くんの名演には、まったく異論ありません(笑)。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      そもそも一徹くんとみのりちゃんの不備がこの騒動を引き起こしたという視点がスッポリ抜け落ちていました。
      一徹くんとみのりちゃんは親の立場に立ってみると「手のかからない子」ですが、それ故に親に何かを反対された経験に乏しく、親の反応を読み違えたのかも知れませんね。

  3. 能登住民 より:

    「とと楽」=なまけものではありません。
    「能登のとと楽加賀のかか楽」は、(漁師や農家が多い)能登では
    妻が働き者で手伝ってくれるので、夫は楽になる
    加賀は夫が稼いでくれるので、妻は楽である
    このような意味合いです。 ドラマの中でも誤解されるような使い方を
    されていたので、残念に思いました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      とと楽の言葉の意味につき、曲解しておりましたことお詫び申し上げます。また、本記事中にあるとと楽という言葉について誤解を生じかねない記述については、ご指摘を受け削除致しました。