あまちゃん 140話 漁網用い復興のミサンガ

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あまちゃん』
本放送:2013年9月9日(火)
再放送:2015年9月15日(火)
第24週 第140話「おら、やっぱりこの海が好きだ! 」

『あまちゃん』第24週 第140話
「おら、やっぱりこの海が好きだ! 」あらすじ

ユイが人前に出たがらない理由を確かめるために、アキはユイが見た光景を自分の目で見ることにしました。アキは大吉に案内を頼み、ユイが閉じ込められた畑野トンネルの中を歩きます。そのトンネルを抜けた先の光景にアキは言葉を失いました。

ユイが負った心の傷がどれほど深いものなのかを察したアキは、ユイだけでなく北三陸の人々の傷ついた心の中を思い胸を痛めました。そんな中、アキは津波で使えなくなり放置された漁網を使ったミサンガづくりのアイディアを思いつきます。

しかし漁協の面々は、漁師の魂ともいえる漁網をミサンガの素材にすることに難色を示します。そんな漁協の面々に夏は異を唱えました。神聖な漁網のミサンガこそ復興のシンボルにふさわしい。そして、その売り上げで新しい漁網を買うことも出来ると。

その一方で、津波の爪痕にショックを受けたアキは夏に尋ねました。津波を見て海が怖くないのか。引退しないのかと。夏はアキに応えます。自分たちを育んでくれた海が一回や二回荒れたところで、他所に移るつもりはないと。アキは夏の言葉に深く頷くのでした。

『あまちゃん』第24週 第140話
「おら、やっぱりこの海が好きだ! 」感想

ユイちゃんが負った心の深い傷を理解しようと、アキちゃんはユイちゃんの恐怖の追体験をしました。そんな親友思いのアキちゃんの優しさが泣かせます。

そして、アキちゃんはユイちゃんの心の傷を深く理解した。理解したというよりアキちゃんもユイちゃん同様に心に傷を負ってしまったと言うべきかもしれません。

海の恐ろしい一面を見せつけられて震え上がったアキちゃんが、高齢を理由にして夏ばっぱを海から遠ざけてあげようとするお婆ちゃん思いもまた優しい。(「夏ばっぱはもう67歳だべ、四捨五入すれば100歳だべ」という名言が可愛い)

そんな祖母思いのアキちゃんの心遣いを汲み取りつつ、怖い思いをしてもなおその地を離れない理由を言葉を選びながら説く夏ばっぱの説明が深い。海とともに生きて来た人々の海への深い愛情と感謝が、以下の二つの素朴ながら味わい深い説明に凝縮されていて胸を打たれました。

一、眼鏡会計ばばあと組合長は、海で19歳の息子を失った。しかも死んだ息子の遺品を今度は津波に流された。それでも尚、笑って海とともに生きている二人に海は危ないから引っ越せとは言えない。

二、忠兵衛と引き合わせてくれた上に、これまでおまんまを食べさせてくれた海が一回や二回ヘソを曲げたくらいでよそで暮らそうとは思わない。

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