NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あまちゃん』
本放送:2013年9月4日(木)
再放送:2015年9月10日(木)
再々放送:2023年9月7日(木)
第23週 第136話 「おら、みんなに会いでぇ!」
『あまちゃん』第23週 第136話
「おら、みんなに会いでぇ!」あらすじ
アキは春子と正宗に宣言しました。自分は北三陸に帰りたいと。アキの宣言を聞いて春子は激怒しました。これまで何をやってもすべてが中途半端だった。アイドルの道も中途半端なまま投げ出し諦めてしまうのかと。
しかしアキも負けずに反論します。諦めるわけではない。今は歌や芝居よりも北三陸の人々のことが気になるのだと。そしてアキは両親に逆提案しました。北三陸には自分一人で帰ることにする。春子と正宗はこのまま東京で仕事を続けてはどうかと。
アキは続けます。震災後スランプに陥っている鈴鹿ひろ美を春子に支えてもらいたい。もとの大女優に戻してもらいたいと。東京に残りたかった春子はアキの提案に心から喜び受け入れました。大人になったアキに正宗は感極まって泣き出してしまいます。
水口は涙をこらえてアキの希望を受け入れました。翌日から、アキの挨拶まわりがはじまりました。鈴鹿ひろ美、荒巻、寿司屋、そして安部とGMTのメンバーたち。種市に持たされた卵焼きを涙ながらに頬張りながら、アキは一年半ぶりに北三陸に向かうのでした。
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『あまちゃん』第23週 第136話
「おら、みんなに会いでぇ!」感想
アキちゃんがいつの間にか大人になっている!
アキちゃんは、自分としては北三陸に帰りたい。しかし、自分が帰ってしまってはスランプに陥った鈴鹿ひろ美が心配でならない。そして、何より春子さんが東京で仕事を続けたがっている。加えて正宗さんは春子さんと一緒に暮らしたい。
対立する四者の利害の一致点を見つけてそれを母親に提案出来るまでに成長したアキちゃんがまぶしい。そして娘の提案を受け入れる春子さん。提案を受け入れたのは娘が成長したことを認め、大人になったことを祝福するサインであると僕は受け止めました。
そしてアキちゃんはお世話になった人々に挨拶まわり。特に鈴鹿ひろ美との別れの場面は美しかった。「(向いてないのに続けるのも才能という)鈴鹿さんから頂いた言葉、生涯忘れません」このアキちゃんの折目正しさが泣かせます。
そしてこのアキちゃんのこの感謝の言葉によって、どうやら鈴鹿ひろ美は立ち直りのきっかけをつかんだようです。期せずしてアキちゃんは鈴鹿ひろ美に恩返しした格好になりました。恩返しによって東京の人々に対して掛け値がなくなったアキちゃんが、ついに東京を旅立ちます。
追記:夏ばっぱからもらったウニ丼を涙ながらに食べながら北三陸を発った時のアキちゃんと対をなすように、種市くんが届けてくれた卵焼きを同じく涙ながらに食べながら東京を絶つアキちゃん。泣きながらも食べる手を休めないその旺盛な食欲が、別れの悲壮感を明るく消してくれて、後味さわやかです。
あまちゃん|感想あらすじネタバレトップページ
「向いてないけど続ける」自分の言った言葉に自分で励まされる。
鈴鹿さんの第2章も始まるのか。
「日本一の天野あきになる」。うん、のん以外に天野アキを演じられる
人などいない、とあらためて思わされる。
太巻社長との笑顔の別れの握手。すっかり柔らかくなりました。
先輩との南部ダイバーの送り出し。やっぱり先輩は彼氏と言うより、
戦友だな。
小野寺ちゃんも帰りたかったでしょうね。でもたぶんお母さんに言われたでしょう。
あんたが頑張っている姿がみんなの励ましになると。
中の人もそうだし、朝ドラはじめ多くのドラマで活躍している富田望生も
地元のみんなに元気で頑張っている姿を見せたくて役者続けているし。
春子さんと正宗さんは、よりを戻したんだ!
この時、私は分かりました。
「受け要りました」って何語だ?w
今回のお気に入りは天野が関係各位に挨拶回りをする所。あのときばかりはみんなが天野に優しかった(マメりんはいなかったけど)。でも、一番よかったのは、やはり番組収録中のスタジオに天野が乱入するシーンだ。大女優に宇宙服を着せるなんてNHKも人使いが荒いなあ・・などと思っていたが、何とあれは本人のアイデアだったらしい。要するに彼女自身が着てみたかったんだね(扱使われたのはNHKの方)。
しかしあれは何だったんだろう。CMの様な感じもするけど、もしかして、寿蘭子月面編とか?w
揚げ足ですw
「水口は涙をこらえてアキの希望を受け要りました」
ここは「受け入れました」または「受け容れました」ですよね。
すづれいすますた。