NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あまちゃん』
本放送:2013年9月3日(火)
再放送:2015年9月8日(火)
再々放送:2015年9月5日(火)
第23週 第134話 「おら、みんなに会いでぇ!」
『あまちゃん』第23週 第134話
「おら、みんなに会いでぇ!」あらすじ
東日本大震災当日の夜。ユイに電話をしたアキは、ユイの無事を喜び、コンサートが延期になったことを告げました。帰宅難民となったアキは上野から世田谷まで歩き、深夜に帰宅。北三陸の夏からも無事を知らせるメールが届きました。
一方の北三陸では、震災翌日には道路も線路も寸断される中で、大吉や吉田が北鉄復旧に挑み始めていました。たとえひと駅間であろうとも北鉄の走る姿が人々を勇気づけると、大吉は北鉄職員たちを激励しました。
大吉たちの獅子奮迅の働きにより、震災5日後には北鉄は北三陸〜袖が浜間で運行を再開。北鉄運行再開を知った夏はウニ丼を持って北鉄に乗り込んで来ます。北鉄が走り出すと、大吉たちの懸命の努力を応え、道行く人たちが北鉄に手を振るのでした。
一方、東京では映画『潮騒のメモリー』が震災を受けて一週間で上映打ち切り。春子の事務所に所属した鈴鹿ひろ美は、震災のショックから仕事を再開出来ずにいました。その頃アキは、北三陸に帰りたいという気持ちを募らせ始めていました。
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『あまちゃん』第23週 第134話
「おら、みんなに会いでぇ!」感想
大吉さんの働きを見ていて震災当日の夜のことを思い出しました。震災当日、僕は新宿にいました。翌日から海外在住の知り合いを訪問する予定にしていた僕は、新宿の伊勢丹本店でお土産を購入。買い物が終わってほどなくしてあの地震が発生しました。
大部分の鉄道が翌日まで運行を取りやめる中、僕が帰宅に使う私鉄は午前0時過ぎに運行を再開し通常のダイヤにはない深夜の臨時列車を出してくれました。その私鉄の車内での方々から聞こえてくる会話がいまだに忘れられません。
電車が新宿駅を出発すると同時に、車内ではダイヤの乱れをお詫びをするアナウンスが流れました。しかし、その車内放送に対して方々からこんな声が聞こえて来ました。お詫びどころか感謝したいくらいだ。こんな深夜に臨時電車を走らせてくれるなんて・・・
話しを大吉さんに戻します。自分の職業に誇りと愛情を持ち、使命感を持った仕事をしてくれる大吉さんのような人々の働きのおかげで、どれだけ多くの人が勇気づけられたことか。そんな感謝の気持ちが、大吉さんを見ていて蘇ってきました。
一方で、震災のショックで仕事を再開出来なくなった鈴鹿ひろ美が心配です。有事の際に必要とされない傾向にある職業に就く人の辛いところです。
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ゴダイゴ 「銀河鉄道999」
宮沢賢治作詞・作曲の歌 「星めぐりの歌」
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いいな!
今回特によかったのは、天野と種市がガード下でしんみりと語り合うシーン。こんなところにもしっかり笑いの要素を入れてしまう脚本家のセンスが好きだ。
北三陸で過ごした、一年ちょっとの、おらの楽しがった思い出が、記憶が、薄れていぐっていうか。塗り替えられでいぐっていうか・・。
東京に戻って2年経つから、確かに記憶も薄れるだろう。でも、訛りが全然消えないのはなぜなんだ?w
それと、あのシーンで映っていた夜泣きそばのリヤカー屋台がいい味を出していたな。昔仕事帰りに上野駅広小路口のガード下でよく食べた(あそこはたくさんの屋台がズラリと並ぶ)。冬の寒い晩に一度だけにんにくラーメンを注文したらポカポカになったが、翌朝出勤時のすし詰め電車で「何だ、この臭い?」、「どいつだ?」、「非常識よねえ・・」とか露骨に言われてしまったのだw
確かに、俳優がその本領を発揮するには、被災地は余りに条件が悪い。
鈴鹿の苦悩が終盤の奇跡を生む・・・
隅から隅まで計算されたシナリオだ。
ただ、実際のところ歌手にしても、バックバンドがなけりゃ聴き手を満足させられないわけで、戦時中の慰問団だってかなりの大所帯だったんだけどねw
(この状況下で)北鉄が走るってだけで、勇気付けられる人、一杯いると思うんです
これはストーブの言葉。これが正・副駅長を鼓舞したんだけど、何か評価低いっすねw