あまちゃん 137話 一年半ぶりに北三陸帰郷

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あまちゃん』
本放送:2013年9月5日(金)
再放送:2015年9月11日(金)
第23週 第137話 「おら、みんなに会いでぇ!」

『あまちゃん』第23週 第137話
「おら、みんなに会いでぇ!」あらすじ

震災から三ヶ月経た2011年6月24日。アキは一年半ぶりに北三陸に帰って来ました。しかし、北三陸の駅に降り立ったアキは慄然としました。初めて北三陸に来た時以上に閑散とした駅前の様子や誰もいない駅、そして倉庫と化した観光協会の事務所の様子に。

アキは北鉄に乗って袖が浜駅へ。津波の被害の跡が生々しく残る車窓から眺める風景に、アキは言葉を失います。そしてアキは痛感するのでした。北三陸で過ごした幸福な日々はもう戻らないのだと。アキはユイとお座敷列車で歌った思い出を噛み締めていました。

そんなアキを乗せた北鉄が袖が浜駅に近づくに連れ騒々しい音が響いて来ます。袖が浜駅のホームでは、アキの到着を待ちわびる北三陸の面々が大漁旗や幟を持って待ち構えていたのです。歓声を上げる一同の大歓迎を受けながらアキは袖が浜駅に降り立ちました。

アキと一同らは夏が一人で暮らす天野家へ。しかし、家の中を探しても夏の姿はどこにも見当たりません。海の様子を見に行ったアキはそこでついに夏と再会。夏はすでに海女として完全復活を果たし、海に潜り始めていたのです。

『あまちゃん』第23週 第137話
「おら、みんなに会いでぇ!」感想

バスの車窓から見える夜明け頃の海岸の変わり果てた姿。閑散として人の気配が全くない北三陸駅前。観光協会の事務所は救援物資の物置と化し、本来の観光協会としての機能を失っていることは明らか。

沈黙に支配された北三陸の中で、唯一にぎやかなのはアキちゃんの脳裏によみがえる北三陸で過ごした幸福な日々の記憶だけ。しかし、それらの思い出はもう取り返すことが出来ない。これほど静けさに満ちた『あまちゃん』は初めてのことかも知れません。

その悲しみを湛えた静けさが一気に打ち破られる袖が浜駅でのアキちゃん凱旋歓迎場面は、思わず鳥肌が立つほどに空気の流れの転換が鮮やかで、泣く場面でもないのに涙腺を大いに刺激されました。

震災前の変わらない明るい笑顔でアキちゃんを出迎えた北三陸の面々ですが、それぞれに深い傷を負っていないはずがない。

東京ではアキちゃんが触媒となって太巻さんが長年の苦悩から解放され、春子さんは失った人生を取り戻すことが出来ました。東京で二人の心の深い傷を期せずして癒したアキちゃんが、北三陸の人々が心に負った傷を癒してゆく物語がこれからはじまります。

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